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■ 2005年05月10日(火) 軽々、夏支度。
美容院は、正直好きじゃない。知らない人・親しくない人と接するのは煩わしく思う方だし、しかもその人達に髪を触られる。それなりの時間を拘束されるのもまた煩わしい。場所が場所だけに、ある程度お洒落をして行こうと思うし、それはまあ楽しいのだけれど、面倒な部分も否定出来ない。
厭なら自分で染めて切れ、という話だが、染めることは出来ても(こっちはそこそこ自信がある)、髪を切れるほど器用ではない。今まで何人か「自分で髪を切っている」という友人に出会ったが、それはもう尊敬に値することだ、技術か勇気の少なくともどちらかは。
でも、このまま伸ばすにしても切るにしても、そろそろ美容院に行って毛先を切るなりバッサリいくなりしないと、本当に怠惰に伸ばしただけの髪なのだ。元々少なくはない毛量だから、いい加減重い。カラーも、年末に自分で染めて以来だから、かなり根元の黒い部分が目立ってきた(これは、ズボラというよりアトピーの都合)。
もう流石にヤバイぞ。行け。行くんだ自分。女だろっ。
-------------- 東京以外の土地で美容院に行くのは初めてのことだ。地元の有名店のサイトをチェックし、女性スタイリストがいることを確認して(男性に髪を触られるのは苦手なので)電話。今日OKということだったので、行ってきた。
はじめまして、と挨拶を交わしたスタイリストさんは、おっとりした広島弁を喋る方だった(多分、私より少し若い)。アシスタントの女の子(明らかに私よりかなり若い)は、そこまで強い広島弁ではない。オフィシャルな場では標準語の敬語で話そうとしている感じ。 最初にバッサリ10cmか15cmくらい切ってもらって、それからカラーリング。そのあと、再度ハサミを入れて毛先の調整をして、ブローして完成。トータルで3時間強。大半はカラーリングの待ち時間だろうけど、やっぱり時間が掛かる。 カラーリングの待ち時間といえば、この美容院ではその間のドリンクをメニューから選ばせてくれた。今まで行ったところでは、コーヒーか、ミネラルウォーターか、くらいで殆ど選択肢もないか、いきなりコーヒーが出てくるか、という感じだったけれど、ここはカルピスやら烏龍茶やらかなりの選択肢があって驚いた。慣れない場に長時間座らされて渇いた喉に、オレンジジュースが美味しかった。
ファッション誌をあんなに読んだのも久しぶり。女の人と顔を見ながら会話をしたのも久しぶり。スタイリストさんとアシスタントさんが訊いてくるから聞かせた東京の事象(最近は余り見ないヤマンバギャルとか、着ぐるみ着て歩く子とか、芸能人がバイト先に買い物に来るとか)は、「事実」として目の前で語られると彼女らには結構衝撃的であるらしい。
会計を終えて外に出ると、春と夏の間の風。この時期の広島は本当に空が白くて、酷い時には晴れているのか曇っているのかもよく判らない程だ。今日も来店時にはかなり空が白かったが、日の傾きの関係なのか純粋に黄砂が減ったのか、帰り道の空は少し青かった。それでもまあ、東京並ってとこだけど。
さあ。アタマが軽くなった分、夏に向けて少しは身軽に動くのだ自分よ!
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・過去の「今日」。
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