無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年10月12日(木) 乳の電話と江戸のエンコーと胃袋女と/『十時半睡事件帖 おんな舟』(白石一郎)ほか

 昨晩、日記をUPして寝かけた途端に父から電話。(←漢字変換したら最初「乳から出んわ」となった。……何がだ)
 死んだ母が私の名前で保険を契約していたのを継続するかどうかの問い合わせだった。とはいえ、どんな契約だったかこちらは全く知らない。書類を送ってもらうように保険会社に頼むことにする。
 寝つけないまま、DVD『ナイスガイ』を見る。
 女房は演出が今イチ……と言う反応だったが、相変わらず、ただのコックのくせになぜかカンフーの達人というギャップは笑わせてくれる。まあ、確かにサモ・ハンの登場シーンは邪魔だ。

 仕事は特にトラブル無し。嵐の前の静けさか(^o^)。

 白石一郎『十時半睡事件帖 おんな舟』読む。
 このシリーズ、もともと福岡・博多を舞台にした時代小説だったが、この第6作では半睡が江戸詰めに「転勤」している。NHKで島田正吾が演じたときも特に博多を舞台にした感じはなかったから、ドラマ化に合わせた変更かも。だとしたらいかにも江戸におもねっているようで嫌だ。
 でも、江戸で家出娘が「援助交際」したり、半睡の友人の妻が「失楽園」してたりと、殺伐とした事件に遭遇した挙句、ラストで半睡が「江戸が嫌いになった、福岡に戻る」と言い放つあたり、博多人にとっては溜飲が下がる。
 ……でも、博多だって「エンコー」はあると思うんだけどね。いきなりハゲ親父から声かけられた女の子の話も聞いてるし。
 鴻上尚史『ドン・キホーテのリボン』読む。内容も毎回ワクワクするのだが(ニック・パークはおろか、ヤン・シュワイクマイエルまで見ているとは!)、解説が『ガメラ』の樋口真嗣! もう鴻上さんを誉めまくること。しかし「画になる言葉遣い」とは劇作家にとっては究極の理想だぞ。果たして鴻上さんがその域に達しているかどうか。

 晩は女房にビーフンとカレーを作ってやる。濃い取り合わせで、女房、「辛い」を連発しつつも平らげる。食べ終わって数時間も経たないうちに「おなかすいたね」。……この底無し(ーー;)。結局女房、我慢しきれずに一人でモスバーガーに行く。死ぬまで食い倒してきやがれ。

 メールをチェックしてみるとオタクアミーゴス九州のエロの冒険者さんから公演のご案内が来ていてビックリ。
 前にも連絡したけど、メンバーの諸君、都合がつくようだったら参加しませんか? きっと「時の涙を見る」ことができるよ(^o^)。



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