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■ 100万回生きたねこ
「100万回生きたねこ」という絵本がある。
何度生を受けても、飼い主や境遇が嫌いで、死ぬことを何とも思わない猫。 100万回目の生で、やっと「誰かの所有する猫」ではなく、自由な「のら猫」となるが、今までの100万回を自慢する、自分の事だけが大好きな猫。
ある日、そんな猫が他の猫を好きになり、自分以上に愛を注いでいく。 愛する猫が死んだ時、猫は100万回泣き、やがて死んだ。 そして二度と生き返ることは無かった。
100万回生きてやっと他者への愛に気づいた猫。
100万回目でやっと自分を主体にして生きていく事に気づいた猫。
主体性の無い、無気力無関心な生活を送るワタシは、まだ100万回以上生きなければならないかもしれない。
2007年07月17日(火)
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