2008年03月27日(木)
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「かぁか」→「かぁちゃん」→「おかーさん」 |
もう少しまともに更新できればいいんだけど、アナログの生活が意外とや満たされ、そして楽しいもので 別にPCに通電しないでも、それはそれで過ぎていく。 育児日記のほとんどを手書きでやっつけ、昨今の流れに真っ向から立ち向かってるアサミンジャー。 ブログが製本化できることは百も承知だけど、何か、最近になってそれ以外のところに 意味だの価値だのを見出しつつあるんですの(笑)。 まぁ、そんなご大層なものではないけれども、今の生活、嫌いじゃない。 せかせかしているけれど、そのせかせかも今までのとは質が違うと自分で思う。 何だかね、毎日、すごくちっぽけなことに感動しているの。 で、あたくしは今までどれだけ酷い不感症だったかというのを思い知らされる。
昨日も昨日で、実は、クロワさんがいきなり初めて 「おかーーさんっっ♪」 と、 やたらハッキリと言ったのを聞いて、何だか涙が出てきてしまい、 じゃれついてくる彼女をぎゅっとしながら泣いてしまった。 普段、彼女の前で、あたくしは自分のことを「かあちゃん」とか「かあか」としか言わなかったのに、 どうしてこの子は、自発的に「おかあさん」なんていう単語を見つけ出してきたんだろう! それを思うと、大人になってしまった自分には凡そ想像もつかないような大発見を この子は毎日毎日しているんだろうなぁと、たったそのことだけに対して感動するのである。
可笑しいだろう? 自分でも頗るそう思うもの。
毎日のように語彙が増えていって、あたくしはそれをノートの端々に毎日記録している。 毎日同じ絵本を引っ張り出してきて読むものだから、ついに絵本を開かなくても 中に書いてあることを自分で唱えだすようにもなった。 あたくしが即興で歌ったでたらめな歌をまねっこして、気に入って何度も何度も歌っている。 1歳8ヶ月・・・・まだ外界独立してから2年も経っていないのに、こんなに沢山のことができちゃうの?? と、ノートに記録された1〜2週間前のメモを見ると、明らかに進化の跡が。 どおりであたくしが毎日感動を繰り返すはずだわ(笑)。 こんなに変わり続けているのは、客観的に見て結構すごいことだもの。
最近増えた語彙の中で、あたくしが気に入っているヤツ。
・「だいじょうぶぅ」(ちょっと前に比べて、発音がクリアに) ・「くぅちゃんはぁー お〜こ〜ねぇ〜♪」(くぅちゃんは、おりこうねぇ・・・・と言いたいらしい) ・「おんも! うゎぎぃっ!」(外に出る&上着を着るは彼女の中ではセット(笑)) ・「おぃしょ〜やねぇ♪」(コレ、初の二語分なの?? 絶対食べ物に反応した時に言う)
特に、最後の「おぃしょ〜やねぇ♪」はでたらめに乱発しているわけではないらしく、 本当に食べ物を見たときや、テレビに食べたことのある料理が映ったときなんかに、 すごくいいタイミングで言うものだから、こっちと会話が成立してしまうので、 大人らはそれが楽しい(笑)。 で、彼女が寝てしまって、もう部屋にはいないというのに、あたくしとぷよ2でテレビを見ていて 何か旨そうなものが登場すると、思わず
「うわぁ〜♪ おぃしょ〜やねぇ〜♪」
と言ってしまう( ̄∇ ̄;) それもまた楽し。
あっという間に大きくなってしまうのがつまらないなと思う反面、 どんどん進化を遂げていくのを眺める悦びはとても贅沢だよなぁと満たされる思いもする。
あたくしの母親は、あたくしがこのサイズだった頃のことをよく覚えていないと言う。 一所懸命外で働いていたから、当たり前かもしれないけれど、 この時代を眺めずに、彼女はあたくしの母親でいなければならなかったのかと思うと、 急に彼女が不憫に思えた。 あたくしは彼女にぴったりとくっついて甘えていた時のことをどうしても思い出せない。 きっとこの体の奥底にそういう記憶があるのだと信じたいのだけれど、 当の母親がそういうのをあまり思い出せないように、あたくしが自分の子を抱いても 自分が同じように甘えていたことを自分の中に見出せないのだ。 ばあちゃんに甘えた思い出は沢山あるのにな。
「かぁか、かぁか♪」 とあたくしを呼ぶクロワさんに返事をしつつ 自分がこの頃、母親のことを何て呼んでいたのかを知りたいと思い、聞いてみたけれど、 それすらも覚えていないと返された。 3歳になった頃には、はっきりと「おかあさん」と呼んでいた記憶は自分にもある。 どうやって自分が母親と繋がっていたのか、そのことを詳しく知っている人がもうこの世にいなくて、 あたくしは寂しかった。
なので、PCの中やネットに記録しておいて、それがいきなり消去してしまわないように あたくしはせっせとこの手で色々と記録したいのかもしれない。 彼女があたくしのことをうれしそうに「かぁか」と呼んでいたことや、 小さなクセや、好きな食べ物・・・・どうしてそんなちっぽけなこと・・・・と思うようなことを丁寧に。 忙殺されて忘れてしまうような人間に、あたくしはなってはいけないと心から思ったから。
29日はクロワさんが満1歳8ヶ月。 そして、うちらの4回目の結婚記念日。 どちらも本当にあっという間。早いなぁ・・・・。
2008年03月09日(日)
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華麗なる聞きまつがいの世界 |
糸井氏の「言いまつがい」シリーズが大好きなんです。 何だかほのぼのするんで・・・・。
・・・・なぁんて言っている余裕なんてあんのか? アサミンジャー( ̄∇ ̄;) あわわわわわ・・・・1ヶ月近く開いちゃったじゃんよ(汗)。 えぇ。果てしなく、限りなく元気ですよ。母子ともに健康。1歳半健診も全て異常なし、良好良好! クロワさんの進化は本当に目を見張るばかりで、毎日びっくりこいてます、母ちゃんは。
言葉も随分増えて、要求も達者になってきました。 ちょっと前まで、ほとんどの要求を「あけ(ぃ)て♪」で済ませてきた彼女ですが、 最近、「だっこ♪」だの「でる」だの、語彙が増えてきたので、要求も多様化(笑)。 その代わり、エスパーのように彼女の心理を読んできた母ちゃんの「見えない」部分での負担は ちょっとは軽減されましたが、その分肉体への負担であるとかに変換された模様(苦笑)。
そんなふうに、動きや表情での面白さに加えて、音声での面白さが増えてきた今日。 ちょうど、母・サヨコと買い物に行って帰ってきて、共同購入したものを分け合ったりしながら 話をしていた。
「んじゃ、コレとコレは物々交換で相殺しようか。」
「あぁ、そうだね。そうしよう・・・・ん?? クロワさん、そんなところでどうしたの? 何踊ってんの?」
見ると、クロワさんは、数ヶ月前からマスターした「いないいないばぁ」という番組の体操、 「ぐるぐるどかーん!」の振りを一所懸命やって見せていてくれる。 普段は、こっちが
「くぅちゃん、ぐるぐるどかーん、やって〜♪」
と言ってやっとやってくれるのに、どういう風の吹き回しかと思って見ていた。
「あぁ、くぅちゃん、上手やねぇ。ぐるぐるぐるぐるどかーん♪ってやるのね〜♪」
「かーーーんっっ♪♪」
彼女はまだ「どかーーん」と言えず、「どかーーん」のところでは、1オクターブ高い声で 「かーーーーんっっ♪♪」と言いながら両手を高々と挙げる(笑)。
「( ̄□ ̄;)!! も、もしや・・・・。ひょっとしてこの子、さっきうちらが『物々交換』って言ってるのを聞いて 『ぐるぐるどかーーん』と勘違いしたんじゃない??」
あたくしがそう言うと、また彼女は「ぐるぐるどかーーん」の振りを始める。 ( ̄∇ ̄;)・・・・やっぱり(笑)。
「かーーーーんっっ♪♪」
「ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!」
「ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!」
何だかさぁ、自分も必死に大人の話を聞いてるのよっ!!とアピールしているのがいじらしい反面、 可笑しくて可笑しくて(笑)。 しかも「物々交換」が彼女の頭の中で「ぐるぐるどかーーん」に変換されたのが本当に面白くて、 あたくしとサヨコは一頻り笑っていた。嗚呼、本当に平和。 うちらが笑っていたら、彼女はちょっと照れたふうにしてみせた後、一緒になって大笑いしていた。
彼女は1日中、何かよくわからないことをごにょごにょ喋り続けている。 あたくしは、このスペースに文章を書くことこそ少なくなってきているけれど、 アナログで毎日育児日記をつけ、プリントアウトした写真を切ったり貼ったりして、 昔ながらのアルバムを作ってみたりもしている。 ネットが介入してくる前の生活に戻った感じで、それはそれで心地いい。 体がなまっているので、最近、インスパイリングや他の骨盤体操も始めた(笑)。 足元ではクロワさんが 「かぁか、かぁか」 と、喧しいんだけど そういう生活も悪くない。生きているんだなぁ・・・・って彼女を眺めながら常々思うのだ。
できることが増えたといえば・・・・
「ほい、くぅちゃん。ねんねするから、お父さんにおやすみなさいしようなぁ。 ハイ! おやすみなさーーい♪」
「おーーしゅ〜〜※▼◎しゃぁしぃっっ!!」
きちんと頭を下げながら、そうすると自動的にお尻が飛び出して、ドナルドダックみたいな姿勢になって それがまた何ともコミカルで、何回でもやらせたい芸当(爆)。 しっかりと「おやすみなさい」と言えるまでの短い間だけの「クロワッサン語」。 期間限定、じっくりと楽しみたいと思います。
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