|
|
■ 2005年03月03日(木) 夫婦という関係
夫婦が10組いれば、10通りの関係があると思うけれど。
「何がきっかけで結婚したの?」 というような問いを投げかけられることがある。ずっと一緒にいたいから、法的に関係を保証されたいから、こどもが欲しいから。きっと、ひとにより色んな「きっかけ」とか「理由」とかがあるんだと思う。でもうちは「彼が広島で就職することになったから」が理由で、それ以上でも以下でもない。彼が東京(とその近郊)で就職を決めたなら、私は恐らくまだ結婚しなかっただろう。
「結婚って、どう?」 というような問いを投げかけられることもある。正直、特に何とも思わない。強いて答えを出すならば、「面倒だよ」。法的な様々な手続、相手の家族・親族との関係。しなくて済むのならば、しなくていいんじゃないか、と思う。
女は経済的に自立出来るのならば、結婚なんかしなくていいんじゃないか、と本気で思う。扶養に入れないだけの稼ぎがあるのならば、結婚するメリットって何があるんだろう? ふたりの関係なんてふたりが承知していればいいことで、法律に認めてもらわなくたって別にいいと思うし。 それでも私は稼ぎがないから結婚したんだけど。
同じ屋根の下に暮らし、夜はほぼ同じものを食べ、同じテレビを見る。携帯は家族割だし、保険証はふたりでひとつだ。 でも私は、朝起きてご飯を作ったりしないし、玄関でお見送りなんかしないし、毎日家中ぴかぴかに磨いたりもしないし、時間を掛けて夕飯を作ったりもしない。同じ部屋にいて同じテレビを見ていても、テレビを見ながらしてることは別々。夫の姓も名乗らないし、こどもは絶対にいらない。 一般的な夫婦とは違うかもしれないけど、うちは二人がこれでいいと思っているんだから、これでいいと思う。「こんなのは違う」とどちらかが思ったならば、その時が残念ながらお別れの時なんだろう。
10組いれば10通り、100組いれば100通りの関係があると思う。うち1組はこんな夫婦でこんな考え方だっていいじゃないか。
夫婦なんて関係、到底ひとことで言い表せるものじゃない。
**************
・過去の「今日」。
|
|
|
|