無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年11月24日(土) オタクアミーゴス in 九州 2001

 夕べ私はこてんきゅう、と寝たが、しげは寝つかれずに朝の3時か4時くらいまでゲームをしていたらしい。
 だからどうしてオマエはそう、自分で自分の首を締めるようなマネを(ーー;)。
 正味三時間ほどしか寝てないしげを起こして、バスと地下鉄を乗り継いで天神Z‐SIDE(発音が「ジーサイド」なんで、つい「G‐SIDE」って書いてましたがこっちの綴りが正しいです。すみません)へ。
 しげから「髪が立ってる」と言われるが、そんなん気にする余裕はない。

 到着は8時半、一応一番乗りだが、間もなくエロさんとZUBATさんもやってくる。
 「夕べは眠れましたか?」
 「ええ、ぐっすり。ぴんちゃんなんか『横になる』と言った次の瞬間、もう寝てましたよ」
 やっぱり、「次の日がイベントだと眠れない」なんて、遠足に行く前日の小学生みたいなこと言ってやがるのは、しげだけなんである。
 搬入口は9時ちょうどにならないと開けてもらえない。エロさん、「9時に集合でもよかったな」とボヤく。

 時間つぶしに向かいのミスタードーナツで朝食を取ることにするが、私は打ち上げでたらふく食うことを考えて(考えるなよ)、ホットティーのみ。少し落ちついて外を見ると、天気は上々、これなら「雨が降ってるから」ということで出かけるのを取り止める人もそうはいまい。
 会場が、昨年の小汚い西新某所からこざっぱりしたNTTホールに移ったことも、果たして吉と出るか凶と出るか。いろいろ懸念はあるが、泣いても笑っても今日が本番当日なんである。やれることをやるのみだ。

 9時になって、AIQのスタッフもほぼ全員が集まる。
 しかしここで最初のトラブルが発生。NTTホールからZ‐SIDE側に連絡が伝わっておらず、機材を詰め込んだぴんでんさんの車が駐車できずにしばらく立往生するハメになったのだ。
 仕方なく、会場と連絡が取れるまで、路上駐車(天神は違反者だらけなんで、警察に出くわすなんて間が悪いことにならない限りは全然平気)して、どんどこ荷物を運び出す。

 入口で通行証代わりの名札を受け取り、台車でモニターなんかを運びこんで行くが、通路がやたら狭く、ちょうど出勤してくる職員なんかとすれ違いまくるものだから、危なっかしくて仕方がない。
 これも、路駐した職員入口から運び込んでいるためで、正規の駐車場からならこんな苦労をせずにすむのである。Z‐SIDE、意外と裁けてない。このへんで違約金少しはふんだくれないものか(アメリカならこの程度でも確実に訴訟ものだ)とかチラッと思うが、まあ、「和」の精神を重んじる日本人としてはそれもままならないであろう。

 会場に入ると、思っていたより広い。
 初め、公演終了後のサイン会、舞台上でやってもいいのではないか、なんてことをみなさんに話してたのだが、現実に会場を見てみると、何10人か並んでもなんとなく閑散としそうな気配である。
 それに機材の配置と、搬出を考えれば、会場に人が残っている状態は避けた方がいい。
 会場入口前のロビーも見て、こちらの方がサイン会には適当であろうと判断。しおやさんから、会場に向かって正面の壁で福家書店さんがお三方の著書を売って、受付側の壁でサイン会を行えば、ちょうど列が作りやすいことを説明される。
 こういうことも実際に会場に足を運んでみないと判らない。というより、目で見れば一発で納得できることなんである。事前にいろいろ心配していたのは全くの杞憂であった。
 ああ、もう少し早く正式スタッフになってたら、少しは時間が取れて、下見にも行けたのになあ。

 けれど、ちとここで苦言を提しさせていただければ、会場見取り図を事前にスタッフ全員に配っておくことくらいは、演劇ならば基本中の基本、常識みたいなもんである。それは演劇というものが役者もスタッフも一体、舞台のことは全てみながアタマに入れておかねばならない必要性があるためなのだが、さて、イベントの場合、そういうことは必要ないのであろうか。
 今回の私やしげの役割はロビーの警備ということになっているのだが、ならばホール内のことはよくわからなくてもいいのであろうか。
 そうではあるまい。
 昨日の日記にも書いたが、どんな突発事故が起こるか解らないのがイベントなのである。スタッフの人数が少なければ少ないほど、誰もが臨機応変に対応できる状況を作っておかねば、トラブルを回避することなどできなくなる。遠方から来ているスタッフもいて、周知徹底なんてことは望むべくもないことは解るが、それをフォローするための手立てが誰によってなされるのかすらハッキリしてないと言うのは、組織としては欠陥なのではないのか。
 実は、あとでこの甘さがあるトラブルを呼ぶのだが、それはまたあとで述べる。

 しおやさんから、受付の段取りについて伺う。
 警備なんかの張り番や、買い出しなんかのパシリならなんということもないが、お金の計算や引継ぎとなると、根っから文系のアタマにはちと苦労である。懸命にやり方を聞くが、さて、私はちゃんと理解してるんだろうか。
 呆れたことに、受付にキャッシャーが用意されていない。
 アンケート用のエンピツも10本程度。しおやさん、「たいていみんな書くもの持ってますから」と仰るが、男性はともかく女性はそうでもないのではないか。それに、サイン会用のマジックも用意されてなかったから、別にそんなの必要ないと判断してそうしたわけじゃなくて、単に「忘れてた」だけのことだろう。
 しげ、「言ってくれてたら、家にキャッシャーもエンピツも、一式あるのに」と、不満げ。昨日からずいぶんイラついていたが、段取りの悪さにそろそろしげがキレかけている。
 「キャッシャーの代わりにタッパー買ってきてくれないかな」
 タイミングよくしおやさんがそう言ってくれたので、しげ、買い出しに出かける。ここらで少し、外の空気でも吸ってアタマを冷やしておかないと、キレたしげが何をしでかすか分からない(^_^;)。

 チラシをぺたぺたと会場案内の代わりに貼りまくって、公演前の仕事はひと区切り。
 今のうちにと福家書店さんのところに行って、まだ買っていない唐沢さんの旧作・新刊などを物色。『年金入門』なんて、そんなのまで出していたとは気付かなかった。新刊もこの一月ほどのあいだに何冊も出ていることを発見。たいていのファンは旧作は持っているだろうが、新刊があるということは、結構売れ行きが伸びる可能性もあるのではないか。ソルボンヌK子さんの同人誌も積み上げてあるが、これは便乗販売か(^^)。
 岡田さんのはほぼ全冊を買っているので、あとは単行本を持ってはいるが、文庫で再版になったのを買うことくらいしかできない。岡田さんのサインも欲しいのだが、「ぜひともこの本に」と思うものがないので、今年は見送ることにする。
 去年はなかった眠田さんの単行本、今年は『オトナ帝国の興亡』も含めて数冊置いてある。
 福家書店さん、「眠田さんのサイン会も開いてほしいんですがね」と仰るが、「ちょっと難しいでしょうね」と答える。やはり著作の数が大きく違っているので、眠田さんだけ早々とサイン会が終わってしまうことは目に見えているのだ。。イラストやゲームもいいけど、眠田さんには昔みたいにパロディマンガをたくさん描いてほしいんだけどなあ。
 
 舞台の方はどうじゃらほいと思っていたら、ぴんでんさんたちが「モニターが映らない」と騒いでいる。ウチで貸し出したデジタルビデオカメラがコードをつないでも映らないというのだ。
 あいにく、しげは今しがた外に出かけたばかりだ。私はもうずいぶんカメラを扱っていないので、操作のしかたなんか忘れている。
 戻ってきたしげがカメラを確認してみると、コードの差し口を間違えていただけだった。
 しげがブツブツと呟いているのに耳を傾けると、
 「……前日に酒飲んでチェックしてないからだよ」
 ……ああ、目が据わっている(・・;)。せっかく外の空気を吸わせて、アタマを冷やさせたのに、一気に元通りだ。
 もうしげのやつ、いつ爆発してもおかしくないぞ。

 11時に唐沢俊一さん、いちろうさんに案内されて到着。今朝5時までトークだったと聞いているが、一見するとそうは見えない。これがプロ根性というものか。
 会場に入るなり、唐沢さん、あたりをぐるりと見まわして、「ほおお」と嘆息。これくらいのホールで公演することだって珍しくはなかろうから、この感嘆は「去年の会場よりずっと立派なところに移ったな」という意味であろう。控え室もただの楽屋ではあるが、去年よりは椅子がいい。少しは満足していただけたであろうか。
 「お二人はもう?」
 唐沢さんにそう聞かれて、
 「11時半に来られるそうです」と答える。
 ところがどっこい、岡田さんと眠田さん、ホテルは真向かいなのに12時近くになってもまだお見えにならない(^_^;)。
 やっぱり博多の町をうろつかれているのかなあ、と思っていたらその通りであった。
 11時50分ごろ、岡田さんは、ファンの人とご同伴でご到着。
 眠田さんはもっとごゆっくり、開場後、12時を過ぎてダイエーホークスのバッグを片手に堂々の御凱旋であった。眠田さん、ご出身は関西なのに、ホークスタウンにまで足を伸ばすほどの大ファンである。これって、案外珍しいんじゃないかな。
 しかし、いったい何をお土産に買われたのやら。

 時間をちょっとだけ元に戻して、開場前。
 機材トラブルはひとつだけに留まらず、接続コードが実は長さが足りなかっただの、そのコードを買いに行ったら、間違えたコードを買ってくるだの、ミスが連発する。
 あれやこれやで、気がついたらもう12時。開場の時刻だ。
 なのにまだセッティングは終わっていないというテイタラクである。
 仕方なく会場前のロビーだけを開け放して客を入れる。
 客もてっきり、座席に座れると思っていたのだろう。なのに入口前で待たされるのだからたまったものではない。福家書店さんがアミーゴスお三方の著書を売っているので、それを買って時間つぶししている人もいるが、10分も経てば到底おとなしくしていてはくれない。あとからあとからやってくるお客さんで、ロビーは満杯。予想以上に前売り以外、当日のお客さんもあるようだ。ありがたいありがたい。ありがたいけど、冬だというのに熱気が漂って、明らかに空気が悪くっていくのが判るのがなんともはや。
 警備で立ちんぼの私に「まだですか」と何度も聞いてくる人も出てくる。こちらはもうアセをかきながら(ホントに)、「もうそろそろだと思います」を繰り返すばかりだ。
 この階自体は本屋のスペースなのだし、これなら開場を30分遅らせて、本でも読んでいてもらってたほうがマシであったろう。

 開演15分前になって、ようやく準備が整い、本開場。
 入口は右と左に2箇所あるのだが、同時に開かねばならない。開場が遅れたので、そんな段取りはもともと組んでいない。いったん中に入って、エロさんに内側から同時に開けてもらうように頼む。

 お客さんが入って、ようやく一息つくが、何となく、トラブルがこれで終わったようには思えない。
 今のうちに、昨日約束を取りつけた眠田さんのサインを頂こうと、『オトナ帝国の興亡』を2冊握りしめ(いや、握りしめたらシワクチャになるってば)楽屋に押しかける。1冊は私のだが、もう1冊はよしひと嬢にである。
 よしひと嬢、ずいぶん昔からの眠田さんのファンで、単行本も持たれているとかいう話を聞いていたので、勝手にサインをもらっといてあげようとたくらんでいたのである。
 名前は明かさないが、よしひと嬢、本名はとても難しい、恐らくは日本中でもそうとう珍名な部類に入る人だ。
 案の定、よしひと嬢の本名を書いた紙をお渡しすると、眠田さんとご一緒に唐沢さんも驚かれて、「……これ、なんて読むの?!」
 読み方を告げると、眠田さん、「……ひらがなで書くからね。漢字だと書き間違えるから」。
 よしひとさん、サインがひらがなだったのはそういうわけだったんです。日付けを書き間違えられてたのも謝られておりましたので、どうかそういった事情もお含みおきいただけますよう。

 会場を走りまわって、トークネタのリクエストを集め、お三方に届ける。
 楽屋裏でのおしゃべりなんかもちょっとキキミミ立てたい誘惑に駆られるが、ガマンして配置に戻る。
 いよいよ開幕である。

 会場はアミーゴス登場とともに一気に盛りあがる。最初からトークで飛ばしまくり、それがまたどんどんウケるので、ネタのビデオにいつまで経っても移らないくらいだ(唐沢さんの日記に「20分ほどトーク」とあるが、これは全くの勘違い。優に1時間10分、喋り続けだったのである)。
 ただ、私は今回一切笑ってない。
 交替でスタッフも会場の中に入れるのだが、客として見ていた去年までとは気分が違うのは当然だ。正式スタッフになっている以上、見ているのはアミーゴスの芸だけではない。
 会場の雰囲気、音響その他の演出効果、そういうものに気を配りながら「観察」しているのだ。……笑ってられねえって。

 ホールは確かに立派になった。
 客席が傾斜しているので、フラットな床にパイプ椅子を置いただけの昨年の会場に比べて、お客さんがぐんと見易くなったことは間違いない。
 音響も映像もずっとよくなっている。
 ただ、会場の全員がラポールを起こす(狭い空間で興奮が伝播していくこと)には、せめてもう20人、人がいないと今ひとつ効果が薄い。一部の客が「無理して笑っている」状況も見えるのである。

 オタクアミーゴスのネタについては、これもお約束で、詳細に紹介することができない。
 新作ゴジラについても、公演ではそのストーリー、唐沢さんはかなり詳しく紹介してくれていたのだが、裏モノ日記ではあえて肝心なところはこれから見る人のために伏せてある。
 従って、その内容については、眠田直さんがレポートをアップするのを待って、そちらを読んでいただきたい。
 ……でも、これくらいはいいかな?
 『パワーパフガールズ』が映画になるってよ!
 会場でも女の子が「ええええっ!」て喜びの悲鳴を上げてました♪
 
 案の定、トラブルは続く。
 音の調整がうまくいかないのか、会場の外まで大音響が響き渡って、ホール係の人が走り回ったり、デジカメをオートフォーカスにしたままだったので、画像のピントがやたらとブレたりする。
 しげ、「何で昨日のうちに」をブツブツ繰り返しながら、機材の調整にロビーとホールを行ったり来たり。
 こりゃもう、私の手には負えまへん(T△T)。

 休憩に入って、来場してくれたよしひと嬢にようやくお会いする。
 サインつき『オトナ帝国の興亡』をお渡しして、警備中で見られなかった映像ネタの感想などを聞く。
 「○○人ってバカですね」
 あああ、よしひとさんまで、そんな公開日記にUPできないような発言を(^o^;)。

 段取りの悪さ、最後の最後まで途切れることがない。
 公演が終了し、アミーゴスのお三方が挨拶しても幕が降りない。
 ……このときになって、初めて気付いた。
 AIQには舞台監督がいないのだ。
 プロデューサー兼演出はエロさんだろう。各部所の責任者はいる。
 しかし、現実の舞台を運営するに必要不可欠な舞台監督がいない。
 舞台監督は普通、公演中は舞台袖にいて、インカムを使って、配置しているスタッフにいちいち指示を出す。ここで幕を下ろさなければならない、と判断したら、そこに配置している者に指示を出して、すぐに幕を降ろさせる。それが仕事だ。
 たとえブタカンがいなくとも、スタッフが臨機応変に動けばいいじゃないか、と言われるかも知れない。しかしそのとき、私はその場で動くに動けなかった。他のスタッフも同様だろう。
 だって、幕の上げ下ろしがどこで行われるのか、舞台袖でか、それとも調整室のボタン操作か、それすらも事前に知らされていないのである。動けるはずがない。
 舞台上で岡田さんの声が響く。
 「こういう時は幕を下ろすんだよ。……いないの?」
 仕方なく、お三方、自ら舞台を降りていく。
 ブタカンがいないということは、当然配置されるべきスタッフもいなかったということだ。臨機応変も糞もない。我々はその瞬間、みな、ただのデクノボーと化していたのである。
 ちょっとしたミスに過ぎないよ、気にするな、とかばってくださる人もいるかもしれない。
 しかし、ミスはミスでも、こんな低レベルな(と言って表現が悪けりゃ、基本的な)ミスは、普通、起こりえることではないのだ。恥ずかしくて、「ウチにはブタカンいません」なんて言えやしない(言ってるけど)。
 公演中に、しかも舞台上で岡田さんにこんなセリフを言わせた時点で、私個人の意識の中では、この公演、完全な失敗である。

 あ、日記タイトルページの「無事終了しました」ってのの「無事」ってのは、「コトナカレ」と読みます。

 このとき、ロビーではもうひとつ問題が発生していたらしい。
 しげと何人かのAIQのスタッフがそこにはいたらしいのだが、閉幕と同時に出て行くお客さんを裁くために、ドアについてた方がいいんじゃないかと動き出したと言うのだ。
 受付の売り上げ放っといて。
 しげが慌てて、売り上げを楽屋の方に移動させたものの、どこの世界に売り上げほったらかしてほかの仕事するアホウがいるのか。しげにとっさの機転が働いてなかったらどうなってたか。
 もっとも、しげもこのときドジをやらかして、サイン会のために用意しておいたマジックをうっかり一緒に片付けちゃって、あとで往生したんだけれども。

 しげは「AIQの指揮系統が全然分らない」と言ってたが、多分、そんなものはないのだ。まずもって、組織としての体をなしていないと批判されても仕方なかろう。

 お三方はホテルにお戻り、片付けも昨年よりぐっと短い時間ですむ。
 荷物の搬出をしながら、ZUBATさんに「ウチは段取り悪いですね。舞台監督はいないんですか」とボヤくと、「キッチリ決めても崩れちゃうんですよ。アバウトにやるのとたいして変わらないし」と言われる。
 一理あるとは思うが、さて、本当に以前はキッチリやっていたのだろうか。
 「舞台監督、有久さんにお願いすることになるかもしれませんよ」と言われるが、私もやれるものならやっている。多少の暗闇でも状況を判断しなければならない舞台監督の仕事は、視力が極端に悪い私には物理的に不可能なのだ。
 自分で自分が恨めしくなるのはこんなときだ。

 しげの体調、ますます悪くなる。
 ただでさえ寝不足、イライラに持ってきて、空気の悪いところでずっと緊張していたので、腹痛を起こしている。
 打ち上げまでやや時間があるので、天神中央公園でしばらく休む。この時間帯だともう真っ暗なので、家族連れもカップルも痴漢もいない。
 しげはすっかりしょげてブツブツ言っている。
 「段取り組みたいよ。そんなに動けないってわかってるけど、あんなんじゃ……」
 AIQの状況は判ったから、なんとかしようはあるだろう、としげをなだめる。

 打ち上げの飲み会、岡田さん、唐沢さんたちと喋るとついいらないことを言いそうなので、離れて座る。
 すき焼き鍋、モツ鍋は美味かったのだが、つい食用酒をそれと知らず飲んでしまい、酔っ払う。
 頭痛はしたが、キバラシにはそれもよいか。晴れてないけど。

 なんだか長々と批判めいたことを書いてしまったが、もちろん、このままで終わらせるつもりはない。
 来年はこんな失敗は起こらない、それをここに誓うために書いたことだ。別にエロさんの胃に穴をあけ、円形脱毛症に追いこむことが目的なのではない(^^)。
 それはAIQのみなさんも、きっと同じ気持ちであろう。

2000年11月24日(金) ハートブレイク/舞台『人間風車』



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