♀つきなみ♀日記
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2004年06月22日(火) |
ティファニー、偽物大量競売でイーベイを提訴!! |
台風一過の太陽は、すでに夏の装いで、買ったばかりの新しい帽子をおろしてみる。朝なのに影は短く、夏至が過ぎたばかりだと気づく。駅に向かう道には、もう色の褪せた紫陽花が並んでいて、その足元からは向日葵が伸びていた。打ち水の後のアスファルトの道からは、かすかに去年の暑かった日の香りがして、今はいない貴方の面影がよぎる。もう一年が過ぎた・・・。
なっちゃって。
あまり暑いんで、思わずポエマーになっちゃいましたよ、旦那ぁ!
それはともかく、ティファニー、偽物大量競売でイーベイを提訴って事なんだけど、米ネット競売最大手イーベイに対して、模造品の氾濫で商標権が侵害され、またそれによって、商標への信頼が犯されているってのが訴状の主旨なんだよね。勿論、偽ブランド品をオークションで売ることは悪いことだし、その場を提供していた事で起った訴訟はこれだけではない。でもなんか違う気がすっるんだよね。
イーベイの日本法人は1999年設立されて、yahoo!オークションとほぼ同時にスタートしたんだよね。そして2002年2月28日出品を停止し、同年3月31日にサイトを閉じて会社も清算した。
現在の総合オンラインオークションはyahoo!オークション、楽天、そして楽天の傘下に入ったeasyseek、そしてポータルやプロパイダと提携を進めるビッダーズにほぼ集約されてきている。
初期からオークションを利用していた方ならご存知だと思うけど、イーベイは大手の中では初期から偽ブランド商品には、一番対応が厳しかった印象がある。少なくても今のヤフオクや楽天フリマで定型句になっている 「正規店購入品ではありませんので、御理解あるかただけの入札をお願いします」 「スタートの金額で判断願います」 「品物にご理解頂けクレームの無い方だけお願いします」 のような、明らかに、偽ブランド品であることを前提にした出品は、早期から対応していたのは間違い無いし、その事が営業的にはマイナスになっていた印象がある。 偽ブランド品を作ること、そして販売すること自体が商標法違反なのは明らかで、5月7日の政府知的財産戦略本部では、販売目的でない個人使用に限り、現在認められている偽ブランド品の国内持ち込みを禁止する提言までされている。まだ立法はされていないけど。
ちょっと話が飛ぶんだけど、民主党の間抜け議員の一部は、法案が成立しても未だにCDの逆輸入のありもしない可能性をあげつらっては、反対を続けている。だいたい、音楽産業なんて、自民党に大した献金はしていないわけで、今回の東南アジアからCD逆輸入禁止は、中国を含んだ知的所有権後進国に対して、所得比率で購入可能な価格設定にした、正規音楽ソフトや書籍を浸透させるために行われている、合意事項に基づく処置なんだよね。それなのにディテールだけの重箱の隅を突っついて、不安を煽るようなことばかりやっている。勿論、本当にEUやアメリカからの輸入を禁止したら問題だけど、その時初めて説得力を持つことばっかりなんだよね。
話を戻すと、元々東南アジアは偽ブランド品製造販売の温床で、知的所有権&著作権関係の物も、コピーやり放題って背景がある。数年前までは中国でさえ、「どらえもん」や「あんぱんまん」の中国語訳の海賊版が、堂々と売られていた。その日本流入は、少しずつ規制効果が表われていたわけなんだけど、ネットオークションの拡大で、第二次黄金期を迎えちゃってるわけなんだよね。
Yhoo!も楽天も、いまや堂々たる上場企業なんだけど、偽ブランド品の売買を知っていながらオークションのシステムを提供している事は間違いないわけだし、それで集めたアクセス数を背景に広告で収入を得、そんな会社に融資をする銀行も、そんな会社の株を売り買いする人達から上前はねてる證券会社も、みんな同じ穴のむじななんだよね。警察も裁判所も偽ブランド品を売った元相撲取りにかっまてる場合じゃないだろ、まったく。
この両社が明日からまじめに、偽ブランド品のチェックをするだけで、日本の偽ブランド品流通は間違いなく激減する。でも絶対しないよね。アクセス数と手数料、手放さないよね、絶対。
ってことで、またね!!
テキスト庵
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