無責任賛歌
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2000年08月05日(土) |
しまった、翌日になっちゃった/『人喰いの滝』(有栖川有栖・麻々原絵里依)ほか |
ということで、日付は6日だけど、これは5日の日記である。
朝、惰眠を貪っていると口の中に異物感。 ハッと気付くと女房がうな丼を私の口の中に押しこんでいる。
休日の朝といえば、こうあってほしいという理想形を男は追い求めるものだ。 まどろみの中、ぷん、と漂う味噌汁の香り、トントントン、と軽やかな包丁の音。やがて妻がエプロンを外しながら夫を起こしに寝室へ。「あなた、もう起きて。ご飯、できたわよ」。 まあ、一般的にここまでステロタイプな朝を送ってる家庭があるたァ、私だって思わんが。でも寝惚けてる亭主の口に、女房がいきなりメシをグイグイ詰め込んでる風景って……はたから見りゃあ相当怖いぞ。どういうわけか、女房は時々こういう妙なことをする。 なのに、ああ、ほや〜んとしながらもうなぎの味をかみ締める自分がそこにいるのが情けない。 ……ハッ。腹の調子が悪いってのに朝っぱらからうなぎを食わされてる俺って、もしかしてイジメられてる?
でも、女房から分けてもらった胃腸薬のおかげで、今日はずっと便秘。女房も同様で、腹の中はグルグル鳴ってるのに、フタをされてる状態でいっこうに通じがない。まあ、いつ爆発するか分らないので、今日は外出を控えて、もっぱらパソコンに読書。 高橋しん『最終兵器彼女』2巻、1巻目も相当無茶苦茶な展開だったが、2巻も相当キテル感じ。……だからなんでドジでノロマな女子高生を戦闘兵器に改造しちゃうんだよう。でもちさちゃん萌え萌え〜ってヤツも世の中には腐るほどいるんだろうな。 麻々原絵里依『人喰いの滝』、有栖川有栖原作の漫画化。ミステリの漫画化としては結構上質の部類に入らないだろうか。会話の連続をテンポのよいコマ割りで見せていく技術に長けている。 西萩弓絵『ケイゾク/シーズン壱』、金曜ドラマの小説化。ノベライズされてもテレビシリーズでのトリックの矛盾は改められていない。それにしても「犯人は○○さん、あなたですよね」「……本当にそんな言い方するんですね」「決まりものですから」というような楽屋オチまで小説に書いたって面白くもなんともね〜ぞ。シナリオライターの小説は向田邦子を除いて概してつまらんが、この作者も例外ではない。 今日は昼寝もしたのでこれくらいしか本を読めず。
晩飯、ガストでオムシチュー。女房に唐揚げを二つ分けてもらった。ヽ(^o^)丿わーい。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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