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■ 2005年04月11日(月) 「愛国無罪」
中国での反日デモ。そのスローガンに「愛国無罪」って言葉があるらしい。「国を愛しているなら多少のことは罪ではない」、そんな意味らしい。何て危険な思想だろう。戦前の日本と違わないと思うのは間違っているだろうか。
日本が過去に中国とその国民に対しどれだけ酷いことをしたかは知っているつもりだ。学校でも習うし、そうでなくても情報は入ってくる。日本の学校の授業は、必ずしも教科書の通りに進められるものではないし、その分担当教師の考えに左右されるけれど、小学校から中学・高校までずっと同じ先生の思想にさらされる訳では決してないから、その点にそう問題はないと思う。
はっきり言う。 中国人に「日本人の歴史認識は正しくない」などと言われる筋合いはない。正しくないとしても、それはお互い様だ。中国人の歴史認識だって全く正しくなんかない。
あのような下等な行為で自分たちの主張を通そうとする国民の行為を受け容れる国に、オリンピックを開催したりする資格はない。
「愛国無罪」。そんな思想が通るのなら、私は日本を愛しているから、中国に対し謝罪する心を棄てても罪ではないのか? 日本を愛しているから、日本にいる中国人や韓国人・朝鮮人を差別しても罪じゃないというのか?
馬鹿馬鹿しい。国を愛するために罪を犯し、それを国が許すというのなら、そんな国は愛する価値なんかあるものか。
日本の過去の行為を詫びる気持ちはある。が、今の中国には幻滅だ。勿論、全ての人がそうではないと思う。でも、今の彼らには、正直「憐れみ」の感情しか出てこない。 国家に洗脳され、本当に正しいことを見ることが出来ない。そんな彼らは気の毒だね。これではお互いに理解し合うことは不可能だろう。
近くて遠い国。戦後60年。かの国は益々遠離っているようだ。お互い様といえば、お互い様なのかもしれないけどね。
所詮、対立項のどちらかに属している以上は、正しい判断なんて出来ないのかも知れない。だからといって、正しい判断をすることを放棄するのは、悲劇的な行為だけど。
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・過去の「今日」。
2004年04月11日(日) 木の香りのする橋 <画像あり> 2003年04月11日(金) 新事実
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