ピアノトリオを体験してきました。 前日に公開レッスン、翌日本番という日程でした。 で、がっくし落ち込みました。(自爆) とにかく人前がこんなにダメだったかと、 自分に驚いています。
ソレイユや講師演奏で随分人前に慣れたと思っていたのですが、 先日のテンペストにしても今回にしても、 あまりにも緊張しすぎる自分がいてまいっています。 特に今回はアンサンブル。 アンサンブルって緊張したことなかったのに・・・(T∇T) まぁ、気持ちはソロのような設定だったので、 (チェロもヴァイオリンも知り合いじゃない。。。) そういう意味では、ソロと同じだけの緊張感があって当然といえば、 当然だったのかもしれません。 でも、テクニック的にかなり簡単な曲だったのに、 あんなミスをしてしまうとは・・・・。
テンペストと今回で思ったのは、 今まで本当に自分の畑で演奏していただけ、 本当の意味での緊張感は味わってきていなかったのだ・・・ということです。 また、これまでにないほど自分に厳しくしてきている点も大きいかな。 1曲に関わる際の姿勢や視点が以前より厳しく深くなったのです。 音楽の深みが見えてくれば見えてくるほど、 本番小心になる自分がいます。 本番は自分を自由にしてあげればいいのだけれど・・・。 なぜか必要以上に緊張してしまうみたい。
以前順子先生が、大学時代は年に4回くらい人前で弾く機会があって、 あるとき突然緊張していない自分に気づいた・・・・とおっしゃってました。 それくらいの頻度で不特定多数の人に演奏を聞いてもらう機会をもたないと、 きっとこの大きな壁は崩せないのだろうと感じています。 今まで体験したことのないほど大きな壁が自分の前にあって、 かなり落ち込んでイマス。
でも、今日は埼玉でnaoちゃんと花見をし、 夜は思う存分彼に今回のことをお話し、 かなぁり気が楽になったので、 この大きな壁に逃げることなくぶつかっていけそうです。 緊張感というのはどんな一流のプロでもあることですが、 (アルゲリッチなどは「逃げたい!」と言うことがあるほど、 楽屋裏で蒼白になるらしい・・・。 ミケランジェリもそうだったっていうし。) それでもきちんと本番自分を表現できるということは、 やはり集中力のなせる技なのでしょう。
きっとまだまだ集中力が足りないんだな。。。 人目を気にしすぎる性格も影響している気がする。 とりあえず、普段の練習からもっと集中力を高めて練習するようにしようっと。
あ、で、室内楽体験ですが、アンサンブルはやはりよいです。 私にはソロよりも向いている気が前からしていたのですが、 今回もやはり、アンサンブルの方が好きそうな自分を発見しました。 今後はもっとトリオをやっていきたい。 今回は自分のためのレッスン、自分のための発表の場でしたが、 本来アンサンブルとは全員のための発表の場。 3人で曲を作り上げていく・・・という経過も体験したい。 ということは、チェロとヴァイオリンの仲間を発掘せねば・・・なんですよね。
10月にもこのようなレッスンの機会があり、 早速申し込んできたので、 どんどんこういった場にでかけていって、 よい仲間を発掘できるよう視野を広くもっていきたいなぁ。
自分の足りない部分、目の前に広がる大きな壁との遭遇は、 とてもとてもきつくツライものですが、 考えてみると、今までそこまで自分に厳しくしたことがなかった。 与えられた厳しさなどはあったけれど、 自分に課した厳しさというのはなかったし、 大きな壁というのも経験したことがありませんでした。
それだけ甘い環境の中で、音楽を勉強してきていたということなのでしょう。 人生のうち一度は自分に厳しい環境を設定しないと、 この世界で本当の意味で精進するということは無理・・・。 趣味ではないのですから。 「音楽バカ」になる時代が絶対に必要な世界なのだと実感しています。 すごい世界を自分の人生に選んでしまったものだ・・・。
でも、自分の人生の道をこれと決めた以上、 どこまで自分に挑戦できるのかやらなきゃ後悔するだろうと思います。 こんな風に日記で「がんばってる」を表現するのって、 格好悪いと思う人もいるかもしれないけれど、 「必死」になるっていいことだと思う。 みっともないほど必死な姿をあらわにしたって、 それが自分の成長に繋がるのであれば素敵なことだと思う。
これから10年くらいは必死に髪振り乱してがんばって(爆)、 10年後くらいに、 「でも、音楽の世界ってまだまだ深くて。 一生勉強しつづけないとね。」 なぁんて言いながら、ゆとりを持って勉強しつつ、 生徒と接していく講師になれたらいいなぁ〜〜〜〜〜〜〜。 ん〜〜、10年後じゃまだ40だな・・・。 この言葉は60歳くらいにならないと合わないなぁ・・・。 じゃ、あと30年髪振り乱してがんばんなきゃなのか・・・。(自爆) やっぱすごい世界を選んでしまったものだ。(⌒〜⌒;A
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