# デジホとバトロワ
2001年03月28日(水)
28日中に書けず、次の日に日記書いてます・・・。
今回はー、時間もあることだし、延ばし延ばしだった小説関係のお話。

ワタシが約一ヶ月前に無我夢中で読んでたのが、デジホ。
『ディジタル・ホームズ』です。
これはネットで毎日更新の小説なのです。ファミ通文庫から本も出てます。
ネットワーク探偵かつ国際手配容疑者で、シャーロック・ホームズの五代目子孫である「ヒュー・イブカ・ホームズ(Ib)」が、コンピュータやテクノロジーを駆使して事件に立ち向かう(・・・というか首を突っ込む)、サスペンスとしても旅行記としても楽しめる小説。
キャラクターがとても魅力的。ワタシは主人公イブが一番好き。
天才的なハッカーなんですよう。でもお菓子好きで、子供っぽいトコもあって。
イブはきまぐれで日本国内から国外まであちこちに現れます。
追手である組織やFBIから逃げ回りながら、各地を旅しているようです。
各地の名所や名産品を一緒に楽しめるのも魅力的。旅に出たくなる(笑)
サスペンスとしても魅力充分。
ネット・オークション組織だとか子供を狙う国際的な人材獲得組織の事件に、イブは巻き込まれたり首を突っ込んだり。
毎日更新だから、毎日次の話を読めます。
バックナンバーもたくさんあって、ひとつの物語がだいたい20日分くらいなので、読み応え充分。しかもダウンロードしてゆっくり読めます。
ネット連載、文庫の他に、ネットゲーム版や発売予定のPS2版があります。
このネットゲームは、イブたちが活躍するゲームの世界“パラフィクションワールド”に入って、自分の分身であるアクターを行動させることが出来ます。シナリオは毎日更新され、途中イブにも会うことが出来るし、影響を与えたりします。
ネットゲーム版はゲーマーズドリームに会員登録しなければいけないのですが。
時々期間限定で体験版が用意されることもあるので、ワタシは体験版を期間いっぱい楽しみました(笑) お金ないから会員登録はちょっと・・・。
とにかく小説が面白いのでおすすめです。
興味がある方は↓からどうぞ!
http://dh.gamersdream.ne.jp/

で、デジホと同じ一ヶ月前、ワタシが激ハマりしたのがバトロワ。
ご存知の方も多いでしょうが、『BATTLE ROYALE』です。
高見広春著、太田出版から出てます。
映画化でかなり話題にも問題にもなりましたが、私は原作から入りました。
これは、面白いです!いや、面白いと云ってしまっていいのかわからないけど、面白い。
バトロワとは何かについて一応ご紹介しておきましょうか。

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西暦1997年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。この国では毎年、全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、国防止上必要な戦闘シュミレーションと称する 殺人ゲーム、“プログラム”を行っていた。ゲームは クラスごとに実施、生徒たちは与えられた武器で互いに殺しあい、最後に残った一人だけは家に帰ることができる。

香川県城岩町立城岩中学校3年B組の七原秋也ら生徒42人は、夜のうちに修学旅行のバスごと政府に拉致され、高松市沖の小さな島に連行された。催眠ガスによる眠りから覚めた秋也たちに、坂持金発と名乗る政府の役人が、“プログラム”の開始を告げる。

ゲームの中に投げ込まれた少年、少女たちは、さまざまに行動する。殺す者、殺せない者、自殺をはかる者、狂う者。仲間をつくる者、孤独になる者、信じることができない者、なお信じようとする者。愛する気持ちと不信の交錯、そして流血・・・・・・。

ギリギリの状況における少年、少女たちの絶望的な青春を描いた問答無用、凶悪無比のデッド&ポップなデス・ゲーム小説!

(BATTLEROYALE あらすじより引用)
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です。映画もR指定になったりと色々問題になりましたが、バトロワはただのデス・ゲーム小説じゃないと私は思ってます。
青春小説の面が強いと思います。
登場人物が42人もいるのに、それぞれの個性や死に様をきちんと書いてる。
これってすごいですよね。だって42人ですよ。
42人もいるのに、どの子もちゃんと記憶に残るんです。
おすすめしていい小説なのかって思うけど、とてもいい小説です。
私は根っからの同人女なんで、邪まなことを考えたりもしますが(笑)
それはそれ。・・・好きなんです・・・37・・・。(七原とか三村とか桐山とか充さんとかが好き)
映画も遅ればせながら見に行きました。悪くなかったです。
設定が違う点や、省かれている部分もあったけど、楽しめました。
でもやっぱり原作がいいな。
映画版、4月7日から特別編が公開になるようです。
すっごい楽しみ。

なんだか大変長くなりましたが、以上二つが今私が好きな小説です。


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