無責任賛歌
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2001年05月15日(火) |
本を売るならBOOKOFF/『BLOOD THE LAST VAMPIRE 2000』(玉置勉強) |
雅子妃のご懐妊が正式発表。 これで生まれてくるのが女子だったら、コトは面白くなるんだがなあ。 当然、皇室典範は改正され、女性天皇が実現するだろう。 天皇制がどうのって問題は私にゃどうだっていいのだが、面白くなるぞ、と内心ニヤニヤしているのは、例の、「大相撲の土俵に女が上がれない」というアレである。 あの問題を世間が本気で解決する気がない、というのは、未だに誰も相撲協会に対して、「皇族の女性が土俵に上がりたいと言ったらどうするのか?」という質問を投げかけないからで、結局はマジメな相撲ファンなんて日本人には一人だっていないってことなんだよね。 シキタリがどうのって言ってるバカが多いが、女の血をケガレとする習俗はもともとの神道とは無縁のものである。 卑弥呼の例を出すのはあまりに当たり前過ぎるけどね、いわゆるご託宣ってやつはほとんど女性によってされてたんだものね。神楽でもなんでも、その「舞台」に女性が上がるのは別になんの問題もなかったのよ。 でも、相撲協会もメンツにこだわってるからなあ、「わざわざ天皇陛下に上がってもらうようなところではありません」とか言い出しそうだな。 だったら女に限らず、今、表彰のために上がってる男もみんな、そんな「穢れた土俵」に上がることを拒否しちまえばいいのだ。 「土俵はデブで醜いブタ男が取っ組み合うのを高みから嘲笑って見るための場所だから、そんな穢れたところには上りたくない」とか言ってやってね。いずれ女性が土俵に上がれる日も来るだろうが、そのときまで相撲人気がどんどん下がって行くことを切に願うものである。
朝、しげからメールが届いている。 全く、私が愛想のないメールばかり送ってるから、てっきり腹を立ててるのかと思ったら、そうではなく、一昨日の日記の訂正についてだった。「名前の字が違う!」とか、「公演は2月とは限らない」とか、まあ、致命的な間違いと言うほどではない。 これまで、私の日記の中に誤字とか書き間違いなんかがあっても、「後から訂正するのはズルイ」とか言ってたくせに、自分のコトとなると文句つけるなんてずるいよなあ、と思いつつも間違いは間違いなので言われた通りに訂正。でも名前の字はともかく、予定は未定なんだから、2月公演の予定ってのも間違いじゃなかろう。これは特に訂正しなかったが、ここで「5月までずれこむこともあるかも」と書いておこう。 これで文句はないな? ても、口で言えばいいものをわざわざメールするってことは、やっぱり遠回しに「メールくれよ」と言うしげの要求なのかも。 まあ、そのうち(^^)。
今朝の体重は86.0キロ。 一昨日と変わらず。 一朝一夕で結果が出るとは思っちゃいないが、あれだけ歩いて、食事も控えて、1グラムも変化なしたあ、どういうわけだ。 今日はもう少しハードにやってみようかな。
なんて考えたバチが当たったのかも知れない。 詳しい事情はここでは語れないが、今現在、私の腰は笑っている。 筋肉痛は足から背中にまで走り、一時、杖がなくては一歩も動けなかった。 まあ、悪いのは職場なんだけどもよ、またぞろこれ覗いた職場のやつが「正当な批判」まで圧殺しようってのは目に見えてるから、書かない。 全く、悪口言われる覚悟もなくて○○○○やってるアホンダラばかりだからなあ、ということを味方の同僚と語り合ったのであった。 いや、バカな職場にいるとはいえ、みながみなバカというわけでもないのがありがたいことです。
帰宅するとしげはぐわらぐわら寝ている。枕元にこないだ私が「BOOK OFF」で買って来てやった『サイ・ファクター』が山積みになっているので、今日はずっとそれを見ていたらしい。しばらくしげ個人のホームページも更新されてないし、がんばってるのだろう。 「BOOK OFF」と言えば、例のマンガ家たちが揃って「BOOK OFF」反対運動を起こしてる件、“裏”モノ会議室によれば、たいていのマンガ家は勝手に名前使われてるだけらしいが、雑誌に写真が載ってた藤子Aとかさいとうたかをとかちばてつやとかはマジで怒ってるのだろう。 こうたろう君も以前、「マンガ家は出版社のダシに使われてるだけじゃないか」と言っていたが、ダシに使われてるのがダシガラみたいなマンガ家ばかりだというのが哀れを誘う。 60歳を過ぎるとどうしてマンガ家は死ぬかボケるかしか、しなくなるのだろうか。
マンガ、玉置勉強『BLOOD THE LAST VAMPIRE 2000』。 小説、アニメ映画、ゲームとメディアミックス展開してきた作品の完結編。 キャラクターデザインがアニメ版より「病的」な印象を受ける。アニメの結末はそれなりのさわやかさを感じさせたが、このマンガ完結編の終わり方はある意味せっかくの世界観をぶち壊しにしているとも言えよう。 しかし私はその世界観において、アニメよりこのマンガ版の救いようのない結末の方が好きだ。異形のもの、片輪なもの、自分たちに似て非なるものを我々は常に蔑んできた。少しくらい人間はそういったものから復讐されてもいいように思う。 私がアニメ版に感じていた不満が、ダークなものの存在をヒロイン然として描いたその甘さについてだったのだと、このマンガ版を読んでようやく気がついた。
三日遅れ、二日遅れで書いていた日記が、ようやく当日分まで追いついた。 これで明日からリレー小説の続きが書けます(^^)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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