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■ うつくしいことばを綴るのだ。
ただ、ただ。
こころが壊れそうですごく苦しいとき、わたしは誰に電話をしていいのかわからない。
こういうとき、多くの人々はどうするのだろう。 親友と呼ばれるひとや恋人に電話をするのだろうか。きっとそうかもしれない。
でも、電話をできるようなひとは、わたしにはいつも、思いつきもしない。そんな近いひとって、やっぱりいないんだと思う。
親友とは何で、恋人とは何か、わたしは忘れてしまった。 毎晩のように電話をかけ、生活をともにして街を一緒に歩く恋人というものの感触を、わたしはすっかり忘れてしまった。
でも、そんなことをいいつつ、好きなひとに電話した。 全面的に信じている、ほんとうに好きなひとに。
いつも、ことばの上ではけっこうすれちがいなのに、底のほうでつながっている感覚を思い出し、安堵する。これが別れた恋人だ。
シャンサとリシャール・コラスの往復書簡の本、ちょっと中断していたけれど、読書再開した。とてもうつくしく、力強い。芸術についての話は、圧倒的だ。ひとつひとつ、ことばを大切に読んでいる。染み込ませるように読んでいる。わたしも、ことばを書くひとりとして。
また、詳しいことは改めて書くかもしれない。
今日は、あまりにもこころがくたびれたし、深く傷ついたので、もう眠る。泣くことはとっても神経を磨耗するのだ。
午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡

2007年10月30日(火)
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