風邪癒えて一人炬燵も悪くなし
妻の愛もあって、と書くと惚気になってしまうが、 風邪の具合がだいぶいい。 大事をとって、少し遅めに起きて居間へ出る。 妻も母も仕事に出かけていて、 一人、冬の朝の炬燵にもぐりこむ。
風邪という些細なものであっても、 人は病を得ると孤独を感じるものかもしれない。 幸い、今回は家で一人きりになることがなかった。 風邪が早く去って行ってくれたのも、家族のおかげかも。
一人で炬燵に暖められ、 蜜柑の山を眺めつつ、 好きな音で部屋を満たす。 そういえばそんな時間を過ごすのは久しぶりだった。
束の間の独り身なら良し冬の朝
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