MIKI.PRUNEの方丈日記
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日航機123便、大阪行きの飛行機が墜落して
はや21年を迎えた。
この事故は、520名の乗客・乗員の命を
奪った単独航空機事故最大の惨事となる。
圧力隔壁が破れ、油圧系統が破壊されて
操縦不能となった飛行機は、迷走の末に
群馬県山中の御巣鷹山に激突する。
操縦桿を必死に操り、懸命に飛行機をどこかの
空港に降ろしたいとしたパイロットや航空士、
恐怖と戦った乗客が犠牲となってしまった。
事故につながる原因は、しりもち事故の
修理ミスによる人災である。
この事故を取り上げた吉岡忍著「墜落の夏」は
事故機の出来事を克明に描いた小説で、
読んでいると乗客のひとりになったような
錯覚を覚えるほど、真に迫った事故機の様子が
窺える1冊です。
また、この事故の新聞記字の取り扱いに
翻弄された記者と新聞社を描いた横山秀夫著
「クライマーズ・ハイ」は、原因の圧力隔壁を
紙面のトップにするかどうか、締め切り間際の
緊迫した新聞社の様子とその記事を扱った記者と
取り上げるかどうか迷ったキャップの苦悩が
手にとるように描かれている物語です。
21年の歳月を過ぎても、なお、人々の記憶に
残るこの事故。
生き残った4人の乗客にも苦悩の日々が続いたに
違いない。看護士となり、母となった少女。
幸せになってもらいたい。
ハイテクな機器を搭載した飛行機も
ただのかたまりとなってしまったこの事故。
利益や効率ばかりでなく、
安全を最優先してほしい。
今日の一句
夏空に 消えた魂に 永遠(とわ)の祈り
夕闇せまる夏空に 届けよ皆に 鎮魂の鐘
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