オミズの花道
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『 飲み方を弁えないお客様 』
2005年03月22日(火)
3連休だったのに。
さあ遊ぶぞと思ったが取り合えず原稿を片付けねばいけなかった。
うにゅにゅ。
うああん。まだ片付かないよぅ・・・・。
にゃんこはめきめき大きくなってます。
もともと成猫は6〜7キロの個体になるそうで。
10キロも珍しく無いんだとか。
うお。
今、ぐんにゃりしてぐるぐる言って膝の上に居ます。
まだ2ヶ月なのですが、もう1キロあるのってどうなんだろう。
キャットフードはアイムス子猫用、その他にササミをゆがいたり、軟骨を柔らかくしてあげたり、成長に良さそうなものをあげています。
夜は必ず一緒に寝ていたりして。
立派な三段ケージを買ったのに、昼間とお料理の最中、出かけるときにしか使わなかったりしますが、縦運動の好きな品種らしいので、まあそれなりに役に立ってます。
キャットタワーも物色中。
オミズの方は、飲みなれてないお客様に久々に会ったので面白かった。
これはちょっと書いておきたいなと思う。
この方、よく私の日記に出てくる
『新幹線で通ってくれる奥様ぐるみのお客様』
の枝の枝、という関係になる。
仮名で井上さん、としておこう。
いわゆるメーカーさんの支社長というポジションで、経費もそこそこ持っている。
まあ私にしたら良いお客様なのだが、何しろ取っ掛りが悪かった。
その取っ掛りとは・・・・最初枝客と一緒に井上さんが来られた時に、これでもかと美人をはべらせ、文句無く接待を完了したのだ。
勿論、掴むためである。
だが美人をはべらせたのが逆に災いして、その中の一人に井上さんは入れ込んでしまい、なんとその子に自分の口座を移動しろ、とか抜かしてきやがったのである。
お客様の意向がどうであれ、私の意向がどうであれ、口座の移動は夜の業界では通らない話。
今更こんな事を言う人がまだ居るのかと苦笑したが一蹴した水上である。
もともと終身口座制度(なんじゃそら)というものが水商売にはある。
Cという店において、Aという女性の顧客のBさんは、Aがその店を辞めない限り彼女の口座である。
Aが店を辞めて、BさんがC店にそれでも来店した時、初めて口座の移動が発生するのだ。(簡単に言うとこんな感じです。)
私自身、この口座制度とやらは首を傾げてしまうのだが、システムはシステムなのだから致し方ない。
そもそもこれは店側に言わせると、売り上げの数字の把握と、金銭の責任をクリアにする都合の良さなのだろう。
が、女の子同士で要らぬトラブルや、他口座席で手を抜く、そんな煩わしい事の原因にもなるので、私自身はそういう意味であまり必要性を感じない。
まあ、この話はまたおいおい書くとして・・・・。
それでこの井上さん、一蹴した事でむくれてしまった。
私に向かって根性が悪いだの、何だのと言ってきた。当たってるけどね。
だがここで一番気を使い遠慮したのは、井上さんに気に入られてしまった美人の沙理ちゃんである。
彼女は20歳のバイトさんで、口座持ちじゃない。
彼女にしてみれば
『オッサン、余計なトラブル起こさんとって〜な。』
であろう。
オネエサンに睨まれて(睨まないけど)困るのは自分なのだし。
いつも井上さんが帰るたび、
『水上さん、ごめんなさい・・・・。私本当に要らないんです。』
と泣きそうになっていた。
気にせんでええっちゅうねん。
さて、私自身の感はと言うと、彼女が口座持ちなら譲ったろうと思う。
少々売り上げが変わったとしても、それくらいなら差し障りはない。
つまりそれほど数字的にはショボかったのである。
彼女が売り上げなら、リスクと共にそれなりの報酬がある。
だから、他人から貰ってでも口座を増やす値打ちもある。
だがヘルプである以上、どれほど集客力があっても日給が変わる訳ではない。
むしろ私が安易に口座を分け与えるならば、その行為は逆に彼女の首を絞める事になりかねないのだ。
日給は据え置きなのにリスクだけを背負わす訳にはいかない。
だが井上さんはあまりにもしつこく私に交渉して来るので、こちらとしても釘を刺さざるを得なかった。
『口座の移動は出来ませんよ。
大体そんな手段で女の子を物にしようだなんて。
逆に嫌われちゃいますよ。
応援してあげるなら次の段階(店)でしてあげるべきです。
井上さん、お忘れですか?
ここに貴方を連れてこられたのは○○の社長です。
あの方は○○の社長(新幹線)の枝なんですよ。
つまり、私にとってメインはその方なんです。
男同士で、また同じ業界で、
あまり悪い話になるような事はどうなんでしょうね?』と告げた。
平たく言うと、
『せっこい口説き方してどないするんじゃ、オッサン。
大体たかが支社長のクセしやがって、(定年間近)
大もとの社長、アンタの所の社長と友人の、
その人お気に入りの私にナニ抜かしとんねん。
チクッたるぞウラウラ。』
ですかね。
性格悪いですね水上。
相変わらずです。
だけどねえ、私にしたら定年間近の某メーカーの、ある程度のポジションの男性が、こんなみっともない行動を取る事自体がもう、オミズの限界を超えてたんですな。
すいませ〜ん。我慢出来ませんでした。
井上さんは『融通の利かん。』とかブツブツ言ってましたが、その日はそのままお帰りになりました。
この方、これで大人しくなった訳ではございません。
水上の頭の中では、何故か第2ラウンドのゴングが鳴ってましたので、そんな予感はありましたが。
長くなりますのでその話はまた次回に。
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