あふりかくじらノート
あふりかくじら



 ぼんやりと確固たる形。

昔からずっと、単純な答えというものにいつも疑問を持っていた。
もっといいものがあるんじゃないかと、いつも思っていた。

向田邦子のエッセイ集『夜中の薔薇 』にある「手袋をさがす」というエッセイそのままの気持ちがよくわかる。

わたしも、もっといいものがあるはずと信じ、ひと冬を手袋無しで過ごす人間だ。


開発業界にいれば、「コンサルタント」になりたいのだと他人に思われ、作家研究をしているとベッシー・ヘッドの名を出せば「文学研究者」と思われ・・・そういうことの繰り返し。

でも結局、それはいずれも「他人の眼」なのだ。
自分自身にはなんら関係のないことなのだ。もちろん、人間にはどうしても「他人に認められたい」という気持ちはあるし、それを無視することはできない。


ただ。


すごく痛い目にあうのは、中途半端なことをして他人に認められようとするからだ。中途半端に、楽なことをしようと考えるからだ。つまり、妥協するからだ。

ほんとうはやりたくないことなのに、「やれること」だからと選んでしまう仕事。もちろん生活を立てなくちゃいけないということはある。

でも、それだけでは永遠に妥協と焦りとストレスのなかだ。
そして、いらぬプレッシャーの下に居座り続けてしまうだけだ。不必要なプレッシャー。


すこしずつ、ノートに書き付けていったら、ぼんやりと、それでも確実なものが見えてきた。

要は、考え方次第なのだ。
自分にはできないと思っていれば永遠に出来ることはない。自分に出来ることを一歩踏み出してやってみれば、思ったよりも案外前に進めるはず。

そんなことがだんだんわかってきた。


だから、これからも、組織に所属することはしたくない。

フリーで、やって行きたいと思う。(まぁ、今もフリーでやっているようなものだけれど)


だんだん、自分に必要なものも見えてきた。何を学びたいかもわかってきた。そして、自分の持っているカードは何なのかも、よくわかってきた。




カフェオレ、頼んだらウサギだった。




端っこからそっと飲んだら、面長になっちゃった。







2009年02月06日(金)
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