ウソツキ日記
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いくら偉い人だからといって、 立場が上だからといって、 トイレに行ったらちゃんと手を洗えよな! 役職なんか関係ないぞ。 あー、ばっちい。
ボクはそんな大人になるまい と心に誓った。
もう、いいおっさんだけど。
その男性は電車の中にいた。 ボクのとなりに座っていた。 年の頃なら40代後半といったところか。 深緑のポロシャツにスラックスという、 休日のカジュアルっぽい服装だった。 中肉中背で、やや髪の毛が薄くなってきている。
ボクは電車で文庫本を読んでいた。 まだ半分くらいのページだったので、 佳境とはいえない。 だから、めちゃめちゃ集中していたというほどではない。
突然、となりの男性がくしゃみをした。
ボクはビクっとなった。 その男性の顔を見た。 その男性は鼻毛を抜いていた。 右手の親指と人差し指で鼻毛をはさんでいた。
やけに長い鼻毛だった。
空気が汚い場所に住んでいると鼻毛が延びるという話を 聞いたことがある。 ここはそれほど空気の汚い土地なのか。
ふとボクは自分の鼻の下に人差し指をあてがってみた。 鼻の奥にすこしむずがゆい感触があった。 鼻毛がこんにちはしているということだ。
もう一度となりの男性を見た。 もう1本長い鼻毛がのぞいていた。
ボクは自分の鼻毛を鼻の穴の中に押し込んだ。 家に帰ったらはさみでちょっきんしようと 心にに誓った。
となりの男性がまたくしゃみをした。
ボクが気に入っている女性に ちょっとキツクあたられていた。 言葉の端々にちょっとトゲがあるというか。 露骨に、というほどではないが、ちょっときつい。
自分がその女性のことを気に入ってるだけにつらい気持ちで 過ごしていた。
今日、ふと優しい言葉をかけられた。
それだけで幸せな気分になるのは、心が疲れているからだろうか。 疲れた心に染み入る優しい言葉。 ほろっ。
キツイことばと優しいことばのギャップが 人を引き付けるのかもしれない。
例えるなら、不良が誰もいないところで良い行いをすると、 あいつは結構いいやつなんだなーという評価を受けるように。
…なんという下手なたとえなんだ。
2001年09月20日(木) |
できないやつがいる。なんかシリーズ化しそうだ。 |
簡単な仕事なんだ。 週に1回、翌週分の申請を行わないといけない雑用がある。 そう。雑用。 難しくはない。申請用紙の大部分はコピーですむ。 ただ毎週金曜日の午前中に申請しないといけないということだけが 面倒臭いだけだ。 そんなわけで今年入社したての新人に仕事として与えた。 毎週金曜日の午前中に用紙に記入して提出するように、と。
1週目はちゃんと受け付けられていた。 当然だ。
2週目、申請が受け付けられていなかった。 忘れたのか遅れたのか。 こら。ちゃんとやらんかい。
そして、明日が3週目だ。 こんど遅れたらしばく。
2001年09月13日(木) |
洗脳だぞ。それって。 |
みんなよくテレビを見ているもんだ。 たしかに大事件だけどね。 でも、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も 同じ映像を見ていると、 どんなにショッキングな映像でも見慣れてくる ってことはないですか?
慣れって恐ろしいと思う。 より強い刺激を求めはじめている人がいる。
そして、パレスチナでテロを喜ぶ映像が流れたり、 アラブ色強い容疑者を少しずつ出してみたりしている。 世論は反アラブへ向かう。 刺激を求めて。
行きつく先は戦争だ。 といっても核戦争じゃない。 通常兵器をじゃんじゃん使いまくるやつ。 戦争特需だ。 これでアメリカ経済が立ち直る。
日本はどうだろう。 自衛隊派遣なのか、それとも金銭支援なのか。 戦争特需で経済は立ち直るのか、 それともさらなる赤字国債乱発なのか。 小泉氏の判断ひとつ。
って、ことを考えてる人は多いんじゃないかと思う。
2001年09月12日(水) |
テレビを見ない。こんな大事件があっても。 |
今、テレビニュースでは アメリカでのテロ事件で持ち切りになっているのであろう と思う。
しかし、ボクはテレビを見ない人なのだ。 ここ何年もろくにテレビを見ていない。 皆無とは言わないが、まず見ない。 朝出かける前も見ないし、夜帰って来てからもテレビをつけない。 だからビルに飛行機が激突する瞬間のショッキングな映像も 実は見ていない。新聞の写真では見たが。
ボクは世間の情報に疎い。 疎いけど、とりあえず新聞は読むのでダイジェスト的にはわかる。
今回のような大事件の場合、 テレビの速報性はすばらしい効果をあげていると思う。 しかし、常に新しい情報があるかというとそんなことはなく、 そうするとテレビ番組を作る側も時間を消化しきれなくなって、 くだらないことを言い出す。やりだす。 これが耐えられない。
変に加工された情報。 ねじまげられた情報。 どうでもいい情報。
こんな情報はジャマなだけだ。
情報があふれている今、 いらない情報を捨てることも考えなくてはならないし、 いらないであろう情報を受けとらないということも考える。 いるかいらないかは、聞いてみないとわからないのだけど、 テレビの情報はいらないであろうと想像している。 なくても困りはしない。
だからテレビを見ない。
そんな人がいてもいいじゃないか。一人くらい。
2001年09月11日(火) |
眠いのはアドレナリン不足 |
今日は妙に眠気に襲われている。 今日は昨日の日記に書いた使えないヤツの面倒をみていない。 今日は精神的にかなり平和な一日だった。 今日はストレスのない一日といえるかもしれない。 今日はつまるところ怒りエネルギーが発生しなかったということだ。 今日はだから眠気が襲ってくるのだな。
と、思ったのは、どうやら間違いではなかったようだ。 さっき例の使えない後輩と話をしたら、どんどん目が冴えていく。 オーネムクナーイ。
これで仕事がはかどる。
でも、ちっともうれしくない。
できの悪い後輩がいる。
技術的に未熟っていうのもあるけど、 でもまぁそれは未経験という部分もあるので、 1回目はできなくてもいい。それで経験を積んで覚えればいいのだ。
しかし、考え方がおかしい。
「できないからやってください」 とのたまう。 「できないから教えて下さい」 ではない。 自分でできるようになろうという考えがない。 自分のできないことはやらないというスタンスだ。 おまえはそんなにえらいのか。 プライドだけは高い。 全てがそういう調子だから、入社3年になるというのに全然使えない。
誰もそういうことを教えなかったのが悪いんだろう。 もちろん僕も悪い。育てようとして教えてないから。 育とうという意志の見えるやつにはエネルギーを使うけど、 その気のないヤツにエネルギーを使う気はない。 僕は教師にはなれないだろう。
うちの会社って、育ったヤツだけ使う方針だから、 育たなかったヤツはほったらかしだ。 僕はすごく社風にそまっている。
無駄な人材を抱えているなんて、 もしかして、贅沢な会社なのかもしれない。
自分の処理能力を超える仕事量を抱えると 自分の頭ではいろんなことが考えられなくなる。 1つのことしか考えられなくなる。 没頭するということとは少し違う。 自分で集中して他の雑念を追い払っているわけではないから。 そこから抜け出せないという感覚が近いかもしれない。 やってもやっても終わらない。 無限地獄。 その真っ只中にいる。 いや、真っ只中よりは、まだちょっと入り口より。 今なら引き返せるのだろうかと思いながらも、 時間だけは情け容赦なく進行方向に進んでいく。 引き返すには、あるいは抜け出すには、 自分の強い意志で引き返すか。 あるいは、流されるまま、ずっと向こうにあるであろう、 出口まで進んでみるか。 2つに1つの選択肢。
以前とは全然違う芸風の日記だ。
えらく日記を書かなかったもんだ。 もっとも、今もあんまり日記を書く気力もないのだが ふと、現実逃避したくなって、 このページにアクセスしてしまった。
また、心の澱の捨て場所として、 この日記を活用しようかと 思わないでもない。
今日はそんなことを思わされた。 楽しみを見出せなかった1日。
では、また。
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