♀つきなみ♀日記
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2004年03月27日(土) |
偉いぞ!江角マキコ!@現在国民年金を払う人は間抜けである?<=東スポ風 |
って事で、見出しはセンセーショナルなのに限るよね!目指せ東スポ!<=おい!
それはともかく、国民年金なんだよね、話題は。払っていない人が4割越えている訳なんだけど、現在の年金制度はハッキリ言って破綻している。
一番のハッキリしているのは、私達の世代だと、厚生年金が今の支給水準を維持したとしても、もし私が独身で、勤労者の平均年収程度(資料的には450万円@端数切捨て)の収入で定年まで働いたとしても、65歳から受取れる年金額は、生活保護費に達しない。しかも、定年は恐らく60歳なのは動かないから、年金を一生懸命払って、60から65歳までの暮らしと若干の余裕のために備えて、年収×5で資金を準備すると、約30年間で2250万円貯めないといけないわけで、一年75万、月割り6.3万が必要になる。
厚生労働省の試算だと、平均年収者の年金と健康保険を合わせた負担率は、26.8%程が予定されている訳で、450万収入なら、120万が天引きになり、基礎控除を除いた所得税と地方税合計が約50万引かれるから、純粋可処分所得は280万円ほどとなり、そこから老後の準備金を差し引くと、なんと205万円しか残らない訳で、逆に言えば、月17万円で生活しなくちゃ、年金まで食っていくこと自体が不可能になる。
東京都だと、単身者の月額生活保護給付金は12万前後だから、生活は5万円しか変わらない訳なんだけど、実際には働いていると絶対に入れない金額の住居に保護者なら住めるから、ほとんど生活費は変わらないことになってしまう。
ましてや、国民年金しか加入していないと、これは国民基礎年金しか支給されないわけで、実際に生活する事は不可能になる。
では、どんな生活が理想かと言えば、若いときから「宵越しの金は持たねぇよ」と、収入は全て消費し、勤めた会社で人脈を作って、30までに青色申告の自営業者になって、国民年金は一切払わず、国民健康保険も最低金額しか払わないようにする。今の流れから言えば、勤めていた会社と業務委託契約を交わして、独立自営業者になる道もこれからはどんどん開けていくし。会社側も、今から増大していく社会保障の会社側負担を軽減するために、個人へのアウトソーシングは拡大する方向にあるし。
65歳でちょうど扶養から外れるように、子供は47まで作らないで、ただただ遊びまくる。60歳で破綻がくるように、住宅ローンを組むも良し、ベンツやジャグアを乗り回して大名生活をエンジョイし、海外旅行は欠かさずブランドに囲まれて、グルメ三昧、温泉三昧、風俗三昧で楽しく暮らす。なにせ、同じ収入なら30歳からの30年間で、7350万円も、使えるお金が多いのだから、遊べる、遊べる、遊び倒せる。それにプラスして、借金も60歳を目処に借りまくる。
そして60歳で自己破産し、生活保護を受け、余生を悠々と送る。食うに困らず、一般書籍は差し押さえの対象にもならないから、好きな本でも読んで、食って寝て、老人会には出席して、一日2200円近い小遣は使えるのだから、朝は喫茶店のモーニングサービスを食べ、昼、復活した吉牛を食べても、夕食には総菜屋で鰻くらいは買えて、ビールの晩酌ぐらいは悠々と可能だ。そして昔買った、ロッキングチェアに座り、旅行で行った世界中の街と、目くるめく異性との交歓に想いを馳せ、上手く行けば、豊富な経験から、エッセイでも一発当たれば、より悠々の晩年を送れるかも知れない。
年金を払っていた人は、我慢に我慢を重ねて暮らしてきても、とても一月の出費を賄える収入は無いので、減っていく預金に怯え、大根を齧り、将来を気に病んで気に病んで、病気になって早死にして、払った年金の元さえ取れないで、唯一家族で行った、激安温泉旅行の冷凍カニ食い放題の食卓を思い出して、「あれしか楽しいことはなかったなぁ」と、苦悶の表情であの世へ行くことになるんだよね。
日本の年金は構造自体がオカシイ。以前は計算や事務に膨大な人間が必要とされていたわけなんだけど、今、職員がなんの仕事をしているかと言えば、制度自体の欠陥からくる、未集金の回収が一番の仕事で、その人件費や今回みたいな広告やキャンペーン費用がナケナシの年金の基金を食いつぶすという、ほとんどお笑いみたいな世界になっている。
年金と憲法に保障された最低限の生活を営む権利を一律制度にしない限り、正直者は馬鹿を見る流れは、止められないと思うんだけどな。
ってことで、またね。
テキスト庵
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