ケイケイの映画日記
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2007年12月29日(土) 2007年ベスト10

もう一本何か観て書こうと思っていましたが、今年も残すところあと二日となり、先にベストテンを書こうと思います。今年の劇場鑑賞作品は、新旧合わせて89本。内訳はアメリカ42本、日本23本、イギリス6本、フランス4本、韓国3本、スウェーデン2本、スペイン2本、ドイツ、オランダ、香港、イラン、インド、スイス各一本です。昨年まではアジア映画と欧米作品とその他の国分けていましたが、今年は洋画と邦画に分けたいと思います。では洋画から、旧作以外でベスト10です。

1 善き人のためのソナタ
2 ヴィーナス
3 パンズ・ラビリンス
4 ブラック・ブック
5 酔いどれ詩人になる前に
6 毛皮のエロス
7 ドリームガールズ
8 ヘアスプレー
9 プラネット・テラー in グラインドハウス
10 リトル・チルドレン

今年は昨年ほど豊作ではなく、あまり悩みませんでした。100本割るということは、結構考えて作品を選んでいたということなので、あまり当たり外れはありませんでしたが、その代わり突出した作品も少なかったようです。「善き人のためのソナタ」は、春に観ました。その後、これこそ今年のベスト1!という作品が何作が出てきましたが、次の日になると「やっぱり『善き人』かも・・・」と、常に頭の隅にあった作品で、結局この作品にしました。

邦画は今年は10本くらいしか観ていないと思っていたら、何と旧作を含めて23本も観ていました。そのうち新作20本からベスト10、ではなく、今年はベスト3です。だってダントツで思い浮かぶ作品が、この三つなのです。

魂萌え!
人が人を愛することのどうしようもなさ
クワイエットルームにようこそ

他に気に入った作品もありましたが、↑に挙げた作品とでは、私の中では相当開きがありました。巷で賞を総ナメしている「それでもボクはやってない」は、感想にも書いたように傑作だという認識は今でも変わりませんが、私にとっては心の中に、いついつまでも深い余韻を残す作品ではありませんでした。

並べてみると、作品はバラエティに富んでおり、なかなか鑑賞スタイルは健康的である模様です。映画は雑食が一番、来年も何でも観て自分の人生の肥やしにして行きたいと思います。

心残りは、今年は末っ子が中三で受験生のため、足繁く進路相談で学校や塾に通い、はたまたこの息子の年始めの入院や、脱臼からのまさかの手術などで、またしても三桁の鑑賞数ならずだったこと。二年連続100本超えた年は、次からは本数は気にしないでおこうと思いましたが、やはり三桁行くと、年末には満足感がありました。

なので来年は再び三桁目指したいと思います。それには家内安全・仕事も順調・家族元気でつつがなく暮らすことが、兼業主婦である私には必須条件です。映画をたくさん観られる日々は、それなりに安定した生活のバロメーターというところでしょうか?

今年の鑑賞代は74290円、一本単価約840円、電車代18000円、各劇場年会費合計6000円でした。月割りでは8500円くらいです。高い高いと言われながらも、努力と工夫で映画はやっぱり一番安い娯楽&芸術みたいです。

今年も拙い私の感想文にお付き合い下さり、本当にありがとうございました。お陰さまでいつまで続くやらと思っていた「ケイケイの映画日記」も、早いものでサイト開設から4年目に入っています。来年も息災で過ごし、ロムして下さる皆様に楽しんでいただけるような感想が書けたらいいな、と思っています。それでは皆様、良いお年を。来年もどうぞよろしくお願い致します。


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