♀つきなみ♀日記
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2005年02月01日(火) 破綻し続ける第三セクター。そして日本型PFIとは何か?

前2回分の日記、思い切り突っ込んで頂いた皆さま、ありがとうございました。

2005年01月29日(土)
の〆の言葉の部分

語句の御用=>語句の”誤用”

多数の皆さまにお約束通り突っ込んで頂いてありがとうございました。それより、乳についての突っ込みの方が多いって、何なんだよ(^^;;。E-70は本当です。ぷんぷん。ちなみに「でぶ」じゃないです。ぷんぷん。とりあえず、日記才人さんのプロフみてね。嘘と坊主の頭はゆった事がない「つきなみ日記♀」、現在のスペックはB88(E-70)W60、H82だ、なのに、なぜ結婚はもとより彼氏も出来ない?(自爆)あ、晒してない顔か・・・・・orz

それはともかく、開催中の国会の政府答弁で、お経のようにって言うか、呪文のように唱えられるのが、「民間活用」って言葉だ。あるいは、「民間企業ノーハウの活用」。

一見耳障りがいいんだけど、忘れちゃいけないのが、レッツゴーヤング、ルイルイは太川陽介で、奥さんは藤吉久美子。<=おい!

じゃなくて、屍累々の惨状となっている第三セクターによる各種事業だ。

第三セクターについては

「誰が儲かるのか?第三セクターについてちょっと。」2001/3/4
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10246&pg=20010304

「コンサルタントは狐なのか猿なのか?第三セクター」2001/3/7
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10246&pg=20010307

「おぼっちゃま、おじょうちゃまの国日本/コネ亡国論もどき」2001/3/18
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10246&pg=20010318

でも書いたことがあるんだけど、ちょうどこの2001年、シーガイアをはじめとする破綻が末期症状を呈してきて、騒ぎが大きくなった。

ちょっと新しい第三セクターは設立できないなぁっていう感じになってきていた平成11年(1999年)7月に法案が成立し、満を持して登場したのが、日本型PFIだ。本来は、この形態が「民間活力導入」の目玉になるはずだったんだよね。

PFIって普通に暮らしていると、あんまり馴染みがない言葉だと思うんだけど、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法令」(PFI法)で認められている、事業形態だ。

Private Finance Initiativeの略なんだけど、

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『民間の資金や技術的・経営ノウハウを積極的に活用して、効率的で質の高い行政サービスを達成することを目的としています。このため、導入方針の決定(特定事業の選定)の際には必ず従来の事業方式とPFI方式の事業期間全体の財政負担額等を比較検証することとされており、VFMの達成が確認でき、かつ現行制度下で実現可能であると判断される場合に、PFIを導入する仕組みになっています。 』

自治体PFIセンター http://www.pficenter.jp/ の広報より引用。

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って事なんだよね。

元々は英国で1980年代後半に始まった公共事業の手法で、民間から調達した資金で、民間の知恵と工夫で公共事業を効率的で安くあげてしまおうてのが目的だ。 

じゃ、第三セクターと何が違うかって言えば、「Private Finance Initiative」なんで、一番の違いは自治体に債務保証が発生しない。あるいは、させない。

日本の場合の事業構造は、こちらをご覧頂けば一目瞭然なので、ここには記述を省くけどすごく簡単に言えば、自治体が「こんなことやりたいなぁ」っていう事を、民間企業が「ぼく、こんな風にやります!」って手を上げて、その運営管理までを受託して、そこまで含んだ契約を結ぶってことなんだよね。

「それで、自治体にリスクが無いならいいじゃん」って一瞬思わせるのがミソで、実際には、「特定目的会社」(SPC:Special Purpose Company)という特殊会社を企業連合が組んで設立し、そこが企画から建設・運営・管理を行うんだよね。

で、SPCは「親会社の財務内容に左右されない」ように、独立した形になるわけなんだけど、逆に言えば、SPCの債務は、企業側も出資金以外は保証しなくて済んじゃうんだよね、自治体だけじゃなくって。

無茶苦茶簡単に言えば、公共事業を維持管理まで丸投げして、上手くいかなければ、実際に潰すわけにはいかないので、公的な保障機関が債務を被って、運営可能な額で、また別の事業体に丸投げするってことなんだよね。

表向き、事業の内容は自治体が監修精査してから、PFIと契約するわけなんだけど、そこにコンサルが挟まる構造は、最初から容認されていて、運営も「適切かつ効率的に行われていることを監査する」って、効率的に行うことが監査できる能力があるなら、自治体自体でやればいいんじゃん、まったく。

国会で小泉じゅんちゃんと腰ぎんちゃくの竹中へーちゃんが繰り返すのは、「民間のノーハウ」「企業の競争原理」「民間の手法での活性化」ばっかりなんだけど、それを監督するのはお役人様で、それが出来るのなら、今まで通り国家や自治体がやった方が、利益が必要ない分間違いなく安上がりなんだし、出来ないのなら、実質丸投げなんだよね。矛盾してない、言ってること?

そして、それを受託する法人に対する縛りは、どんどんゆるゆるになっていて、法の間隙を突く事で、無責任であればあるほど、い〜加減であればあるほど、楽して儲かる構造がどんどん創出されている。

今まであまり話題になっていなかったのは、なにせできたての制度だったのと、実際に事業が始まるまでに時間がかかるため、実体が見えにくかったんだよね。

それにも関わらず、昨年10月に鳴り物入りで開設された臨海工場余熱利用健康施設「タラソ福岡」が日本のPFIで初めて破綻しちゃって、結局福岡市買い取る方向になってしまっている。つうか、予定の流れなんだけど、ちょっと早過ぎただけなんだよね。

国会で論じられている、「民間活力導入」ってこんなもんで、PFIも破綻し易いことが判ってから、年末あたりからの政府答弁は、いつのまにか、事業自体の民間委託に方向変換されているのに、なんで新聞は書かないんだよ、まったく。

ふぅ・・・。

いったいどうなっちゃうんだろうねぇ、まったく。

PFIのもっと色々な法との不整合や事例についてはまた日を改めて。

今日は帰りに、竹下通りにでも久しぶりに寄って、70-Eのバーゲンブラジャ^でも買って帰ろ〜っう、って、上下揃いで¥3900限度だけど。へにょん。

ってことでまたね。


テキスト庵

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