ぽあろの文芸日記

2001年01月30日(火) 冬の闇

  星たちを閉じ込めている冬の闇

なぜだか、気が重い。
夕食ものどをとおらず。
家族が気遣っているのが伝わってくる。
それがなお心に重い。

精一杯の明るさを振りまいて、寝室に入る。
窓から見えるのは、高層ビルの灯り。
星が、閉じ込められた夜。
僕はどこへ、閉じ込められてしまったのか。

毛布に包まれて。
家族の温もりに包まれて。
不意に、柔らかな眠気が訪れる。
しばしこの快さに身を委ねる。

  星凍る沈んで安き夜もある


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