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■ 去
ふかい
ふかい
ふかい眠りに
いざなってください。
今だけでもすべてを
わすれさせてください。
とおい
とおい
とおい瞳に
ふれさせてください。
夢だけでもあなたを
おもわせてください。
いとおしいそのゆびさきに
どうか
幸せがおとずれますように。
そして
やってくる
やってくる
やってくる時間の
ひとすじひとすじがわたしのなかへ。
うごきだす
うごきだす
うごきだす時間の
ひとつぶひとつぶがわたしのなかで。
さってゆく
さってゆく
さってゆく時間の
ひとひらひとひらがわたしのそとへ。
それは
こぼれこぼれおちる砂のように
ながれながれくだる水のように
失われたのでしょうか?
蓄積したのでしょうか?
死亡したのでしょうか?
蘇生するのでしょうか?
謝罪するのでしょうか?
許可しないのでしょうか?
そしてまたやってくるものは
いったい何なのでしょうか?
わたしが大切に暖めているものは
いったい何なのでしょうか?
2002年10月19日(土)
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