2001年01月16日(火)
この星という蒼

見上げた空には
見たこともない星があった
それは蒼く輝いて
美しいという気持ちを起こさせた

見上げた空には
見たこともない鳥がいた
それは一瞬輝いて
儚いという気持ちを起こさせた

何よりも自分の近くにある自然
「大地」
そこに足をつけて
毎日の生活を送っている

近すぎて忘れてしまった
その恩恵
それを忘れないように
当たり前と思わないように

現実と夢の境目が
近頃わからなくなってきた

永い時間を旅してきた
地球という名の若者が
少しだけ悲鳴をあげている
物静かな少年が
少しだけ悲鳴をあげている

あの時見上げた星は
今もどこかで輝いている

それは遠い昔のこと
何十億年も前のこと

その蒼い大地で
夢を追いかけて

その蒼い大地で
現実を見つけた

ここに生きていることに感謝した

自分の存在理由を見つけた気がした




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