無責任賛歌
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2001年07月12日(木) |
怨念がおんねん(古)/『平成十三年度版 九州怨念地図』ほか |
相変わらず仕事は楽にならないし、体重は減らない(+_+)。 今日も80.4キロだぞ。なぜこの「80」ラインが切れないかな。 ここしばらく帰りが遅くなってたけれど、今日はようやく職場をほぼ定時に引ける。 今朝から雨が激しかったので、タクシーで来ていたのだが、帰り、全くタクシーが拾えない。 仕方なく歩く。歩く。歩く。 気がついたら20分近く歩いている。目の前にウチの近所にはないコンビニがあったので、中に入る。 昔、コンビニと言えばセブンイレブンしかなかった頃に比べると(ホントに昔やなあ)、もうコンビニの種類なんて全部でどれだけあるのか分らないくらいだが、そのワリにそれぞれのコンビニにそれほどの差異は見られないことが多かった。 でもそれじゃマズイ、とコンビニ側も思っていたのだろう。最近はそれぞれに工夫しているコンビニに当たることも少しずつ増えてきた。 「ポプラ」なんかは炊き立てゴハンを弁当に盛ってくれるし、「エブリワン」には、ベーカリーコーナーや自家製串カツ・唐揚げを売るコーナーがある(そのうちコンビニマップみたいなもの作ってみたいもんだ)。
で、今日入ったコンビニは「ミニストップ」。 間取りはたいして個性はなかったが、「ハンバーグ焼肉弁当」だの、「メンチオムライス特製デミグラスソース」だの、ちょっと変わった弁当があったので、土産に買って帰ろうとして、ふと本棚を見ると。 いきなり目に飛び込んできましたね、黒バックに、ぼんやり浮かんだ女の顔の半分。 「平成十三年度版 九州怨念地図 部数限定保存版 お祓い済」。 なんともおどろおどろしい表紙が、何冊も、何冊も横にズラリ。 うーむ、この様子、ウチのしげなんか、本気でちょっと怖がるんじゃないかなあ。こんなディスプレイしてたら、かえって売上、減らしちゃうんじゃないの? と勝手に心配。 いや、買いましたよ、私は。別に怖がりじゃないし、それどころか、もうタイトルだけで笑わせてくれてるし。 テレビの心霊番組もそうだけど、一回視聴率が採れたからって、パートワン、パートツーと続けていくと、だんだん心霊現象と言うには苦しいトンデモネタも増えてくるんだよね。
「某市のあるホテルに泊まった夫婦。ルームサービスを頼んだのだが、やってきたボーイが、部屋の中に入るなり消えた。夫は腰を抜かしたが、妻はフロントに電話して、『ちょっと、宿泊代タダにしてくれる?』」 おい、それって「笑い話」じゃないか(^_^;)。
「霊視能力のある女の子と一緒に、廃屋探検に出かけたグループ。女の子は急に『タコ焼き食べない?』『どうして?』『だってハゲ頭のじいさん、たくさん見たから』」 こういう女の子とはオトモダチになってもいいかな(^o^)。
「タクシーに乗っていた紳士、突然豹変して『阿蘇大橋へ行けえ!』。運転手がビビって大橋に行ったとたん、紳士は急におとなしくなって、『あれ? ここどこですか?』」 幽霊もタクシーを使わないと観光旅行はできないらしいね。
「鹿児島のザビエル公園。背中を見せてすすり泣く女を見て、近づいて声をかけると、振り帰った女は血塗れ」 『貉』のパターンですな。どうもキリスト教のご威光は日本の幽霊には通じないらしい。
クスクス笑いながらページをめくっていたのだが、ふと、どこかで見たような写真が。わざとピントを外してぼかしてあるのだが、ちょっと奇妙な形の建造物。廃坑になった炭坑掘削の縦穴跡なんだけど、これ、ウチの職場の近所じゃないの。 以前、ウチの劇団で『ディオゲネスの樽』という芝居をやったとき、パンフ用にあちこちの写真を撮ったんだけど、そのとき、この建物も撮影していたのだ。 そうか、あそこは心霊スポットだったか(^^)。あの時はC−1くんとしげと一緒に行ったけど、別に何の霊障もなかったなあ。写真にも何も写ってなかったし。 たいてい心霊スポットって「廃校」とか「廃屋」とか「廃病院」とか「廃」ばっかりだけど、それなら「廃遊園地」とか「廃ボーリング場」とか「廃ゲーセン」とかにはなんで幽霊があまり出ないかな。 ディズニーランドが潰れたりしたら、スプラッシュマウンテンに乗れなかった恨みの怨念が集まったりしそうだけど(私だ)。
韓国が扶桑社の「新しい歴史教科書」再検定を日本政府が拒否したことについて、「対抗処置」をとってきた。 無期限の軍事協力停止と日本文化輸入の拒否だと。相変わらず「軍事国家」の面目躍如ってとこだね。 日本の政府もマスコミも慌てふためいてるが、一度検定許可した物を「外圧」で変更することが「民主主義の否定」になることはいくらなんでも解るだろうから、「はい、再検定します」とはおいそれとは言えない。 おかげで「教科書の内容と日本政府の意向は一致しているわけではない」と苦しい答弁をしている。 でもいくら日本がノラクラ外交が得意だからと言って、さて、あちらさんがここまで露骨に敵対行動とってきてるのに、はっきりした対応を取らずにいられるものだろうか。まあ、今は選挙で大忙しで、「バカにかまってられるか」と言うところなのかもしれないけれど。 文科省もメンツがあるから、いくら外務省から「なんとかしてくれ」って言われたって、どうにもできんだろうけどね。新聞にゃ「打つ手ナシ」なんて書かれてたけど、手を打ってもアチラが難癖つけてきたんだからなあ。「打つ気ナシ」ってのが正確な報道じゃないのか(^u^)。 韓国、まるで一端カネが引き出せるとわかったら後から後からタカってくるヤクザじゃないの。ヘタにペコペコしたらつけあがってくるぞ。 結局、韓国は、実は内心「自分達のほうが分が悪い」と考えているからこそ、こんなヤクザまがいの脅しをかけて来るのだよな。自分たちの都合の悪い思想は入れないっての、「鎖国」って言わんか? 本当に自分たちのほうが正しいと思っているなら、いくらでも開放政策が取れるはずなのに、そんな封建的な政策を取らざるを得なくなっていることは、韓国の閉鎖性かつ全体主義的傾向をハッキリ示しちゃってるよ。 日本との文化交流を進めていけば「自分たちの歴史認識のほうが間違ってるんじゃないか」「歴史を直視していないのは自分たちのほうではないのか」と考える人たちが出てくることはわかりきってるからねえ。既に右傾化してるあの国にとっては、自分たちの国のほうが軍国主義だってことに国民に気づかれると困るわけだ。 と言うか、もう気付いてる人も多いんだろう。特に学生に。 現在進められてた学生間の交流も禁止されていくみたいだけど、これを国による学生の言論統制、思想統制と言わずしてなんだと言うのか。 でも、これだけインターネットが普及してる中で文化交流の禁止ってなんか意味があるのかねえ? 多分、この件でネット上は侃侃諤諤の論争になって行くだろうけど、韓国民だってマトモな人は多いと思うのである。教科書批判と文化交流禁止とが別問題だってこと、わかってるんじゃないのかな? わはは、内紛が起きるぞ内紛が。韓国が自分で自分の首を絞めてる様子をしばらく見させてもらいましょうかね(誤解する人がいるといけないから、書いておくけど、私ゃ韓国の姿勢がおかしいと言ってるだけで、あの『新しい歴史教科書』が正しいと言ってるわけじゃないからね)。
DVD『少年ドラマシリーズ つぶやき岩の秘密』第一話だけ見る。 わあ、菊容子が出てるぞ。言わずと知れた『好き! 好き!! 魔女先生』のアンドロ仮面こと月光(つきひかる)先生。 ……1973年。このドラマの中でも先生役だ。亡くなったのが1975年だから、このときまだ22歳。なのに子供にも分かるセクシーな仕草。……当時、私ゃ10歳にもなってなかったのに、ときめいてた理由がわかる気がするなあ。『仮面の忍者赤影』の陽炎役、時美沙さん、『水戸黄門・第五部』安里姫役の小林かおり(当時は小林由枝)さんの三人が私が子供の頃ドキドキした「キレイなおねいさん」だったんだよなあ。うーむ、傾向がよくわかる(^_^;)。 結構いろんなドラマにゲスト出演もしてたらしいけど、私が印象に残ってるのは『遠山の金さん・幽霊にとりつかれた男』に出演した時。 男に弄ばれ、狂ってしまった少女を演じていた。ラストで一瞬だけ正気を取り戻して下手人を指摘するのだけれど、またすぐに狂気の世界に埋没して心を閉ざしていく。 舞い踊る菊容子を見つめながら、中村梅之助の金さんがひとことポツリと「哀れな」とつぶやいたのが印象的だった。 まさかなあ。ホントに同じような境遇になるなんてなあ。 なんだか続きを見るのがツライ。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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