2004年05月28日(金) |
『レディ・キラーズ』 |
ミシシッピ州の水上カジノの近くで暮らすクリスチャンのマンソン夫人(イルマ・P・ホール)。 ある日、夫人の家に上品な紳士(トム・ハンクス)が訪ねてくる。 男は教会音楽の研究者を名乗って、マンソン家の地下の部屋を借りる依頼をする。 しかし、通称“教授”と呼ばれる彼の正体は、大泥棒だった。 狙いはミシシッピ川に浮かぶ水上カジノの金庫。 演奏仲間を装った4人の泥棒仲間が集まり、カジノへのトンネル掘りが始まったが。。。
序盤は結構タルくて退屈してしまった。 物語に全く目新しさがないので、全体的には、ちょっとキビシイ。 盗み系なのに、ハラハラドキドキも少ないし…。
トム・ハンクスの演技と、コーエン兄弟ブランドだけでは、限界がある感じがしました。 似たようなところで『オーシャンズ11』とか『ミニミニ大作戦』を思い出せるんだけど、この2作に比べると、泥棒仲間がイマイチだったのが1番の物足りなさ。 もう少しキャストを豪華にするとか、各登場人物をもっとエキスパートにするとかね。 とにかく、何か、もう一声が足りないのだ。 泥棒仲間に1人、女の人をいれても良かったんじゃないのかなぁ?
劇中、ふんだんに使われるゴスペルだけは、とっても良かったです。
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『めざましクラシックスin磐田』 (@磐田市民文化会館)
ヴァイオリンニストの高嶋ちさ子と、フジテレビアナの軽部氏がメインとなって行っているコンサート。
母に薦められて軽い気持ちで行ってみたのだけど、これが、もぉぉ、とっても良かった♪ 選曲もクラシックの有名な曲が多く、小さいお子さんからお年寄りまで万人が楽しめるようになっていて、私も久々に、このような“超・王道”のクラシックナンバーが聞けて堪能できました。
第二部のミュージカルコーナーでは、伊東恵理さんが登場して、『美女と野獣』と(ビースト役は軽部アナ)、『サウンド・オブ・ミュージック』2曲(伊東さんのソロ)歌い踊ってくれて、酔いしれた〜♪ これ、すっごい良かった。
伊東さんというのは、有名どころでいくと『美女と野獣』の映画で日本語のベルの吹き替えをしてるミュージカル女優さんです。 そして、古くからの劇団四季ファンにはお馴染み、『夢醒め』のマコですね。 帰宅して、即、『夢醒め』CDを聞いてしまった私…。 知寿さんの歌声は、透き通るようなピコの歌声から、今やすっかり演歌に変わってしまったけど(笑)伊東さんは、今もマコのままだった!!! そして、ナマ伊東さんの輝く美しさっ! あんなに可愛くて綺麗でスタイル良い女の人、久々に見ましたよ、私。 (高嶋ちさ子さんも、とっても美人さんだけどね)。 ル・クプル(の、奥さんもこれまた美人さんだけどね)がゲスト出演というのは知っていたけど、伊東さんの出演は知らなかったので、本当に嬉しい驚きでした。
このコンサートは、全国、津々浦々廻ってるようなので、アナタの街のお近くに来た時には、是非、オススメですよ!
♪BGM♪〜『Passage causette』
≪≪ 昨日の映画は『グッバイ、レーニン!』 (そういえば、この映画を見ていて、あのピクルスがとっても食べてみたくなった)
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『デイ・アフター・トゥモロー』 『チルソクの夏』
2004年05月26日(水) |
『グッバイ、レーニン!』 |
クリスティアーネ(カトリーン・ザース)は、夫が西側へ亡命して以来、祖国・東ドイツに忠誠心を抱いている。 建国40周年の祝典でパーティーに向かう途中、クリスティアーネは、息子:アレックス(ダニエル・ブリュール)がデモに参加して逮捕された姿を見て、その場で心臓発作を起こしてしまう。 その後、昏睡状態になり、意識が戻らないまま8ヶ月が過ぎた。 クリスティアーネがベッドの上で眠っている間に、世の中は、ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツは統一。 昏睡状態から目覚めた母親にショックを与えない為、アレックスは母の周囲を統一前の状態に戻し、世の中の変化を感じさせないようとする。。。
事前にチラシも予告も見ないで、予備知識無しで本編を見たので、「なるほどねぇ〜」という感じでした。 東西ドイツの話題を、「あ〜、こうゆうふうにも描けるんだ」と、面白かったです。 ただ、1番のメインテーマは、家族愛だと(私は)思ったけどね。
まぁ、物語のアイディアが上手いですよ。 シリアスとコメディと、ちょうど良いバランスで作られていて(私は何度も大笑いしたけれど)よく出来た作品だと思いました。
歴史の一瞬の変化って凄いね。 当然、取り残されてしまう人もいるよね。 本当に知らなくて取り残された人、もしくは、分かっていても追いついていけない人。 ホンの59年前の日本もそうだったんだろうね…。 昔の人は、それを通ってきたんだと思うと、改めて凄いなぁと感じる。 だって、世の中の全ての体制が変わっちゃうんだよ。 今の私には、全く実感がわかない…。
この映画のお母さんは、あの時、心臓発作を起こさずにいたとしても、統一を目のあたりにして、遅かれ早かれきっと、倒れたでしょう(笑)。 アレックスの気持ちは、、、半分は分かるかな…。 彼自身も、心のどこかで新しい世の中に順応できないでいたのかも。 というか、希望としては、新しい自分・新しい世の中を喜びつつ、母親の為に昔のままでいる方が楽だったのかもしれない。 いくら今までより100倍自由だとしても、それが自分自身にとって100倍心地よい事かどうかは分からないもんね…。 「変わらないこと」っていうのは、ラクなんだよね。 ドイツ人の中には、そう思ってた人もいたのかなぁ?
レーニン像がクレーン車で運ばれていく映像と、お母さんの表情が印象的でした。 あと、お母さん含め、女優陣がとっても綺麗でした。 ララ、可愛かった〜。
今週いっぱいの上映だったので急いで見に行ったけど、行って良かったです。 昔からある映画館なのですが、TOHOシネマズでは上映されないような、こういった作品がこれからも、ちょこちょこと上映されるような流れっぽい。 嬉しい限り。 以前、ミニシアター系に方向転換した映画館が、去年、潰れてしまったので、とっても貴重! 次回は『チルソクの夏』。
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最近、とっても困っている事があります。。。。。 それは、足が小さくなって、靴がブカブカになってしまった事。
私は、身長が161cmあるのに(身長大に見られた事は皆無ですが)、足のサイズが22cm〜22.5cmと、カナリ小さい方なんだけど、22cmの靴がブカブカで履けないのだ…。 多分、今は21cm〜21.5cmになっている。
4月からダンスのレッスンを新たに増やして、ハンパじゃない運動量になった事が影響があるのかもしれないけど、体重自体も今は普段より相当、少ない。 痩せた⇒足も小さくなった??? 少し肉がつけば、足のサイズも大きくなるんだろうか…。
♪BGM♪〜『ABBA GOLD』by:ABBA
≪≪ 昨日の映画は『トロイ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『レディ・キラーズ』 『デイ・アフター・トゥモロー』
有名なトロイ神話。
私は、このトロイ戦争後⇒この映画の登場人物の息子や娘、夫ヘクトルが死んで残された王妃の物語芝居:『アンドロマック』を何度も見ているので、今回、親の(夫の)話を映像で見れて、とても満足でした。 アンドロマック=ヘクトルの奥さんで、ヘレンの娘、アガメムノンの息子、アキレスの息子を中心とした物語(ちと、余談)。
「あ〜、アンドロマックは、息子を連れて、こうやって逃げたんだなぁ」とか、「あ〜、ピュリス(←アキレスの息子です)は、あの時、既に彼女のお腹の中にいたわけだなぁ」とか、全てが繋がった感じ。
ただ、古典を描いているわりに、なんとな〜く雰囲気が軽く感じたのが唯一、残念なところでした。 一応、ブラピ主演って事でアキレスに焦点を当てているんでしょうけど、それならそれで、もっとアキレスを中心に描くべき…なのでは?
当初、自分の中でアキレスのイメージとブラピのイメージは全く掛け離れていたけれど、実際、スクリーンで見てみると、「あ、こうゆうのもありかな」と感じられた。 私はブラピは好きでも嫌いでもないけれど、『スパイゲーム』とは、また違う魅力があったんじゃないかな〜。
ヘクトルは、役柄的にオイシイので(笑)あまりメジャー過ぎる人は嫌だなぁと勝手に思っていたけど、エリック・バナは超満足でした! 1番、自分のイメージどおりでした。
オーランド・ブルームは、私の中では、永遠にレゴラスを越えられない…。 ハリソン・フォード×インディー・ジョーンズ ブルース・ウィリス×ジョン・マクレーン みたいなもの?かな。 今回も、結局は、ある意味レゴラスになってたけど(笑)、、、ワラ人形で練習してるシーンが笑えてきた、「アナタ、そんなことしなくても完ぺきでしょ」と。 まぁ、情けない役を情けなく演じていたので、面白かったです。
御存知の方も多いかと思いますが、「アキレス腱」(←脚の)とは、このブラピが演じるアキレスが由来となっています。 ラスト、パリスにアキレス腱を射たれましたね。 ブラピは胸に刺さった矢は自分で引っこ抜いていたけど、アキレス腱に刺さった矢は、そのままで死んでいった。 まさに、アキレス腱の由来になったシーン、そのものですな。
♪BGM♪〜『ABBA GOLD』by:ABBA
≪≪ 昨日の映画は『ビッグ・フィッシュ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『グッバイ、レーニン!』 『レディ・キラーズ』
2004年05月19日(水) |
『ビッグ・フィッシュ』 |
エドワード・ブルーム(アルバート・フィニー)は、お伽話が得意で、誰もが彼の語る物語に夢中になった。 たった1人、息子のウィルを除いては。。。
予告から受けた印象とは違う内容で、なかなか面白かったです。 そして、ラストは号泣。
うちの父は、家の中ではほとんど話をしない人。 決して冷えきった家族というわけではないんですが、私と母がすぐ隣でしゃべっていても会話に参加してくる事は無いし、父に何か話し掛けても、最低限の返事しかしないようなタイプの人。 まぁ、一般的に、29歳の娘と54歳のオヤジがワイワイ話するような状況も、なかなか無いかと思いますけど(笑)これは私が幼少の頃からあまり変わっていない。 多分、母と父が恋人同士だった時代から変わってないんじゃ…。
なので、私は、おしゃべりな男の人がチョット苦手だったりします。 それは、父親みたいなタイプの人が好きというのでは無くて、単純に、色々お話しする男の人に慣れていないので、驚いてしまう部分が大きい。
だから、この映画のお父さんにはビックリしたー。 子供に、こんなにいっぱいお話しを聞かせてあげるなんて、我が家では今まで(も、これからも)絶対にありえない状況だから。 父親と子供との距離感について、とても興味深く見れました。
エドワードの若き日の恋人(現妻)を演じてた、アリソン・ローマン⇒ジェシカ・ラングが、何の違和感もなく、スーッと自然に歳をとっていった感じで非常に良かったと思います。 ウィルの奥さん:ジョセフィーンも綺麗だったなぁ。 全般的に女優陣が好感をもてました(どの人もセリフが少なかったけど、良かった)。
「人生なんて、まるでお伽話さ」と思えたら、人生捨てたもんじゃないだろうね。
♪BGM♪〜『Nat King Cole at the movies』by:Nat King Cole
≪≪ 昨日の映画は『アドルフの画集』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『トロイ』 『グッバイ、レーニン!』 『レディ・キラーズ』
1918年のドイツ。 第一次世界大戦で大敗し、混乱の中、1人の帰還兵、アドルフ・ヒトラー(ノア・テイラー)は、仕事も住む所もなく途方に暮れていた。 自分の芸術を何とか表現しようと模索している時、裕福なユダヤ人画商:マックス(ジョン・キューザック)に出会う。 アドルフに絵画の道を進ませようと力になるマックス。 2人の交流がはじまるが、アドルフが生活の保証と引き換えに、軍から演説を頼まれて。。。
“ヒトラー”と聞いて、思い浮かぶ映像って、ほとんどの人が似たような映像(写真)だと思われます。 でも、この映画は、その誰もが思い描く“ヒトラー”になる前の、ヒトラーを描いた作品です。
私は、ヒトラーが画家志望だったという事は知っていたけど、やっぱり1番最初に思い浮かんでくる映像というのは、いわゆるあのヒトラーで、、、でも、赤ちゃんから突然、あのヒトラーになったわけではなく、当たり前だけど、その完成形以前の人生というのも存在するわけで、、、とても興味深い作品でした。 「彼にも違う人生があったのでは?」というテーマを、よく描いてありました。
皇太子様とて人から生まれた子。 ヒトラーも人から生まれたんだなぁ…と、思ったのが1番の感想でしょうか。
劇中ラスト、あの絵が世に出ていたとしても、彼の人生や歴史は変わらなかったかもしれない。 でも、画家という政治とは縁遠い立場にいた可能性もゼロではなかったわけで、結構、感慨深く思いました。 別にヒトラーに限らず、人の人生や世の中の歴史なんて、偶然性の紙一重だらけの部分が大きなポイントになったりするんだろうけど…。
この映画、原題は『MAX』、そう、ジョン・キューザックが演じるマックスです。 マックスが主役なんです。 架空の人物の設定ですが、実際にヒトラーと交流があったユダヤ人画商達を複合させた人物だそうです。
戦争で右手を失ってしまって画家の夢を諦め、画商になったマックス。 裕福な暮らしをしつつも、失われてしまった自分の夢(人生)に、やりきれない日々。 ゆえに、ヒトラーに画家としての夢を託したかったんでしょうね。 彼の人生も、また、「彼にも違う人生があったのでは?」なんですよね…。 あぁぁぁ、、、マックス。。。
ジョン・キューザック、最高でした。 私は、元々、あまり好きな俳優ではなかったんですが、2月に見た『ニューオリンズ・トライアル』で、印象がアップして、今日で爆発(?)(笑)。 ゾクゾクするような演技っていうのかなぁ…。 凄かったです。 色んな役を見たいけれど、間違っても『アメリカン・スウィート・ハート』とか『セレンディ・ピティ』みたいなのには、できれば出演しないでほしいな。
こちらで上映の機会は無いだろうと思っていたけれど、16日〜19日までの4日間、自主上映があり、思いがけず見る事ができました。
≪≪ 昨日の映画は『フォーチュン・クッキー』
♪BGM♪〜『Nat King Cole at the movies』by:Nat King Cole
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ビック・フィッシュ』 『トロイ』 『グッバイ、レーニン!』 『レディ・キラーズ』
2004年05月14日(金) |
『フォーチュン・クッキー』 |
再婚間近の母親:テス(ジェイミー・リー・カーティス)は、精神科医。 娘:アンナ(リンゼイ・ローハン)は、バンドが趣味の女子高生。 ケンカが絶えない母娘。 テスの婚約者との食事会の最中にも大喧嘩をする2人。 中華料理店のオーナーからフォーチュン・クッキーをもらい、2人が割った瞬間に突然の地震。 でも、揺れを感じたのは2人だけで、何かがおかしい…翌朝目覚めた2人は、それぞれの体が入れ替わってしまったことに気付く。 明日はテスの結婚式、どうなる。。。
これ、もっと話題にのぼっても良い映画だと思うのになー。 大作=秀作とは限らないのに、映画館も、もうちっと宣伝を工夫したらどうかと思いますよ。 ホント、こうゆう作品が、あまり知られてないという理由のみで埋もれてしまうのは、もったいない。 TOHOシネマズ@浜松、チラシ無かったし、ポスターも貼ってないんだもん…。 実際、私が見た回は、15人ぐらいしかお客さんいなくて、ちょっぴり寂しい雰囲気でした(映画は熱くHappyなのに)。
ストーリーは、超古典的。 「今さら」な展開で、正直、新鮮味は感じられませんが、それを負かしちゃうくらい、主人公2人の女優が素晴らしかった! これは、2人の演技力がモノをいわせた作品でしょう。 上映時間もちょうど良い長さでスッキリまとまっていたけど、2人の演技をもっと見ていたかったから、もう一波乱ぐらい何か起きて欲しかったかも〜。 いやぁ、ホントに上手だったなぁ。
私は、先月、伸ばしてた髪を切り、本来のショートカットに戻したのですが、劇中のジェイミー・リー・カーティスを見て、「ここまでベリーショートにする勇気はちょっと無いけど、でも、こんなにステキになれるなら、もっと切ってもいいかな?!」と思ってしまった。 特に、入れ替わった後の2人のファッションや髪型がとってもステキなのだ。 凄くかっこいい女の人(女の子)でした。
ありえない話だけど、私が母親と入れ替わったら、、、?!、、、私はわりと母と性格が似ているので、妹と入れ替わった方が100%違う人格になれそうだ。
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もうじき公開の話題の韓国映画『実尾島』。 昨日、初めて予告を見たけど、もう、すっごい血ダーダー飛び散り(>_<) とても興味深い映画なので、早く見たいと思ってるんだけど、見れるシーンどのくらいあるんだろうか…?
♪BGM♪〜『Nat King Cole at the movies』by:Nat King Cole
≪≪ 昨日の映画は『死に花』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『アドルフの画集』 『ビック・フィッシュ』 『トロイ』
高級老人ホームで悠々自適生活を送る仲良し5人衆(山崎務・青島幸男・谷啓・宇津井健・藤岡琢也)。 ある日、源田金蔵(藤岡琢也)がポックリ亡くなってしまい、遺品の中から「死に花」と描かれたノートが見つかる。 そこには、銀行の金庫を破り現金強盗をする計画が。。。
オチには無理があるし、「そんなの無茶だってー!」と思う場面も多々あるけれど、老体に鞭を討ち(?)熱演の俳優陣に大拍手。 チョイ役だけどキーマンの森繁久彌にも大拍手。
ストーリー&劇中の描写としては、『トンネル』と『おいしい生活』をミックスした雰囲気でした。 あっ、あと、昨日、予告を見た『レディ・キラーズ』(コーエン兄弟監督×トム・ハンクス)にも似てる。 要は、トンネル掘りです。 そう、山崎・青島・谷・宇津井が必死の穴掘り。 頑張って力いっぱい穴掘ってましたよー(^_^#)
時々、最大級に笑えるセリフが出てきたり、基本的には現実離れしたコメディ路線なんだけど、「死」への恐怖や、痴呆症の恐怖、そして戦争の悲しい記憶などなど、時々は現実味があるストーリーでしたね。
特に私は、痴呆症の症状っていうのを初めて目の当たりにして、ビックリしました。 「あ、これがボケなんだ」 「ボケると、こんなんなっちゃうんだ?ウソ?」 いやはや、今、普通に超当たり前に出来てる事があんな風に忘れてしまうなんて…衝撃的だったな。
あと、高級老人ホームの内部ってホテルみたいで、これまたカナリ衝撃的でした。 私、どうも、「老人ホーム」と、「老人保健施設」とを勘違いしちゃう事が多くて(苦笑)いや、最近、磐田や浜松にはボコボコ老健の施設が出来てるからさ、ついつい思い違いしちゃうんです(;^_^A この映画に出てくるような老人ホームっていうのは、健康でお金がある老人の住処なのよね…。 高級マンションの住人が丸ごと老人ってだけなのよね。
色々と驚きがあったけど、1番凄かったのは、星野真里嬢と青島幸男のキスシーン! 星野嬢は、老人ホームで働くヘルパーさん役で、とってもイイ味出してます。 彼女、すっごく良かった。
平日の昼間でも客さんはそこそこ入ってたけど、どうみても20代は私1人だけでした(゚-゚)
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4月から新しく通い始めたダンスレッスンで、今、「パソドブレ」というラテンの種目を習ってるんですが、この踊りは、スペイン風の闘牛の踊りなんです。
リーダー(男)が、マタドール(闘牛士)を表現して、パートナー(女)が、ケープ&牛を表現。 一緒にレッスンしてる皆さんは経験者でかっこよく踊ってるんだけど、私は、先月から初めて踊った種目で、あたふたしてて、今日、先生が見るに見かねて(?)一言「みぃちゃん、牛の気持ちになって」と…(笑)(~_~;)
去年から通っている、もう1つのレッスンでは、先週から新たに「サンバ」というラテンの種目のレッスンが始まり、本日、私の体にはサロンパス7枚でした(*_*)
♪BGM♪〜『Nat King Cole at the movies』by:Nat King Cole
(いつも、このレポにも「ナット・キング・コールの曲(歌声)は、どうして、こんなに映画に合うんでしょう!」と書いてるけど、こうやって映画に使われてる曲ばかり集めたアルバムを聞くと、しみじみ良さが分かるね〜!最高☆)
≪≪ 昨日の映画は『世界の中心で、愛をさけぶ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『フォーチュン・クッキー』 『アドルフの画集』 『ビック・フィッシュ』
2004年05月12日(水) |
『世界の中心で、愛をさけぶ』 |
結婚を控えた朔太郎(大沢たかお)だが、自分の結婚に現実を感じられていない。 そんな時、婚約者の律子(柴咲コウ)が突然消えてしまう。 偶然見たテレビニュースから、律子が四国に行った事を知る朔太郎。 律子の下へ向かうが、そこは自分の故郷であり、昔の恋人:亜紀(長澤まさみ)との思い出が眠る場所だった。。。
タオルがぐしょぐしょになるくらい泣いたし、全体的には感動作だと思う。
でも、ストーリーの主題が何となくきっちり描かれてないような気が…。
大人の朔太郎は、「律子というフィアンセがいるけど、昔の恋人である亡くなった亜紀を忘れられない」という設定なのに、そうゆう想いの葛藤がイマイチ表れてないように思えました。 いわば、今まさに毎週見ている『冬のソナタ』状態なわけですよね? この設定って? けどさ、四国に行く前の段階で、全然、葛藤の場面が描かれてなくない?
四国に行って、亡き恋人の当時の肉声のテープを聞き、デートした場所を歩けば、そんなの思い出すに決まってるってっ。 それは、200%想いは亜紀に向かいますよ。 でも、こうゆう展開だけ見せられても、大人の朔太郎が日常で亜紀を忘れられなくて気持ちが揺らいでる様子なんて分からないよ…。 私、これが凄いズレた作りだなぁって感じたんですけど、、、みんな全然気にならなかったのかなぁ…?
ちょうど、3回ぐらい前の『冬ソ』で、ユジンがミニョンに言う「何1つ変わっていないのに、その人だけいないという状況があなたには分かりますか?」←みたいなセリフがあったけど、映画見ながら、朔太郎ってユジンと似たような状況なのに、日常での「亜紀を思い出す」「亜紀を忘れられない」っていうシーンが全然ないじゃん…と、思って見てました。
とはいっても、大沢たかおは、とっても良かったと思います。 でも、やはり、ちょっと物足りなかったかな。 登場時間が少ないというのもあるけど、もっとセリフをしゃべる役で見たいです。 亜紀のお墓を訪ねるシーンが『解夏』と、超かぶった!
少年の朔太郎と亜紀、森山&長澤コンビは素晴らしかったですね。 はっきりいって、この2人だけで良かったよ。 大人バージョンはいらなかったと思う。
1番いらなかったのは、律子。 最初、柴咲コウが足を引きずって歩いてる様子を見て、「あ〜、この子、何か障害がある設定なんだ」と思ったけど、まさか、あの繋がりとは、、、。 私、あの展開、個人的に、結構な興ざめだったんです…実は。
あと、平井堅の歌は最後だけじゃなく、途中で1回ぐらい流れて欲しかったなぁ。
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香港の写真upしました。 スターフェリーからと、ビクトリアピークから景色を撮った2枚が、携帯の画面で見るより綺麗に写っていて感動! 意外にちゃんと撮れていたなぁ〜!(^_^)!
例の竹の足場は、高い場所を撮っても竹かどうかが分からないので、低い場所を写しました。 でも、どんなに高層ビルでも竹なんですよー。 これ、バスの中から(バスの窓から)撮ったんだけど、ちょうど低い足場で、凄く分かり易いかと思います。 タイミング良くタクシーも入ったの。
≪≪ 昨日は香港旅行4日目〜実は極秘決行?!〜 ((ちなみに、まだバレてません(;^_^A))
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『死に花』 『フォーチュン・クッキー』 『アドルフの画集』
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