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■ 2008年06月26日(木) 賽は投げられたII
2004年3月に呉に来て、4年と3ヶ月。遂に、呉を離れることが決まりました。
10月1日付で、相方が北海道大学に異動します。
北大の教授が、相方が学生時代に所属していた研究室の助教授だった人で、今までもずっと「ポストが空いたら呼ぶから」みたいな話はあったんです。でも私は寒いの嫌だし遠いし大雪なんか困るし、「北海道はヤダ」「本州で勘弁して」とずっと言い続けてました。去年初めて北海道へ行き、札幌の水が硬水だと知り、余計に「此処は私が住める場所じゃない」と思いました(アトピーで肌が弱いので、硬水だとガサガサになるのです)。
1週間前、北大の教授から正式に北大助教の話が来ました。
旧帝大の教授から、名指しで招聘して貰えるなんて、またとない機会だと思います。それでも相方は、私がずっと「嫌だ」と言っていたから、私に一応本当に招聘の話が来たことを伝えつつも、断る覚悟もしていたんだと思います。
正直、いくら札幌だろうと北海道なんか住みたくありません。 でも向こうの教授が相方に言ったという 「そんな私大にいつまでもいると、這い上がれなくなるぞ」 という言葉には、納得出来るのです。 三流私大と旧帝大じゃ、同じ人物が同じ内容で研究費の申請書出したって、採択される率は絶対に旧帝大の方が上なんです。そんなの、研究室秘書やってた私はよく知ってます。 私の我儘で、相方の将来を潰せません。そんなこと出来ない。
今の勤務先は私大でも割と給料いいらしいので、異動すれば給料は悪くなります。しかも亜寒帯の冬を越せるような防寒着は持ってないし、ヒーターだってないし、雪道を歩ける靴もなければ、車もない。微々たる退職金は出るけど、それを老後のために貯めることも出来ない雰囲気。
そう、9万キロを突破した愛車フィットちゃんも、北海道には連れて行けないのです。ごめんねごめんねフィットちゃん。こないだタイヤ交換したばっかだし、まだまだ走れるのに、でも北海道は寒冷地仕様じゃないと無理なんだよ。ごめんね。
相方は私のために、家庭用の軟水装置を付けてくれるそうです。冬場に外に出ることなんか全く期待されてないので、働かなくていいそうです(相方曰く「雪積もったらお前は定時に辿り着けない」)。東京にも、今までと同じくらいのペースで帰っていいよって言ってくれます。
広島に来た時にもホームシックにはならなかった(東京シックにはなったけど)のに、こないだ初めて実家の母に電話して泣きました。
なんちゃって亜熱帯東京で生まれ育った私が、真性亜熱帯沖縄の血を引く私が、いきなり亜寒帯の冬を越せるのか。 どれだけ寒いのか想像も出来ないだけに、不安で潰れそうです。みんな口を揃えて言うんだよ。 「 家 の 中 は 暖 か い よ 」 だから外はすげー寒いんだろ(#゚Д゚)ゴルァ!!
取り敢えず、お盆前後に帰京した後、8月末か9月頭に北海道へ飛んで、家探してきます。9月末に引っ越して、何と10月頭にゃ東京で学会あるからすぐ帰って来ちゃうんですよw
それまでにこの辺でまだ行こうと思ってて行ってないとこに行かねば。その最たる所が隠岐なんですが、一体いつ行ったらいいものやら。 あーGWにこんぴら登っといて良かった。こないだ無理して出雲大社御本殿見てきて良かった。
そーゆーワケで「呉に遊びに来たい」とか思ってる方はお早めにどうぞ。
北海道に何年いるかは判りません。助教で採用されて講師になるまではいるけど、准教授になる際には上との年齢的な関係で動くことになるみたいです。取り敢えず准教授ポストは東京の一流私大目指して頑張って頂くとしましょう。
今はまだ不安で不安で、体重が50kg切りそうなイキオイです。北海道で美味いモンいっぱい食べて太ってもいいように準備中(ぇ
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・過去の「今日」。
2006年06月26日(月) 風邪ひいた 2005年06月26日(日) in 越前(長いです) <画像あり>
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