ケイケイの映画日記
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2012年03月15日(木) |
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」 |
え〜と。まぁこんなもんでしょう。正直言って期待値は割りました。普通はこの手の「2」は、あんまり観ないのですが、前作のロバートとジュードの抜群の相性の良さに惹かれての今回の鑑賞です。それと!あのノオミ・ラパス@本家リスベットの初ハリウッド作品とくりゃ、見逃すわけにはいきませんて。何度も観た予告編も楽しかったし。あの予告編、上手に作ってあったな・・・。監督は引き続きガイ・リッチー。
19世紀末、不可解な爆弾テロが世界各地で勃発し、ホームズ(ロバート・ダウニー・ジュニア)は、その搜索に乗り出し、黒幕がモリアーティ教授(ジャレット・ハリス)ではないかと突き止めます。折しも助手のワトソン(ジュード・ロウ)はメアリー(ケリー・ライリー)と新婚旅行のさなか、襲撃されるはめに。二人は搜索に乗り出しますが、ジプシー占いのシム(ノオミ・ラパス)が、一連の事件の鍵を握っていることを知ります。
予告編くらいコンパクトのまとめてくれりゃ良かったんですが、筋が大雑把にあっちこっち飛ぶので、解りづらい。大まかに「敵は教授」くらいしかわからん。ボケ〜と見ていてもOK!な作品と踏んで、夫を誘ったもんですから、『面白ないと思ってるやろなぁ・・・』と、こちらも気が気じゃない(結果は「ようわからん。おもろない」でした)。「戦火の馬」にしとけば良かったか?と気もそぞろになります。
映像的には前作同様、CGを駆使してあれこれ趣向を凝らして見せてくれるも、ホームズって知性的な推理もんのはずが、アクション映画になること、前作以上なわけ。、「ゴースト・プロトコル」くらい上出来ならいいんですが、それほど目新しいものではありません。
ストーリーそのものは不満がいっぱいなんですが、この作品最大のお約束・ホームズとワトソンの匂い立つ男同士の友情っぷりは健在。私は世間様が言うほど「腐」の匂いは感じませんが、頭良くても男って中学生くらいの精神年齢の人、多いからね。いちゃいちゃつるんでいる感じは、楽しいです。今回はワトソンの妻メアリーまで巻き込み、「しょうがないわねぇ・・・」と言う感じで、妻公認となった模様。ほんと、どちら様も男は手がかかるわ。
そしてノオミ登場!まぁ〜長い髪にウェーブがかかって、綺麗よ〜。ジプシーと言う設定なので、他の御婦人はエレガントでクラシックな装いの中、ノオミはフォークロアっぽいフェミニンさで、小柄な彼女に似合っていました。また殴られて鼻血出してましたが、リスベット級ではなかったけど、今回も闘う女性として活躍しておりました。ジプシーと言う設定自体は、活かし切れていませんが、初ハリウッドですもの、御祝儀で合格じゃないでしょうか(ちょっと甘いか?)。この後リドスコの「エイリアン」前日婦的な「プロメテウス」が控えており、彼女はリプリー的役どころだとか。
ジャレット・ハリスは、シャーロキアンにも支持されているそうで、ホームズもんは子供の時しか読んでない私にも、適役だなと感じるクレバーな大物悪役ぶりでした。他にはホームズの兄役スティーブン・フライもとぼけた味わいで良かったです。
まっ、主役二人のコラボは相変わらず良かったし、登場人物みんなのキャラも楽しめたし、+ーゼロかな?好評のようで、次も作る気満々のラストです。願わくば、それまでジュードの髪が持ちますように・・・。てか、お金持ちなんですから、植毛すれば良いのよね!
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