MIKI.PRUNEの方丈日記
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2006年09月03日(日) 東北への旅 3

 花巻温泉で英気を養い、2日目は花巻・遠野・気仙沼まで

 車を走らせる。途中の釜石自動車道という高速道路は

 娘が教習所以来の高速運転をする。

 まずまずの出来!? 
 
 前にも後ろにも車がなくてよかった。ホッ。


 遠野は、柳田國男が民話の研究をして有名になった場所です。

 柳田國男が調査・執筆のため滞在した旧高善旅館が

 とおの昔話村となっている。


 とおの昔話村で、座敷わらしの話を聴いたり、柳田國男の研究の

 資料などをみたり、滞在した部屋をみたりする。

 周りの資料館など民話のふるさとにふさわしい展示物がたくさんある。


 次に、語り部の話を聴きに行く。

 長いすに座っていると、その時間の受け持ちの語り部さんが登場。

 先ず、聞き手がどこから来たのかを聞く。

 栃木や神奈川、遠くは名古屋から来られた方が一緒だった。

 何故、語り部さんがどこから来たのかを聞くには、関西以西の方が

 いると、なまりや表現がわからないところがあるから、聞くそうです。


 いよいよ、「むかし、むかし、あったずもなー」といって話し始める。


 今回は、60歳になった老人が捨てられたとされるデンデラ野のはなし。

 昔は、食い扶持を減らすために60歳になると、捨てられてしまう。

 ここデンデラ野に連れられてきた老人たちは、自給自足の生活を

 しながら静かに死を迎えるのが、慣わし。

 しかし、あるわらしのじっちゃんは、デンデラに連れて行かれるが、

 わらしの必死の説得で、家に帰ってくる。

 家族は、世間体から床下に隠して生活させるが、殿様にそのことが

 わかり、難題を突きつけるが、そのじい様の知恵でその難題を克服する。

 訳を聞いた殿様は、考えを改めて、老人の知恵を捨ててはもったいない。

 家で暮らしてよいといわれる。めでたし、めでたしのお話。


 もうひとつは、蔵っこという座敷わらしの話。これは、商売の家に

 嫁いだ嫁は、ぶつぶつ文句をいったり、おこったりしていると、

 客が離れていって、つぶれてしまうというお話。

 どちらも我々の生活の中で、なるほどなと思わせるお話2題を

 語り部さんの温かな語り口で話を聞けて、気持ちが和んだ。

 民話を受け継ぐことは大切だなと思った。語り部さんに感謝!
 
 
 車は、田園風景の広がるところや山道をくねくね走らせる。

 隣はローカル線が、たまーに、1両で走っている。

 今度きたときは、そのローカル線に乗ってのんびりと

 旅したいと思うほど、素晴らしい日本の風景が広がっています。


 車は、釜石へ。釜石は昔、新日鉄釜石があり、製鉄で栄えた町。

 今は、製鉄記念館があり、当時を思い出させる。

 碁石海岸は、黒い碁石をつくることのできる石が転がっている海岸。

 いろいろなところを少しずつ見て回り、今宵の宿の気仙沼へ到着。


 ホテルの部屋からは、気仙沼市場と漁船がすぐそばに見える。

 海なし県に住んでいる私たちは、波が穏やか、夕陽がきれい、

 ウミネコが鳴くそんな素敵な風景に感嘆の声を上げる。

 ここも温泉があり、露天風呂と内風呂の大浴場をひとり占め

 状態で入ることが出来、のんびり湯に浸かっていい気分です。

 うっとりしすぎて、夢気分。

 夕食では、海の幸がこれでもかというくらい出てきて、満腹。

 気仙沼はふかひれで有名で、もちろん、ふかひれスープや料理も

 出てきました。海鮮釜飯もおいしかったです。

 そんな素敵なホテルでした。  続く。


  今日の一句

   郷愁を ローカル電車 運んでく

   頭たれ 稲穂黄色く 秋ちかし

   語り部の 優しいお話 引き込まれ

   海岸線 うみねこと飛ぶ 夏の暮れ

   貝殻を 耳におしあて 磯を想う

   とおくきて 愛しき人想う 旅路かな

    

 

 

 


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