タモリの見る夢
増刊号 / 昨日のゲストからのご紹介 / 明日も来てくれるかな
先日の日記の続きですが。
ブサイクにコーヒーマッシーンを抱えながら新宿の街並みを歩くか弱き美少年という絵図は、「恋はするものじゃなく、堕ちるものなんだ…」という台詞をなぜか思い浮かべてしまうほどに、新宿2丁目の皆様方からの熱い視線をこの蒼い身体いっぱいに受け止めてしまったのです。堕ちるトコロまで堕ちてしまったボクはヤケになって身体を売ってしまおうとさえ思いました。
そんな自暴自棄な美少年に、友人から飲みのお誘いがありまして、崩れかけた積み木を組み直したボクは吉祥寺へ向かったワケです。ワーイワーイ。おサケだオサケだ。(←肝機能障害で再検査中)
吉祥寺で何件か飲んだ後に、こ洒落たバーにたどり着きまして、グラスを傾けつつ友人とバーの微妙にヒヨコに似ている店長との大人の会話を楽しんでおりました。バーボンを手に足を組み、30代の仕事の責任について真面目に語ってみるワケです。こうして美少年はまたひとつ大人へと成長してしまうワケです。(おチンチンも心なしかメラニン色素が増えたような気がします)
「そういう考えもあるけど、その状況なら独立を考えた『ガスッ』…」「会社は動かない。自分が動かなきゃ変えることなんてできな『ガスッ』…」 足を組みかえる度に「ガスッ」と何かにぶつかるワケでございます。ソレはこ洒落たバー、そして大人の会話に最も相応しくない安っすいコーヒーマッシーン。おのれどこまで愚弄するかこのマッシーン風情めが。ボクのヴィインマッシーン(←お出かけ用)で成敗でござる。そこへなおれでござる。(お殿様ご乱心)
ボクの浅野内匠頭ばり乱暴狼藉っぷりにも平然とカクテルを作っているヒヨコっぽい店長に、「どうコレ。アゲル」とプレゼントを提案してみると、「結構です」とワリと即座に返答がきました。「結構ですプフッ」とワリと素で嘲笑が漏れました。 カチンときました。カチンとグラスを鳴らしました。とっておきのワインを開けました。異国のワルツを踊りました。子供は3人欲しいよね、カトリーナ。
その後、カチンときたボクは無言で少しキツめのおサケをいただきまして、お会計を済ませ、カウンターの足元に気付かれないようにコーヒーマッシーンを置きつつ帰ろうとしたのですが、ドアに手を掛けた瞬間に「忘れモノです」とヒヨコが笑顔でソレを抱えてたのには本当にビックリしたワケです。あまりのビックリさに妻のカトリーナも故郷のオクラホマに帰ると言ってききません。まとめていた荷物にコーヒーマッシーンは入ってないっぽいですハァ。
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web拍手返信 :やっぱりブラックは男のアイテムですよね、にごさん。でもそのブラックがダメってトコロがカワイイと思うんですよボクは。あと、よくそう言われるのですがボクはおかまじゃないんです。美少年です。ここは譲れません。
:うさべーさん、やったコトないのに良いですよて。「アイスコーヒーもすぐできます」って書いてあるのですが、コーヒーに氷入れてるだけの写真が。何コレ。
:姉さん、最後の「食べちゃいたい♥」が抜けてますよ。ホントはソレが一番言いたいクセに恥ずかしがちゃって。姉さんってばカワイイんだ・か・ら♥
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