無責任賛歌
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2000年11月24日(金) |
ハートブレイク/舞台『人間風車』 |
書類仕事が溜まっていたので、早朝出勤するつもりが寝過ごす。慌ててタクシーに飛び乗り始業時間ギリギリに到着。 書類の〆切は正午。 「ダミーの書類を用意しといて、あとでホンモノと差し替えるというのはどうでしょう?」と、私が画期的なアイデアを提案するが、担当は「ダメです」とニベもない。仕方なく猛然とワープロと格闘し、なんと15分で書類を仕上げる。やれるんならさっさとやっとけ(-_-メ)。
午後から会議が三連荘。こ、困るぞ、今日は『人間風車』の公演日だというのに。案の定、勤務時間が超過しても会議は続く。焦りながら何度も時計を見る。 しかも突然、外部から同僚に電話。中座する同僚。1分……5分……。戻ってこねえ! もうたまらなくなって、「来客があるんで」と適当なことを言って、逃亡。時計は17:30、芝居は19:00からだ。慌ててバスに飛び乗る。……渋滞……(T_T)。 途中でバスを降り、タクシーに乗り継ぐ。近道を通って帰り着いたのが18:10。玄関に飛び込むなり女房に向かって叫ぶ。 「おい! 芝居行くぞ!」 ……女房はフロに入っていた(ーー;)。
女房のケツをひっぱたき、自転車に飛び乗る。18:15。会場のメルパルクホールにたどりつくにはギリギリの時間だ。私もスピードを上げるが、女房もいつものトロイ運転ではなく、飛ばす飛ばす。信号なんか無視無視。完全に死ぬ覚悟(・・;)。奇跡は起こるか!?
起こってやんの(^_^;)。 普通は45分かかる距離を30分で踏破、18:45に到着。女房、息はゼーゼー、半死半生の体。人間、なせばなるんだなあ。……って、危険だってば。
舞台『人間風車』、題名は某プロレスラーのあだ名からとったものだった。……趣味入ってるなあ。『人間発電所』にしなかっただけ立派かもしれんが(^o^)。 芝居の出来は、これまで見た芝居の中では五本の指に入るほど。なにしろカーテンコールで、日本の舞台とは思えぬほど、スタンディング・オベーションが巻き起こったのだ。 ところが女房は思いきり不満顔。帰りに「あの芝居のどこが面白かったの?」と真剣に聞いてくる。理解できないことが、自分の人間としての感性が欠落しているせいではないのかと、マジに悩み出したのだ。もう女房ほとんどウルルン涙目。 ……おかげであたしゃ「ロイヤルホスト」でテメエの女房の人生相談するハメになっちまったよ。はああ(´。`;)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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