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■ 2003年01月23日(木) 「コハクヌシ」考
明日、「千と千尋の神隠し」がテレビ初放映ですね。私は見てないし、明日のも見るとしてもビデオ録画ですが、上映してた頃に友人とのメールで、登場人物の「ハク」こと「コハクヌシ」について考察(?)したことがあります。以下、超勝手な小稿。
コハクヌシ、本名(?)は「ニギハヤミコハクヌシ」と申すそうですが、コイツ(なんて言っちゃマズイか)は、川の主だそうで。何でこんな名前なのか、(勝手に)考えてみましょう。
「ニギハヤミ」。漢字で書けば、多分「饒速水」。天磐船に乗って天下った饒速日命(ニギハヤヒノミコト)をもじったんでしょうな。ま、ここはパクリとして置いといて、「コハクヌシ」。漢字で書くと、きっと「小白主」。「琥珀主」ではない筈です。 私は見ていないので何とも不正確なのですが、コハクヌシは住んでいた川が埋め立てられたとか何とか。それも随分豪快なハナシ。川を埋め立てるって、池や沼じゃないんだから。水源から流れ出る水は何処へ行くだよ? ってまあそれはいいんですが、川の主、つまりは水の神様に「琥珀主」じゃ全く意味不明。「コハク」川の主だから、とか聞いた覚えがあるんですが、では何で「コハク」なのか。
これは、大国主との対比ではないか、と。私は考えるのであります。
オオクニヌシ、別名オオナムチ、更にはヤチホコノカミ・・・非常に多くの名前を持つ神様なんですが、実は「大国」が「ダイコク」と読めることから大黒様こと「大黒天」と同一視されることもあるんですね。ホントですよ。 オオクニヌシは、出雲の国譲り神話で有名ですね。天下って来た神様とは違う「国津神」、国造りの神様です。ま、国土、すなわち大地の神様という解釈も大雑把に見ればアリかと。だから、大地が大黒なら、水は小白(コハク)みたいなことか? なんて。
更に飛ばしましょう。 オオクニヌシと言えば出雲、出雲と言えば八俣大蛇(強引?)。コハクヌシも龍だったみたいですね。八俣大蛇というのは、いくつもの谷の象徴であろう、と、赤い腹は、その山肌から鉄を産した象徴であろう、と。そんな考えがあります。 産鉄・製鉄。 ほうら、「もののけ姫」に繋がった! こりゃ壮大だ! すごいね!(暴走承知)
・・・なんてなことを勝手に考えていました。そんなことを思い出しただけです。勝手に何の資料もなしに(しかも仕事中に)考えただけなんで、全部勝手な想像です。何しろ私は「千と千尋・・・」見てません。つまり、何の根拠もナシ、と。 でもいい線いってるんじゃないか、とか(またしても)勝手に思ってるんですが(笑)。
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・過去の「今日」。
2002年01月23日(水) 大井見参
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