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■ 12月になる瞬間の。
また、ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』。演奏はフジコ・ヘミング。
12月になった。 いつもこの月はとくべつ。自分の誕生日があるからなのかもしれないけれど、何だかとくべつ。 しんと静かな海の表面を思い浮かべながら、わたしは世界が12月になる瞬間を迎える。毎年、自分のことを考えながら。
この月はいつも、わたしの人生が動く月。 初めて海外に出て米国に暮らすことになった11歳のあのとき。実家を出て独り暮らしをはじめた日。数え始めたらいくつもそんな12月があった。
昨日は、わたしが暮らしているこのヴィレッジのパブで、いつも親しくしている方の70歳のバースデイ。敷地内にパブがあるってとてもよい。ヴィレッジのいつも見かけるメンバーのほか、知らない方もたくさん来ていた。 まぁ、何がすごいってわたし以外は当然みんなシニアなんだけど。
しかし、それぞれが色んな人生をこのジンバブエで送っているのだなとしみじみ思う。古き良きローデシアをいまだに愛している白人たちがほとんど。昨日来ていたとてもたくさんのひとたちの中で、白人でないのはわたしだけだった。
こういう生き方。長い年月。でも、わたしはこのひとたちと触れ合うことができてうれしい。 これもまた、わたしの「12月になる瞬間」なのだ。
みんな、今、同じ時間をこの場所で共有している。
2006年12月01日(金)
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