“独言”
にゃちこ



酒とエロ本とダンボール

ぼんやり覚えてるんだ。


あの日、
酒に酔って
靴が履けずに道路を裸足で歩き回り
帰宅するなり寝てしまった
僕の汚れた足の裏を
みんなが
床用マイペットで拭いていたことも

枕がないと
頭に血が上っていく気がして眠れないんだと
いつも言っている僕を知ってて
ブランケットを折って
枕代わりに頭の下に敷いてくれたことも

でも酔いつぶれた僕はタバコくさくて
少し離れて寝てたね 笑




いつか、
君を驚かそうと思って
急に君の家に行くと言った時
ごめん、今日は家はだめだよ、といって
入れてくれなかった。
あの時、
君の部屋に隠されていたのは
今僕の家に届いている
大きなダンボールに入った
みんなからの気持ちだったのかな。


エロ本だと思ってた 笑

ゴメンw




みんなが帰った後
僕は涙が止まらなかった


2006年08月11日(金)
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