先日内田光子の演奏会へでかけ、 あまりの衝撃に昨日一日はぼぉっとし、 今日もなんかぼぉっとし。(爆) でも、室内楽のレッスンが明日あるので、 さすがに今日はピアノの練習をばしたのでありました。
普通いい演奏を聴くと、その印象が強く頭にこびりつき、 自分もそんな風に弾けないかなぁ〜〜とピアノに向かった瞬間、 想像したのと全く違う音が出てきて、愕然とすることがしばしばあります。 で、今回も自分の音に愕然とすることになるのだろうなぁ〜と、 ある程度覚悟してピアノに向かったのです。
なのになのに、不思議とそういう感情に襲われない?? あれれ?と、ちょっと拍子抜け。 で思ったのです。 内田光子に対する私の思いは、 彼女の演奏を分析するとか、それを自分の演奏に生かしてみようとか、 そんな次元のものではなかったのだと。
普段演奏会へ出かけると、 どんなペダリングしてるかな?とか、 どんな音色かな?どんなタッチかな?とか。 とにかく聴きながらいろいろ分析してしまう。 ほとんどの演奏会がそうです。 職業病とでもいえばよいのか・・・。 素直に演奏を聴くことができない悲しい性です。
ところが、先日の演奏会ではそんな余裕なかったのです。 とにかくただただ感動し、音楽そのものを堪能することができたのでした。 ということで、ぼぉっとしてうっとりしてただけ。 内田光子の演奏を分析する・・・なんてしてないんですよね〜〜。 だからなのか、練習しても愕然としてピアノに向かいたくなくなっちゃう、 なんてことがなくて、 ひたすらモーツァルトの音楽を楽しめる自分がいたのでした。
もっともっと素直に受け入れ、感動することのできる、 「音楽」そのものを聴かなきゃなんだなぁ〜と実感です。
それにしても、いつまで内田光子病にかかってるんだろぉか・・・。 ちょっと油断すると、すぐにぼぉっとしてしまう。(^-^;A 明後日は室内楽ステップの本番だというのに。 早く目を覚ましなさい!自分!!(自爆)
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