ケイケイの映画日記
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2010年12月30日(木) 2010年ベスト10

もう一本観られるかと思っていたのですが、気が付けば今年もあと1日。今年のベスト10です。今年は劇場鑑賞数76本、うち旧作は5本です。
まず洋画から。

1 「ずっとあなたを愛してる」

2 「息もできない」

3 「フローズン・リバー」 

4 「オーケストラ!」

5 「スプリング・フィーバー」

6 「シングルマン」

7 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」

8 「マイレージ、マイライフ」

9 「シャネル&ストランヴィンスキー」

10 「フィリップ、君を愛してる!」

では邦画です。邦画は本数が少ないのもあるので、ベスト5です。

1 「悪人」

2 「告白」 

3 「アウトレイジ」

4 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

5 「パーマネント野ばら」  

今年は書かないまま、時間が過ぎた作品が多かったです。
正直言って、スランプでした。
今までのアップした後の解放感が乏しく、今まで湧き出るように出てきた言葉に、詰まる事もしばしば。
書かないのは毎年2本くらいなのですが、ざっと思い起こしても「17歳の肖像」「僕のエリ」「十三人の刺客」「ヌードの夜」「トイスリーリー3」など。5位に入れた「スプリング・フィーバー」が、まだ書けていないのが象徴しています。

原因は家庭に変動があった事と、私の仕事のストレスです。
実は7月いっぱいで夫の職場が廃業になりました。
ここ数年業績が落ちていたので、心配はしていたのですが、やはりショックでした。
その頃高三の三男の就活も始まり、妻として母として本当に毎日落ち着かない日々でした。
加えて同じ医療系でも、長年勤めた内科とはかなり毛色の違う眼科の仕事も、私の心身を直撃、ストレスは毎日がピークのようでした。
お陰さまで夫は二ヶ月後に再就職、三男もこのご時世で一社目で採用され、本当に安堵しました。

三男の就職で、これで子供三人とも無事社会人になる目途が立った事で、減収になっても、これからは自分のために働こうと決意。やりたい科目と稼働時間を睨んで、今の職場である精神科のクリニックを志望。有り難い事に採用され、12月から受付事務として働いています。

映画を観て書く事がこんなに大変だとは・・・と、サイトを持って初めてのスランプに悩んでいた頃観たのが「キャタピラー」。ベストには選んでいませんが、面白い様にキーボードを打つ手が進み、書くって楽しいなと、久々に実感した作品です。「実録・赤軍派 あさま山荘への道程」でも、アップした後とても充実感があり、どうも若松監督とは、感受性を刺激すると言う点では、相性がいいようです。

昨年同様、今年も見逃しがいっぱい。来年こそは「もうお腹いっぱい!」というくらい、映画が観たいです。それには家庭の安定も重要ですが、一番は自分の心の在り方だと思います。自分を満足させられるのは自分しかいないのだと、しっかり心に刻みたいと思った一年でした。

遅々として進まぬ更新にも、辛抱強くお付き合いいただき、今年もありがとうございました。新しい職場はとても楽しく、無駄にキャリアだけ長い未熟な医療事務員の私も、スキルアップしたいと欲も出ています。一年後は仕事に映画にと、一皮むけた自分に会えるよう、頑張りたいと思います。

それでは皆様、どうぞ良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。


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