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2006年11月10日(金)
  バファリンの真実

 「バファリンの半分はやさしさで出来ています」

 とっても有名なこのフレーズ。「やさしさ」というのは要するに「胃薬」です。鎮痛薬って胃が荒れやすいんですよね。処方薬の鎮痛薬だと必ず一緒に胃薬を処方する医師もいます。鎮痛薬と胃薬、両方一緒にしちゃったのがバファリンです。

 一番ノーマルなバファリン、「バファリンA」の場合、鎮痛成分のアセチルサリチル酸330mgに対し、制酸剤のダイバッファーHTが100mg入ってます(1錠中)。ま、半分じゃないけどね。3分の1にも満たないけどね。ちなみにアセチルサリチル酸は「アスピリン」。アスピリンと書くとピリン系と思われるから書かないんでしょうね。アスピリンはピリン系ではなくサリチル酸系です。非ピリン系です。

 閑話休題。ところがですよ。

 バファリンプラスの成分は、アセチルサリチル酸とアセトアミノフェンのダブル鎮痛成分に無水カフェインとアリルイソプロピルアセチル尿素が入ってます。無水カフェインは鎮痛剤の働きを助ける効果があり、アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静薬です。
 新製品バファリンルナはイブプロフェンとアセトアミノフェンのダブル処方。イブプロフェンはバファリンAのライバル・イブA錠の主成分ですね。それにプラスと同じく無水カフェインとアリルイソプロピルアセチル尿素が入ってます。
 バファリンLはアセトアミノフェン・エテンザミド・無水カフェインの所謂「ACE処方」にアリルイソプロピルアセチル尿素。エテンザミドもサリチル酸系の鎮痛剤です。
 小児用バファリンCII・小児用バファリンチュアブルはアセトアミノフェンだけ。キッズバファリンシロップSはアセトアミノフェンに加えて抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェンヒドラミンが入ってます。

 ・・・・・・・・・はて?

 「やさしさ」がない・・・・・・・・。

 そうなのです。「やさしさ」が入ってるバファリンは「バファリンA」だけなんですよ!! そのバファリンAでさえ成分的には「やさしさ」の量は3分の1以下・・・!(賦形剤とか添加物とかも「やさしさ」にすれば半分超えるだろーけどさ) それともいつの間にか「やさしさ」は胃薬じゃなくなってた? 今のCMじゃ「バファリンの半分はやさしさで出来ています」とも言ってない気がするけど。

 や、私は消炎鎮痛薬に胃薬いらない人間なんで、別にどーでもいいんですがね。


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・過去の「今日」。

2005年11月10日(木) 「おはようございます」
2002年11月10日(日) 振り返れば
2001年11月10日(土) 本日の府中

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