無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年10月26日(木) さすがに櫃まぶしは英語字幕になかった/映画『ラヂオの時間』ほか

 どうも二、三日前から気分が悪いと思っていたら風邪を引いたようだ。
 朝、目覚めて体が半端でないほどにダルく、トイレに行くとこれが○○○の上に○○。おかげで、○○は○○○○。
 これではさすがに仕事には行けない。急遽職場に連絡を入れて休む。でもこれで昨日今日の仕事を明日中に片付けねばならなくなった。明日体調が戻るとも限らないのに、大丈夫か? でも、なんとかならあ、という気分でいるのだから、私はよっぽど能天気にできているようだ(^_^;)。

 腹が苦しいので、一日中、薬飲んで寝て、あとはトイレに立ったり風呂に入ったり。女房は舞台の小道具を探しに行くとかで出払ってしまい、所在無いことこの上ない。仕方なくビデオ見る。

 ビデオ『多羅尾伴内・十三の眼』。
 名探偵の代名詞と言えば、今は光彦さんやコナン君なのだろうが、戦後の一時期、それが「多羅尾伴内」であったことはきちんと記録しておくべきだろう。
 後年、「片岡千恵蔵の変装になぜ誰も気づかないか」とか、「ピストルの弾はなぜ尽きないのか」とか揶揄されたが、初期のこの作品では、ちゃんとヒロインの一人が変装に気付くし、弾も撃ちあっているうちに尽きる。ただし、探偵モノとはいっても本格モノではない。小林旭のリメイク版が失敗したのは、これを本格モノっぽく売ろうとした宣伝に問題があったと思う。

 DVD『ラヂオの時間』、外国での公開題が「Welcome back Mr.Mcdonald」というのはウマイ。
 劇場で初見の時には気付かなかったが、細かいところで博多ギャグが使われている。「あいたぁ!」の台詞もあるし、相撲中継のアナウンスで「大関『櫃まぶし』」……昨日食ったばかりだって(^o^)。意外と知られていないが、監督の三谷幸喜の両親は博多人である。こういう博多人にしか分らないギャグを入れるあたり、尊大な博多人の血がこの人にも脈々と流れているんだよなあ。
 公開時、森卓也が「戸田恵子は役者不足」みたいなことを「キネ旬」に書いていたが、このキャスティング、ビビアン・リーの吹替え声優だった戸田さんに「明日は明日の風が吹く」の台詞を言わせるギャグのためだったのだ。森さんもそこまでは見ぬけなかったか。

 マンガ竹本泉『トランジスタにヴィーナス』1巻読む。和田慎二が竹本さんに『ポルノ描け』と責める気が分るくらい、今回のマンガはそこそこ「えっち」。15歳以下は読んじゃ駄目だよ。



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