本日システムエラーが相次ぎ、システム担当さん、おカンムリ。 システム自体がバグってるだけならまだしも、うちの部署の営業さんの操作にも問題があることが判明。 どうやら、システムの不備の傷口広げてあまつさえ塩を塗りこめていたらしい。
詰問するシステムさんに、言い訳する営業さん。 部署内がしんと静まり返り、雷が落ちるその一瞬を測って、皆が息を呑んだそのとき。
相談役「ねぇ、大日君(システムさん)。キミ、お酒飲んだら赤くなる?」 システムさん、きょとん。 「……はい。私はすぐに顔に出ますが。……それが何か?」 相談役、はにかむように笑いながら、右手に缶ビールをかかげて、 「いや。地ビールらしいんだけどいただいてね。飲まないことには礼状書けないでしょう。でも、僕、お酒飲めないから」
相談役、ナイスです! 皆の気持ちがひとつになった、緊張の瞬間を逃さず。 しかも、渦中の人間を選んでまったく気負わず、あさってな質問を投げつける。 あんたこそ、真の勇者だ!!
ただの坊ちゃん育ちのロータリアンだと思ってたけど、本物は一味違うね。面白すぎ。
こうやって書くと、相談役がわざととぼけてシステムさんの牙を抜いたようなカンジだけど。 私は知っている。相談役が本当になにも気づいてなかったということを!!
…いや。それともあのお気楽主義ぶりは、システムさんに恥を掻かせないための、相談役の思案の末の演技だったのかしらん?
…いやいや、やっぱりそれはない。
いくらそうだとしても、午後3時にビール勧めちゃあダメっしょ〜。 ……これでも、うちの会社ってば上場企業です(爆)。
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