いろんな呼び名があるようですね。 身障学級、特殊学級。 私が子どもの頃は特殊学級でした。 ネットで調べたら、特殊学級でも検索できます。
今日、生徒が通っている心障学級へ行ってきました。 心障という言葉、私にとってはちょっと?だったのですが。 というのも、私の生徒は精神的にとても落ちついていて、 伸び伸び育っている子なので。 他の生徒さんたちも、みんな明るい感じで、 伸び伸びしているように見えました。 養護学校の時も感じたのですが、 暗い所が一切なく、とても明るく生き生きとした印象でした。 今まで私が知らなかっただけなのですが。。。
この学級は、養護学校とは違い、 小学校内にある学級の1つです。 この近所の小学校には2ヵ所あるらしいのですが、 私の生徒はわざわざ遠い方の学級に通っています。 ここの心障学級はとても人気があるらしく、 生徒数もかなり多いです。(20名)
どういう違いがあるのかとお母様に伺った所、 もう1つの方は、教室が隅の方の暗いジメッとしたところにある、というのです。 確かに私が通っていた小学校にあった特殊学級も、 そうだったなぁ・・・と思い出しました。
今日見学へ行った学級は2階のど真ん中に教室があり、 日当たりがとてもよく、 とても暖かな雰囲気のする教室でした。 休み時間になると、他クラスの生徒さんがこの学級へよく遊びに来るそうです。 見学へ行った時も、5,6年生かな、の女の子二人が、 縄跳びで遊んでくれていました。 この小学校の生徒にとって、身近な学級のようです。 こういう環境は、大人が意識しないとなかなか作れないもの。 いい小学校なのだなぁと思いました。
ある意味、普通のクラスの子ども達よりも、 恵まれた教育を受けているのではないかな、 それが今回の見学と養護学校へ行った時の正直な感想です。 先生の数が多いこと、 そこから得られるものは、 ひとりひとりに目が行き届くということです。 そして、内容もひとりひとりに合わせたもの、ということになります。
私の生徒で、最近塾に通い始めた生徒がいます。 学校ではわからなかったことが、 塾に行ったことでよく理解できるようになり、 楽しいと自信を身につけはじめています。 1クラスの生徒が多ければ多いほど、 先生の目は行き届きにくくなり、 ひとりひとりに合った授業は困難になります。 そして、置いてきぼりをくってしまう生徒が、 どんなにがんばっても出てきてしまう。
ひとりひとり得意なこと、理解しやすいこと、しにくいことが違います。 そして、それぞれに教え方も異なってくる。 これは養護学級、心障学級に通っている生徒だけではなく、 普通の小学校に通っている生徒にとっても同じこと。 ただ、1クラスの人数が多い状態では、 ひとりひとりに違った教え方をするのは、とても困難です。 その点、養護学校や心障学級の生徒たちは、 3人にひとりくらいの割合で先生に指導してもらえます。 そして、それぞれに合った方法で指導してもらえる。
これから教育はどこへ行くのだろう・・・ 思わずそんなことを考えてしまいました。 私もピアノを通して、一人の教育者として生徒たちと接していきたい。 ピアノは生徒と一対一で接することができます。 ということは、一人一人に合った指導をしていくことができるということ。 常にそのことを念頭に置きながらレッスンしていかなければ、 あらためてそう感じたのでした。
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