無責任賛歌
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2001年07月10日(火) |
踊れば痩せるか/『ちょびっツ』2巻(CLAMP)ほか |
うほほほほ〜♪ 体重が80.4キロ〜♪ ついに80キロラインが目の前に迫ってきたよん。 そりゃさ、腹はまだぽっくり出たままだし、アゴはそのまま首に直結してるし、見た目の変化がないのはなんでやねんって感じだけどさ、体重が着実に減ってきているのは間違いないのだ。夏が終わるころには少なくとも70キロ台にはなっているだろうし、もしかして、夢の、夢の60キロ台ももしかして……? もう踊っちゃおうかな、私ゃ。
ずんどこずんどこ。o(^-^o)″o(^-^)o″(o^-^)o″
って、ホントに踊るなよ(^_^;)。でも随分お手軽なユメだよねえ、この程度のことでウキウキできるんだから。
お仕事がいろいろと煮詰まっているので、帰宅が9時近く。 テレビをつけると『学校へ行こう』がもう終わるところ。女の子みたいな男の子がたくさん集まって、エチュードだかなんだかよく分らない劇団のまねごとみたいなことをやっていたが、アレ、ヤラセじゃないのかね。 見た目はちょっと変だけど、もちろん、役者として花開くとはとても思えないフツーの子ばかりだ。もしあの子たちが本気で俳優目指してるんだったら、この番組、詐欺みたいなものである。見ていてなんだか気分が悪い。
疲れていたのでそのまま眠り、起きるともう次の朝。 というわけで日記に書くほどの内容がないがね。 なんだか一日があっという間だなあ。
マンガ、CLAMP『ちょびっツ』2巻。 掲載誌の『ヤングマガジン』とCLAMPってのがうまく結びつかなかったんだけど(どっちかと言うとこれ、『スピリッツ』に載ってるほうがしっくりきそうな話だものな。まあ『最終兵器彼女』とかぶっちゃうけどね)、これはつまり『ヤンマガ』の路線変更ってことなのかね。最近あまり丹念に立ち読みしてないから断言はできんけど。 自分を拾ってくれた秀樹のために、それと知らずに「覗き部屋」のバイトを始めてしまう人型パソコン「ちぃ」。その結果、失われた記憶に触れてしまったのか、「発動」してしまう……なんて展開は、実はどうでもよくって、要するにかわいい女の子のエロいポーズを出すためのシチュエーションを考えてるだけなんだろうけど、これに引っかかってくる若い男どもも多いんだろうなあ。 世の中、ムダなエネルギーが有り余ってるわけであって、善哉善哉。
CLAMPはしたたかである。「男が望む女像」というものを心得ていて、それに見事に迎合する。普通、女であれば、その「男の望む女像」を演じることに何らかの拒否反応を示すものだが、そういうものが『ちょびっツ』には一切無い。 秀樹に心を寄せているらしいゆみちゃん、さりげなく胸を秀樹の背中に押しつけてくるが、これだけでも充分青少年のユメをかなえてくれているというのに、つい漏らしてしまった秀樹の「すっげーやーらかい」のセリフを聞いたゆみちゃんのセリフが「堅かったらこわいですよー」(^_^;)。 したたかというより凶悪だな。 男のスケベ心すら許して笑ってくれるなんて女、現実にはそうそうおらんよ。仮にいたらいたで、ほとんどオタク男の餌食にされるんじゃないか。 ……実はそんな感じの娘が私の知り合いにもいて、やっぱりオタク男にストーカーされたことがあるのである。本人は「どうして私、オタクに好かれるのかなあ」と首を捻ったりしてるが、そりゃ、男誘っといて言うセリフじゃねーって。まあ無意識でやってるんだろうから罪はないけど。 『ちょびっツ』がそーゆー変態男の欲望を解消してくれてるんなら、それはそれでめでたいことなのである。でも、言ってみりゃCLAMPは自分達のマンガが「娼婦」扱いされることを承知の上でマンガを描いてるわけであって、それは結局、読者の男のレベルを見切っているってことでもある。 「ほら、君、こんなポーズ、嬉しいでしょ?」 「ここでこんなことしてあげようか?」 「あせらないで、じらされるのも好きでしょ?」 こーゆー女に弄ばれてていいのか男ども。 いいんですか。はい、わかりました、すみません。
マンガ、高橋しん『最終兵器彼女』5巻。 感想は『ちょびっツ』とほとんどかぶるので省く。 ちょっとだけ付け加えれば、作者が男である分、こっちの漫画の方がバカ度は高い。『ちょびっツ』は確信犯であるが、『最彼』は作者が「いいマンガ」を描いてると明らかに勘違いしてるからね。 ……女の子に傷をつけて、それでも愛せるか、なんてネタ、描くなよ。だったら最初っからブスを主人公にして描いて見せなって。
DVD『刑事コロンボ 指輪の爪あと』、LD『刑事コロンボ 魔術師の幻想』。 どちらも再見。 前者は脚本が原作者のリンク&レビンソンだけあって、コロンボが犯人を罠にかけるあたりの描写がうまい。 トリックにからむので詳しく書けないけど、いたずらっ子っぽいピーター・フォークの演技を受けるレイ・ミランドの戸惑うような演技が、さりげないけど絶品。ストーリーと役者とのアンサンブルがこんなに効果を上げてるのは珍しいくらいだ。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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