先日、会社での飲み会に出席しました。

　本来部署が違うのですが、ボクに大きい仕事が終わった後のお疲れ様会に出席してスタッフをねぎらってほしい、との要望がございまして、社内一の高嶺の花、山頂に気高く咲く一輪の白百合と呼ばれるボクではございますが、まあそこまで言うのなら、と右手にバカラのグラス、左手にシャム猫、シルクのバスローブというすこぶるゴージャスかつセクシーな仕様で出席したのでございます。

　和気あいあいとした飲み会も佳境に入り、バカラのグラスに５杯目の琥珀色の液体（ウーロンハイ）が注がれた時にはすでにボクの美しさは頂点に達しておりました。
　一輪の白百合は淡いピンク色に染まるほどの高揚に包まれるのでした。

　そんな会から数日後、出勤すると、ここ２日間で無断欠勤のスタッフが２名ほどいるとの報告を受けたのでございます。

　その報告を受けたボクは、ただ今その部署には近寄らないようにそーっとそーっと社内を歩いているのでございます。

　というのも当日、気高く咲く花は「１２は早いよ１２は〜！　で、ベロ挿れたの？　ベロ？」といったプロフィールならぬエロフィールを下卑た笑顔で女性スタッフから聞き出したり、「ボクのファーストキッスの練習台になれ」と迫ったり、また別のスタッフには２時間ほどかけてジャンボ鶴田がいかに凄かったかをジャンピングニーを交えて説明したりしていたのをフと思い出したからなのでございます。

　ただ今一輪の白百合はいつこのコトがバレないかと、いつボクという花が摘まれやしないかとビクビクの日々でございます。ダメ、そこ摘まれると弱いんだから…（乳首を両手で隠しつつ社内をそーっと歩くシャンコバちゃん）