無責任賛歌
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2001年02月18日(日) |
HPの原稿はまだ1/10程度です/ドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』第1話ほか |
朝起きてテレビをつけたら『ガオレンジャー』が始まっている。戦隊ものを熱心に見たことはないのだが(というか、戦隊もののせいで特撮番組から一時離れた)、ちょうど第1回だったので見てみる。 で、20年前『ゴレンジャー』を初めて見たときと感想が全く同じ(^_^;)。特撮版の『ガッチャマン』というか、ルーツをたどれば『忍者部隊月光』あたりか、いや、近年の戦隊キャラクターは明確な描きわけが出来てないことが多いので、『ゴレンジャー』ほどにも楽しめない。 一人だけ遅れて入ってきた新参者が、初めこそ疎外されるけれど、最後にはみんなで力を合わせなければ敵は倒せないんだって気づくパターン、戦後民主主義というより社会主義革命思想の残り香がぷんぷんしてて、子供向け番組とはいえ鼻につくんだよな。『太陽の王子ホルスの大冒険』も今見るとその辺だけ浮いて見える。 この戦隊もののファン層ってのが私にはよく分らないのだ。予定調和だけで成り立ったテキトーな脚本、爆発だけの特撮演出、カット割りの斬新さは一応評価出来るものの、それも二番煎じ三番煎じとなれば飽きが来る。子供の頃から『ウルトラシリーズ』ほか、数ある特撮番組の洗礼を受けてきた身からすれば、戦隊シリーズって決して特撮ものの中心じゃない。なのに若い人と話すと、特撮と言えば戦隊もの、といったような認識に出会うことが多いのだ。ウチの劇団でどんな芝居やりたいかって聞いたときに、「戦隊もの」って答えたやついたんだよな。いったい、どこにどんな魅力を感じているのかなあ。 戦隊ものに比べれば『仮面ライダーアギト』、旧ライダーシリーズとは二色も三色も毛色が違うが、石森章太郎テイストを新しい時代に引き継ごう、という意思が見られてまだ好感度が高い。 ビデオ画像になってしまったことは大きなマイナス要因だが、ビスタサイズで映像としての「広さ」を出そうという試みは、万事に保守的な今のテレビ界では充分野心的だろう。……と言いながらまだビデオ録画した1・2話しか見てないんだが。 どうやら『クウガ』のストレートな続編らしいのだが、前作をあまり丹念に見てなかったので、世界観が今イチ掴めない。敵はどの程度の規模を持っているのか、古代文明の復活を目論んでいるのか。秘密を握ってる人間を殺していくのはいいんだが、いちいち木の中に埋めるのに何の意味があるのか。証拠を残しちゃ秘密を隠したことにはならんのじゃないのか。 戦隊もののように敵味方がハッキリし過ぎてるのもつまらないが、謎また謎で引いて行くのにも限度があるように思う。 『も〜っとおジャ魔女どれみ』、カルチャーギャップ編は今週で終わり。何だか「ここはニッポンなのよ」というセリフがやたらと頻出していて耳障りだったが、ももこっちもピアスを付けることを許可されてよかったよかった。つまらん規則は閉鎖的な空間を作りだし、いじめを助長するだけだと思うんだが。日本の学校では教師が楽することしか考えてないから管理的な規則が減らないんだよな。
今日もホームページの原稿をパコパコ作る。 女房、夕べのうちに原稿を手伝ってくれてた模様。自分の視点だけではうまくいかないところがあって、一部ちょっと依頼してたんだが、早速やってくれたのだ。感謝。 おかげでそれなりに捗ったのだが、やればやるほどやりたいことがどんどこ出てきて、果たして収拾がつくのやら見当もつかない。三月までにはと思っていたが、ことによると四月くらいまでかかるかもしれない。
気分転換にCSで1982年製作の『二人の武蔵』見る。江守徹と藤岡弘が二人の武蔵役。うーん、ほんのちょっと前のような気がしていたがやっぱり若いなあ。ヒロインの秋野陽子も喋らなきゃ美人だ。佐々木小次郎がなんと東千代之介! 若侍をイメージしている人には悪いが、史実の小次郎は老人だったらしいしこれはこれで貫禄があってよし。 五味康祐の短編が原作だが、中身を忘れているので原作との異同がよく分らない。でも佐々木小次郎の出番はあんなに多くなかったと思う。 何しろ、二人の武蔵が対決しようとするたびにどこからともなく現れて、「死ぬには惜しい、二人とも引けい」と邪魔をするのである。そりゃ、二人を簡単に戦わせられないというのはわかるが、かえってドラマの腰を折る、というよりバカバカしくって笑われるような脚本、誰が書いたかというと『弟切草』の長坂秀佳。私はこの人の作品で出来のいいものに当たったことがないんだが、逆にそのおかげで生き残ってるのかも知れんな。次にどんなバカやってくれるかという興味で。
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女房がCSの『御家人斬九郎』にハマって、夕方からテレビにかじりついている。7:50から1:20までの一挙放送だから、おかげで他の番組が全く見られない。せめてニュースくらいは見たいんだけどな。 CMが全くないので、「トイレにも行けん」と女房、腰をもじもじ捻っている。行けよバカタレ(-_-;)。 「食事は作んないの?」 「斬九郎見てるからダメ」 ……これで家事やらない言い訳が成り立つと思ってるあたり、いい度胸してるよな。 「あ、この話は見てるやつだ」 「じゃあ、その間に食事……」 「この間におフロはいろっと」 だから俺病人なんだよう、少しは世話してくれよう(T_T)。
夕方、ロデムさんから電話。芝居のシノプシスの検討がどうなったか、という問い合わせ。結局、相談が来週に持ち越されたことを話す。ウチのメンバーはともかくオタク揃いだから、生半可な脚本ではなかなかゴーサインを出してくれないのである。もし出来るなら、相談の場にご参加願えないかとロデムさんに持ちかける。メンバーをやる気にさせるには、本人が思いの丈を語るのが一番いいからだ。でもバイトで忙しそうだしちょっと予定が立たないかも。 次は私も(体調がよければ)参加しようかな。シノプシス書く時間があまり取れないし、ある程度口で補足説明したほうがいいかもしれない。
久しぶりにプレステでゲームをしながら寝る。だから病人は大人しく寝てろってば。 『いただきストリート』、なんの拍子か今までセーブしていたデータが全てすっ飛んでまっサラになってしまったのだ。ううう、復活の呪文が効けばいいのに(T_T)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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