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■ すべてのうつくしいもの。
すべて、うつくしいもの。 目に映る、すべての世界。
やさしい太陽の光、色とりどりの街。 コーヒーの香り、きらめく桜。 行きかう車の喧騒、ショップに飾られた うつくしいかばん。
それらをひとつひとつ、 すべて分かち合いと思うから、 それを感じる心の中に 同時に存在してほしいと思っているからこそ、 わたしは好きなひとにそばにいてほしいのだ。
心の中を、抱いている思いを 思考の流れを、希望や理想を語り、 それを聴いてほしいからそばにいてほしいのだ。 わかちあい、わたしがここに存在していることを 証明してほしいのだ。 絶対的な、この現実世界における 安心感を手に入れたいのだ。
そして、幸福感に浸りたいのだ。
不意に、何かの拍子に心が崩れてしまわないように。 その防護壁を、自分自身がずっと持たなくて すむように。
世界が、いま、この瞬間だけ、 その安心感で輝いてみえるように。
それは、愛ではないのだろう。
2004年04月05日(月)
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