♀つきなみ♀日記
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2004年03月04日(木) |
「お相手しましょうか?」 |
その日私は、いつものようにMy日記からお気に入りのページを読んでいた。その中でも、お会いした事は無い、ううん、私のような者がお会いしようとするのもおこがましい、私にとっては、光源氏様(not ジャニーズ事務所)、あるいは、憧れの王子様のページWebColumn に、「♪きょーおは楽しい姫祭り♪なんですが、姫の予定はない**です」との書いてある。
「あっ!これは、洗剤で一ヶ月どうですか?」<=それは新聞の勧誘 じゃないや、 「あっ!これは千載一遇のチャンスだ!」と、私の65−Eのブラで包まれた胸は高鳴った。
何度も書き直して、意を決してメールを送る。ドキドキドキ・・・。それは、初めての恋の時のように、甘酸っぱく、そして甘美な時間だった。
今日は偶然、おろしたばかりの、いちご小柄の上下揃いの下着も付けている。運命だ。きっと彼は、洒脱な雰囲気で、場を盛り上げ、今まで聞いたことも無いような甘い言葉で誘ってくれる。そして大人な彼は、瀟洒なホテルのラウンジで、私にはミモザをすすめてくれて、男っぽい、ブッカーズのWをロックで飲みながら、
「キミの瞳に乾杯。このプレゼント受取ってくれる?」なんて、小箱を渡してくれて、それを開くと、ホテルのキーが入っていて、私は彼の瞳を見つめて、こっくりと頷き、二人はもう一度グラスを上げて乾杯をして、素敵な夜が・・・・・・
「キャー!!!!!!」
と仕事中に妄想を炸裂させていると、彼からの返信が来た。
ちょっと疑いながらも、私を受け入れてくれるその文字達は、私を有頂天にする。
「あっ!でもちょっと積極的過ぎたかしら?軽い女だと思われちゃったかな・・・。きっとモテ過ぎて困っている人だろうから、一つだけ条件を付けてみよう。
「今年の姫初めがまだなら、お相手させてくださいね(ハート)」
ホントはそんな事はどうでも良かった。でも女として、なにか一言、条件をつけておかないと、逃げ場が無い。そう、そんな風に書いてみたのは、今、彼に、大切な人は居なくて、ひょっとしたら私は彼の彼女に成れるかもしれない。
ホントはそんな可能性は、1%も無くても、彼に抱かれる時に、そう思っていれば、自分に言い訳が出来る。ただそれだけのこと・・・・。
ドキドキ、ドキドキ・・・・・・。なんてお返事がくるんだろう?
「旧暦なら童貞ですよ」
がちょーん!by 谷啓
いつもの年ならともかく、今年の旧暦と新暦は20日前後しか差が無い。って、わざわざ旧暦まで持ち出すという事は、本気じゃなくって、社交辞令だったんだ・・。そうだよね、若気の至りで、自己紹介に、私、写真載せてたし・・・。
ありがとう優しい人。貴方が3月まで姫初めしてないなんて、思ってなんていません。一度でいいから、憧れの貴方に抱いて欲しかっただけです。ホントに私を抱いてくれるのなら、優しい嘘のメールがくると思っていただけです。でも貴方は、私が思っていたより、ずっとずっと優しくて、私を傷つけないように、断ってくれているんですね・・・・・。
自分から、ハッキリ断らない優しさに、私は、すべてを冗談にするメールを送った。そのメールは、ディスプレーが滲んでしまって、誤字があったような気がする。
今年こそは、雛人形をすぐに片付けようと思いながら、一人で飲む酒に酔っぱらってしまって、まだそのまま飾ってある、私の恋愛成就、そして結婚は遠い。せめて、優しい彼の、面影を抱いて眠ろう。
顔知らないけど。
なんちゃって<=こらこら!
テキスト庵
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