heute
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眠りに落ちないように、そう長い時間ではなかったが窓の外の木々を見つめ続けてていた。少し目を閉じても、風の音に耳を澄ませ、呼吸をも合わせるように。そろそろ行かねばと、音を立てないように階段を下り、軋むドアをゆっくりと開ける。慣れたはずの冬ではあっても、深夜の空気はあまりにも冷たい。顔に氷の破片が刺さるような痛みを覚えたほどだった。家まで歩くこと45分。
今日はその後も、とにかく歩いて歩き回る一日になった。家からバスターミナルまで、図書館からアデレードのショッパーズへ、そこから家へ。アデレード−リッチモンド間などは、普通は人間が歩く距離ではないなどと思い込んでいたが、さすがに1日で2往復もすると、意外と家までは近いことが分かる。どこかに立ち寄るたびに読むための本と辞書がなければ、さらに短い時間で移動できただろう。
家に帰りたくないという理由のほかに、運動不足解消と、今後に備えての訓練の目的もあった。明日も続くことになる。3日と続くことはないと分かっている。
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