無責任賛歌
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2001年03月28日(水) |
悪役NO.1/映画『隠密剣士』/『名探偵コナン 科学トリックBOOK』ほか |
今日は仕事は休み、午前中は昨日の日記の手直しをしていた。 夕べは夜が遅く、寝惚けながら書いていたので、文意が通らないところも多かった。おかげで全部訂正し終わるまで、結構時間がかかってしまう。過去の日記を丹念に読んでくれる読者もそう多くはないと思うが、一回書いちゃったやつだからもういいや、という気にはなかなかなれないのである。 読者のみなさま、誤植、あるいは意味不明な箇所を発見なさいましたら、遠慮なくご指摘下さいませ。ツッコミももちろんOKでございます。
ホームページの原稿の資料として、ビデオ『隠密剣士』劇場版を見る。 テレビシリーズの映画版だが、テレビに引き続いて、私が一番好きな悪役俳優の天津敏さんが甲賀竜四郎役で出演している。 好きな俳優を取り上げようと思った時に、先ず真っ先に思い浮かんだのが天津敏さんだった。当初の予定では、当然、天津さんの全出演作品リストを作ろうと思っていた。でも、ちょっとネットを検索しただけでもそれこそ星の数ほどの膨大な作品が紹介されているのだ。しかも、そのどれもが完全に網羅してはいない。 映画だけでなくテレビ作品まで確認しようとしたら、完成はいったい何10年先になるだろうか、というのが現状なのである。 でもただ単に映画を見た感想を述べるだけなら、わざわざコーナーを作るまでもない。必要なのは(誰にとってだ)データである。というわけでリスト作りは後にまわして、とりあえず一作一作のキャスト・スタッフ解説を記録していこうと思ったのだが……。 それだけのことでも、やっぱりうまくいかないのよ。 字幕見ればそんなの一目瞭然だと思うかもしれないけどね、役名までは書いてないじゃない。 そりゃ主要キャストは誰が何の役やってるかなんて一目瞭然だけどさ、伊賀十三忍と甲賀十三忍の一人一人、顔と役者の名前覚えてるほど映画に詳しいわけじゃないのよ、私は。かろうじて鬼目道斎を演じてたのが大前鈞だなあくらいは解ったんだけどさ。それにその「オニメドウサイ」ってのがホントにそんな漢字を当てるんだか保証はない。宇佐美淳也が演じてた「ドンカイ和尚」って、字は「呑海」でいいのか。更に言えば歴史考証もデタラメ。松平定信がいるってことは寛政の改革の真っ最中なんだろうけど、「将軍は幼少」って、そのころ家斉は一応若いとはいえ十代だ。それに忍者の黒幕の尾張ヨシチカって誰だ。そんな人間、尾張家にゃいないぞ。 ああ、しかしこうしてホームページ立ち上げることになると知ってれば、ファミリー劇場のテレビ版『隠密剣士』(こちらは風魔小太郎役)も全話録画しとくんだった。 あと、天津さんが甲賀幻妖斉を演じた『仮面の忍者赤影』と、鉄羅漢玄竜を演じた『水戸黄門・第五部』は絶対リストからは外せない。でも前者はともかく、後者はDVD発売の可能性はないしなあ。通販で傑作選が出てるのは知ってるけど完全収録じゃないと買っても意味ないしなあ。どうすりゃいいんだ。 とりあえず、あと『飛び出す冒険映画 赤影』のリストは作ろうと思うけど。
マンガ、鈴木由美子『クソババアに花束を』2巻(完結)。これもいつの間にか女房が買ってた本。 「白鳥麗子」もそうだけど、絵柄は好きでもないのに、読むと泣かされる。かといって名作だとは言いたくないんだけど。特に今回、老人ボケを題材にしてるせいもあって、泣いたあと、どうにも後味が悪い。つまりは「こんなきれい事で終わるものか」という思いと「きれいごとで終わらせたい」という思いが同時に心のうちに起こってしまうからなのです。 例えばウチの親父がボケ老人になっちゃったら、やっぱりどこかの施設に入れざるを得ないし、それは私がトシをとった場合でも同じです。……誰だろうね、日本じゃ子が年取った親の面倒を見るのが当たり前、なんてとぼけたこと言ってたやつは。可能か不可能か、現実見てから言えってば。それなのに施設に親を入れる子を人非人のように扱う風潮が未だにあるものなあ。 何で女房が鈴木さんを買って読んでるのか今一つ解らん。どっちかというとこんなのは嫌いなタイプのように思ってたんだが。
青山剛昌・太田勝と江古田探偵団『名探偵コナン・科学トリックBOOK」。 「名探偵コナンが作品中のトリックで使われている科学原理を簡単で面白い実験や身近な現象をもとに解説!」って本だけど、まあ、「虹はどうして出来るか?」という小学生レベルのものばかり。昔、読んでた「○年の科学」とかを思い出したな。 でもだから退屈ってことはない。実験は好きだったし。「炎を消す空気砲」なんて今でも作ってみたいぞ。 『コナン』にどうして科学トリックが多いかと思ったら、青山さんのご兄弟が医者に科学者だからなんだな。『金田一少年』よりレベルが高かった理由はそのおかげか。『コナン』対『金田一』の争いは、結果的にアニメもマンガも『コナン』のほうに軍配が上がったみたいだけど、創作の姿勢自体に差があったように思えてならない。
フルタの『百鬼夜行』シリーズ第2弾、なかなかモノが集まらない。売ってる店が少ない上に同じ物ばかり置いてあるのだ。キャナルの「ラ・ブーン」で、箱から出して全シリーズを揃えて売っているのだが、定価の二倍以上の値段をつけている。揃いのセットなんか、9体で9800円だ。元値は1個300円だというのに、ボリやがって。さすがにそこまでして揃えたいとは思わないので、全部揃わなくても仕方ないかなあ、とチビチビ買っている。 更には洒井ゆうじ造形の「ゴジラ名鑑」まで買い始めたから、ちょっと女房のツノが気になり始めているのである。でも『ゴジラVSデストロイア』のジオラマ、五センチほどの高さしかないのにディテールが実に細かいのである。パッケージで見ると初代ゴジラは国会議事堂、キンゴジは流氷、モスゴジは埋立地と、名場面のツボを抑えているのがいい。これは四体だけだし、全部揃えるのは楽だと思っていたのに、どこへ行ってもほとんど売り切れで「デスゴジ」しか残っていない。怪獣ファン、ちょっと好みがハッキリしすぎてないか。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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