あふりかくじらノート
あふりかくじら

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■ 生意気な女と言われるかしら。

残業して、しかもたまたま重たい荷物を抱えながら、
残暑の中、額を汗でべたつかせて自宅の最寄り駅の
改札を出た。
21時。

よく、銀座だとかをひとりで歩いていると、
自称「メイクお姉さん」とか「美容師お姉さん」だとか
名乗る女性に声をかけられたりする。

基本的にそのことを好きなひとって、あまりいないんじゃ
ないだろうか、とわたしはいつも疑う。
とくに、くたびれた顔をした自分のときは、あんまり
「この美貌だし、そんなもの間に合ってます」感を演出できないし。

とにかくそのような女性たちにもいろいろなタイプがいるが、
その中でも、自分は女の子たちのハートをがっちりつかむのなんて
ラクショーよ!などと思っているに違いない「ベテランタイプ」は
はっきり言って嫌いだ。

そして、そのときわたしに声をかけてきた女性はまさにそれだった。

「すみませーん、わたしは美容師をしているんですが〜
(ごにょごにょ→常套句)ちょっとアンケートを〜(ごにょ)」
などと、にっこにことフレンドリーさを演出しながら近寄ってくる。
おもむろに、ああいやだ、と思う。
そもそも、わたしをみて「お勤めの方ですかー?」と
いきなり明るく訊いてくるところも気に食わない。
女子高生にでも見えるのだろうか。(そりゃないか)

思わず立ち止まって露骨に不機嫌な顔をするわたしも
ちょっといやな女だなと思うのだが、いつもそうしてしまう。
ときには、彼女たちを哀れんですらしまう自分が憎らしい。

しかし、その日はちょっと見事に、ぷっちりと切れてしまった。
その主な理由は二点ある。

� 屮瓮ぅ�とヘアーとネイルのどれがいちばん興味あるか」と
訊かれること。

わたしは、化粧もするし好きな美容院やヘアケアのブランドも
あるし、爪に色を塗ることも好きだけれど、それはそれ。
化粧は化粧だし、わたしにとっては、営業ギャルとしての
礼儀とか、気持ちをぱりっとさせるだけの意味合いしか
もたず、それ以上でも以下でもない。
よって目くじらを立てて新しい化粧品を買いあさることもないし、
ファッション誌などをのぞくこともない。
ましてや、ネイリスト・サロンなど足を踏み入れたこともない。
しかし、その「自称美容師」の行うアンケートの前提として、
「女のコはみいーんなそのようなものに非常に興味を
示して、新しい情報には飛びついてくるはずなので楽勝」的
アプローチに、おもわずカチンときてしまう。
(自分はあまりに勝手だろうか)

�◆屮瓮ぅ�とヘアーとネイルのどれがいちばん
興味あるかナー??(幼児語風)」
ぷちっ。誰、あんた。
ジョシコーセーと間違ってるわけー??

というわけで、いくら彼女らの仕事とはいえ、こういう女性たちに対し
非常にいやな態度をとってしまうわたしは、やっぱり
生意気なのでしょう。

でも、自分の哲学と違ったことを連続してこのように
やられてしまうと、どうしてもぷちっときてしまう、
そんな短気な女でもあるのです。

やれやれ。
あんまりかわいくないな。

2003年09月05日(金)
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