無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年09月27日(水) とろける膵臓と行きずりの恋と膝小僧と/『おもいでエマノン』(梶尾真治)

 お泊まり二日目。でも通院で仕事を抜ける私(^o^)。

 H病院(悪口を書くつもりなのでイニシャル)で内科眼科耳鼻科皮膚科をハシゴ。……楽しくないハシゴだ。
 内科の検査、結果が最悪だと言われる。血糖値は200越えてるし、膵臓が溶けそうだとか。でも前回も前々回も最悪だと言われたぞ。前のは実は最悪ではなかったと言うことか。いっそのこと次回も最悪と言われるかどうか暴飲暴食してやろうか(……死ぬって)。
 けれど耳鼻科の検査では蓄膿はほぼ完治。「糖尿病が安定してるためでしょう」と言われる。おい、どっちの言うことが正しい?
 鼻の通りがよくなった割にイビキのひどいのは一向に治っていないらしいし、いったい私の体はどうなっているのだ?

 梶尾真治『おもいでエマノン』読む。またデュアル文庫。
 梶尾作品は『地球はプレイン・ヨーグルト』くらいしか読んだことがなく、てっきりバカSFしか書かない人だと思い込んでいたのは大間違いだった。日常から非日常への飛躍が見事な、堂々たるSFである。
 ゆきずりの少年と少女の出会いと別れ、いかにもセンチメンタルな設定だが、少女には余りにも重い運命が課せられていた……。
 それをここで詳しくは書けないが、実によく考えられたアイデア。ロングヘアーの旅する美少女エマノンは、作中にも触れられている通り、男にとっての理想のアニマ。イラストが鶴田謙二と言うのも「狙ってるなあ」と言う感じなのだが、苦もなくその手に乗せられてしまっている私がここにいる(^_^;)。
 ああ、エマノンに会ってみたい!
 第一作がショッキングなあまり、続編の印象がどうしても薄くなってしまうが、一読をお勧めしたい本ではある。

 仕事に戻り、若い子たちと話すが、芝居に誘ったら面白そうな子が一人いた。絵を描くのが趣味らしいが、「多分死ぬまでカキ続けます」と言う。……猿の○○○○かい。縁があれば悪の道に引きずりこめるかも。

 夜、一緒に泊まる同僚から怪談話をいろいろ聞かされる。
 「膝小僧」のネタ(「お前、膝が痛くないか?」「うん、痛いけどどうして?」「……妖怪が憑いてるんだよ」「えっ?! どんな妖怪?!」「……膝小僧」)はもう何人から聞いたか分らないが、そう大して面白くもないのに、なぜここまで広がっているのか。
 ほんとに怖い話も聞かされたが、このHPが祟られるとイヤなので省略。



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