無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年03月10日(土) きのこを手に入れました/アニメ『青山剛昌短編集』

 今日でカウンターが1000ヒットを超えました。
 1月26日から一月半、一日に25人が覗いてくれてる計算になりますが、実際はその半分にも満たないとしても何だか感無量です。
 どんな人が見てくれてるのかよく分らないのですが(知り合いが主だろうけど)、全く私のことを知らない人が読んでくれて「面白い」と思ってくれてたら嬉しいのですが。
 そのうち個人ホームページを立ち上げると言いつつ、まだ原稿が全然足りず、作業も遅々として進んでいないのですが、2000ヒットする頃までにはなんとか目途をつけようかと考えています。
 この日記を読んで、ご意見、ご要望を言いたけれど、メールをわざわざ送りつけるのもなあ、と考えておられる方には、掲示板もちゃんと作る予定ですので、もうしばらくお待ち下さいませ。
 自らオタクと名乗っている以上は、オタクらしい読み応えのあるものにしなくてはならず、そのプレッシャーが日々背中にズンとのしかかってきておりますが、まあなんとかなるでしょう。なんてったってこの日記のタイトルがアレですから(^^)。

 へんてこな夢をまた見る。
 一歩歩くたびにキモノが脱げてしまうという奇病に罹ったのだ(病気か? それって)。
 ともかく10歩も歩けばオールヌードになってしまっているので始末に悪い。一計を案じ、予め行く先々の道の上に、10歩ごとにクロゼットを置いておくことにした。これで服が脱げてもすぐ着替えられる(って、そんなもん道端に置いてられるか。なぜここで夢だと気づかんかな)。
 ところがある時、駅のレストランで女房とある女の子(誰やっちゅーねん)と食事をしていたら、その女の子がいきなり逃げ出してしまった。
 慌てて追いかける私(なぜ?)。
 女房が後ろから「服が脱げるわよ!」と怒鳴る。
 しかし私はあの女の子を捉まえて連れ戻さねばならんのだ。たとえ道端で全裸になろうとも(だからなぜなんだよう)。
 駅を出て100メートルほど先で女の子を捕まえたが、道路のドまん中で私は見事に素っ裸になっていた。
 いかん。このままでは警察にとっつかまってしまう。
 慌てて私は駅にとって返した。
 しかしどうしたことだろう。レストランがない。影も形もなくなって地下道になっている。当然クロゼットも消えているのだ。うわあああ人が集まってくるよう、向こうからおまわりさんが来るよう。にょ、女房はどこへ行ったんだ、おれのこと弁明してくれえ。
 ところが女房の姿は見えず、声だけがどこかから聞こえてくる。
 「裸で女の子なんか追いかけるからよ〜」
 ……と、そこで目が覚めた。

 で、今日も女房に布団を奪われていたのだな。へっくちん(>o<)。

 さて、起きたのは9時半、万全の態勢である。
 ……何がって、「シティボーイズミックス presents ラ・ハッスルきのこショー」チケット予約開始の日ですがな。
 すぐに取れるとは思わない。しかし、10時ジャストが勝負のはず。
 ぴったり、その瞬間に電話が繋がるように番号を打ち込んで……やった! ジャスト! ところが呼び出し音は鳴らず、代わりに「ツ〜・ツ〜・ツ〜」。
 し、しまったあ! 0.1秒、遅かったあ!
 もう、『宇宙戦艦ヤマト』でワープの瞬間のボタンを押し間違えた島の気分よ。
 「ああ、宇宙が全て消えて行く……」(注・『ヤマト』にこんなセリフはありません)。
 それとも『イデオン』かな?
 「みんな星になればいいんだ!」
 でも気を取りなおして再度チャレンジ。
 「こちらNTTです。おかけになった電話番号は、現在大変繋がりにくくなっております。もう一度時間をおいて、おかけ直し下さい」
 ……脱力。
 再々度チャレンジ。
 「ツ〜・ツ〜・ツ〜」(がちゃ)
 「誠に、ご迷惑をおかけしております」(がちゃ)
 「ツ〜」(がちゃ)
 「こちらエヌ……」(がちゃ)
 ……全部聞いてられっかい。延々と続く単調作業。受話器を上げ下げしているうちに腕が痺れてくる。
 30分ほどしてトイレに行きたくなり、女房に代わってもらう。途端に女房のやつ、電話をスピーカーホーンに切り換えて、ボタン操作だけで何度もリダイアルしている。……そんな楽な方法があるならなぜ教えてくれなんだ。
 よく聞くと、NTTのアナウンス、ねーちゃんとおばちゃんの2バージョンあることに気がつく。どうして2種類必要なのか分らんが、ねーちゃんのほうが私は断然いい。
 初めこそ「次はねーちゃん、次はツ〜ツ〜、次はおばちゃん」と予知能力の訓練に励んでいたものの、あまりに単調作業が続くうちに、殺伐とした気分になり、おばちゃんの声を聞くたびに、明日あたりNTTに爆弾しかけたろかという気になって来る。
 これも「ハイウェイ・ヒュプノシス」ってやつか? 違うよな。
 もう半分諦めかけ、私はもしかしたら一生、このボタンを押し続けるのだろうか、それもまた人生かと諦観し始めていたとき……。
 「ジリリリリン……」
 ……鳴った!
 「(ガチャ)はい、こちらアートスフィアです」
 ……あ、慌てて、またボタン押して切るとこやった。ま、間違いなかとやね。うっうっうっ。ほんなこつ泣こうごたる(T_T)。
 いやあ、あんなに慎重になったことってないね。丁寧に応対して、取りました取りましたよ、5月3日、夜の部の公演。
 ああ、たとえ当日、仕事でどんな予定入れられても、絶対キャンセルするぞ!
 大竹さんが見られるっ、きたろうさんにも会っえるっ、斉木さんも来っるぞっ、いとうさんとゆうじさんのおっまけっつきっ(狂った)。
 時計を見ると12時過ぎ。……まる2時間電話掛け続けか。どっと……疲労が……。

 でも女房は疲れた私を休ませてはくれないのである。
 劇団のホームページのプロフィールを一新するので書けという。
 なにやら色々質問の項目が並んでいるが、異常に多く、しかも似たような質問がダブっている。
 好きな映画、好きな俳優、好きな芝居って、若いメンバーは生の芝居なんて殆ど見とりゃせんだろうに、これは酷な質問ではないのか。
 私もつい調子にのって(疲れてたんじゃなかったのか)、好きな芝居ベストテン、なんてものを書いてしまったが、そのうち三本はテレビ中継である。生で芝居を見る習慣って、日本人には定着してないのよ(映画も見なくなってるよな)。
 プロフィールには書かなかったが、私が生で芝居を見た最初は、東宝の『サザエさん祭り』である。もちろん上京して見た。確か中学生のころだったな。
 サザエさんはもちろん江利チエミだったが、カツオ役が子供の頃の松田”アシタカ”洋治くん。今考えると結構豪華だったかな。

 プロフィールを書くと、さすがにくたびれはててダウンする。
 でもそのまま夕方まで寝てしまい、『幻のペンフレンド2001』を録り逃した。ううう、最終回一話前だったってのに。多分『愛の詩』シリーズは再放送があるからそんなに心配してないけど。
 でも今日はそのあと『古館伊知郎トーキングブルース13th』もテープの長さを間違えて録り損ない、踏んだり蹴ったりだったのである。チケットが取れた反動だろうか。

 CSで『青山剛昌短編集』を見る。最初の二本、『ちょっとまってて』と『夏のサンタクロース』は既に民放で見ていたが、『探偵ジョージ』『10個の惑星』『プレイ・イット・アゲイン』は初見。
 どの作品も初期短編なので、見栄えがしないのを今の絵柄に合わせてリニューアルしてある。おかげでなかなか見ごたえのある作品に仕上がっていた。
 ヘタに凝った作りの作品より見ていて安心感がある。『名探偵コナン』ファンには、赤ん坊時代の新一の活躍が見られるのは嬉しいサービスだろう。



 ちょっと時間が逆戻りするが、朝食は糖尿病食の蟹風味ミートボールに味の薄いハンバーグ。作り置きのスープもやっと終了。
 女房「味が薄い」と文句をつけるが、病人用だもの、当たり前だ。
 病院食をレトルトパックしたもので、これならいちいち計量をする必要がなくて楽なのだが、いかんせん、値段が高い。一食千円するのである。今日は女房にも分けてやったので2千円出費の計算になる。これじゃ外食と変わらん。
 昼は女房が悪いと思ったのか、ほか弁を買ってきてくれる。でもやっぱり自分で作ろうとはしない。安くて腹の太る、でも美味しくてカロリーの低い食事ってないものかな。世のダイエットに悩む女性にとっても絶対朗報となり、売れに売れるだろうに。
 と言いつつ、今日も友達に贈ってもらった「ラスク・フランス」を齧りつつ、着実に体重を増やしているのであった(-_-;)。
 女房が「あんたの子供の頃って、このお菓子あった?」と聞くが記憶が曖昧なので答えられない。似たようなのはあったかもしれんが、しょっちゅう食ってた気がしない。
 だいたい小学生のころからそうそうお菓子を食ってた子どもじゃなかったのだ。われ等の世代は親から「お菓子ばかり食ってんじゃない、飯をきちんと食え」、と躾られた世代だし、早いうちから小遣いはお菓子に使うよりマンガ本、貸し本に使ったほうがいいや、と思ってたんで、ホントにたまにしかお菓子は食べてなかったのである。あのペコちゃんマークのお菓子だって(ミルキーだったかバルキーだったか忘れたが)、多分生まれてこのかた食った回数って、片手で足りるぞ。
 だからお菓子を買いまくってた経験というのは殆どイベントがらみでしかない。例えば銀のエンゼルを集めるとかな(それだって集まったためしがない。すぐ飽きるからだ)。
 まあ、一番お菓子を買ったってのは例の「仮面ライダースナック」だろう。みんなカードを集めるばかりで、お菓子は捨てる、と社会的に非難の集まったお菓子だったが、あれだって、1冊ファイルブックを手に入れた時点でやめてしまった。しばらくして怪人の解説を網羅した、ムックの類が山の洋に出版され始めたからである。
 カードを薄い紙袋に入れて隠して、どの怪人のカードが入ってるか分らないようにしてたのがヒットの要因の一つだろうが、あれって一種の詐欺ではなかったのか。だって商品の「品質」が事前に確認できないわけじゃん。持ってるのと同じカードが出たらクーリングオフさせてもらってもいいじゃんかよう(まだ恨んでるのか)。
 今はもうああいう商売成り立たないだろうなあ、子供も昔ほどバカじゃないから、と思ってたら、大ヒットを飛ばしたのがあの「ビックリマン」だったのである(これもちょっと昔だけど)。ガキはガキであるがゆえに永遠にバカなのだな。
 でもピカチュウ人気もそろそろと見たがどうだろう。それとも『ドラえもん』みたいに延々続くことになるのだろうか。

 女房がヤフーオークションで『花嫁はエイリアン』のサントラCDを落札したのが届く。
 オークションと聞くと、私はどうしても燕尾服を着た連中が何食わぬ顔でズラリと並んで座っている前のステージで、オーナーが木槌をトントンと叩いて「次はゴッホの『ひまわり』、10万ドルから」なんて言ってるシーンを思い浮かべちゃうのだが、なんか女房の顔とまるでイメージが合わん。
 でも話によると女房は非常に質のよい参加者だそうである。お金を送るのでも即座に対応するし、メールなどのやりとりも丁寧で、ということらしい。
 本人を目の前にしていると、とてもそんな礼儀正しい印象はないのだが、女房曰く、「迷惑は他人にはかけない。アンタにだけ」ということだから、そういうことになるのだろう。とほほ(T_T)。

 女房は珍しく早寝。
 ダン・エイクロイドの歌声を聞きながら、この声質って誰かに似てるよなあ、と思いながら思い出せない。何だか隔靴掻痒のまま、半徹夜で、明日の練習に向けて、次の芝居の(採用されるかどうか分らんが)シノプシスを書き上げる。
 続けて今日の日記を書いていたら、半分以上書いたところで、なんの拍子にか、いきなり文章が全部消えた。
 一瞬呆然となり、もう日記を書くのやめようかとも思ったが、意を決して、一度書いたものより長めに、しかも文章に工夫も加えて書き直す。従って、罫線から前の文は全部書き直しの分なのです。
 で、時計を見ると朝の5時。起きてきた女房に新しいシノプシスも貶される。
 ……何だか今日(もう明日になったけど)はいろいろと祟られた日でありました。
 ふうう(´。`;)。



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