ぽあろの文芸日記

2001年01月26日(金) 一人炬燵

  風邪癒えて一人炬燵も悪くなし

妻の愛もあって、と書くと惚気になってしまうが、
風邪の具合がだいぶいい。
大事をとって、少し遅めに起きて居間へ出る。
妻も母も仕事に出かけていて、
一人、冬の朝の炬燵にもぐりこむ。

風邪という些細なものであっても、
人は病を得ると孤独を感じるものかもしれない。
幸い、今回は家で一人きりになることがなかった。
風邪が早く去って行ってくれたのも、家族のおかげかも。

一人で炬燵に暖められ、
蜜柑の山を眺めつつ、
好きな音で部屋を満たす。
そういえばそんな時間を過ごすのは久しぶりだった。

  束の間の独り身なら良し冬の朝


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